昨夜は参った!疲れた!
父がついに徘徊体験をスタートさせた。
長年住んでいて家もあるO市に帰りたい病がいつもいつも出ます。
が、今まではO市へは車で行かなくては行かれないと思い込んでますから歩いての徘徊はないものとこちらが思い込んでいたのが甘かった。
夕方少々(かな?)私といさかいを起こしたのが要因だと思う。
7時までいたのを承知していたが、7時30分確認したらいない!
外出する時に着る上着はある。
トイレ、お風呂、押入れ、物置にはいない。
靴が無い。
お金は無いわけだ。
自転車で近くの交番を覗きに行ったがその気配は無い。
スーパーマーケット、食堂、ドラックストア・・覗きまわっていつもは車車の私が自転車で走り回った。
”運動だと思えばいいか”なんてこんな時でも理屈をつけるのが私。
その間夫も車で探し回ってくれる。
「警察に届けよう」と夫から携帯に電話が入る。
近くの交番に行った。
中に三人の制服警察官が見えた。
厚いガラス戸の入り口は鍵がかかっていてトントンとノックしてもさっぱり伝わらない。
窓の方また入り口と中に合図しながらその周り回って、回った。
ついにひとりが気づいてくれた。
「年寄りが・・・」と言いかけたら即座に「ああ白髪の・・・」と答えた。
「あっそうです」
居たんだ!
中に案内されて入ると
奥の取調室で全く状況を把握していない顔でお茶をいただいていた。
それでも「来てくれたんのか」と幾分安堵していたが、あくまでも自分の置かれている状況は分かっていないのだ。
調書に私が書き込んでいると「丁寧に書けよ」「読めるように書けよ」と声をかける。
思いも寄らない方向にある事務所の方がおかしいと思って交番に知らせてくださったらしい。聞くと”O市から来た”と言うから困っていたらしい。
これからこれに味をしめて(?)頻繁に正式な”徘徊”は起こりうることが想定される。
こちらももう一回箍を締めなおさなくっちゃ・・・。
今朝はいきさつを話しても一切もちろん覚えていない。
「どうして警察はそういう出鱈目を言うんかなあ」と言っていた。