こんにちは。
雪模様から雨模様になった松江・白潟本町です。
研修生Hさんの報告もありましたが、
昨日は奥出雲町へ行っておりました。
雪が多くてびっくり。
久しぶりにしんしんと降り積もる雪景色に包まれ、
無事に帰れるかしらと不安になる一方
心鎮まる一時を過ごしました。
さて、更新が滞っていたので今更ですが
12月18日に歴史館で開催された
石橋・まちづくりフォーラム
「はじめの一歩をふみ出そう」
のレポートです。
まちづくり塾は去年から松江城の北にある石橋町の
まちづくりのお手伝いをしています。
江戸時代からの町家が残る静かな街並みのまちです。
現在も魚屋さん、パン屋さん、蕎麦屋さん、豆富屋さん、醤油屋さんなど
昔ながらの商店があり活気のある通りになっています。
まちづくり塾では石橋町の町家を調査したり、
空き家になっている家を掃除するプロジェクトを開催するなど
いろいろなサポートをしてきました。
その報告も兼ねて
「はじめの一歩をふみ出そう」というテーマで
これからの石橋町を考えるシンポジウムを開催しました。
最初は倉敷で町家の利活用を進めていらっしゃる
NPO法人倉敷町家トラストの中村泰典さんの講演です。
「まちに灯(あかり)をともす」というタイトルで話していただきました。
倉敷の美観地区にある町家を昔ながらの街並みにあうように直し
利用・活用をする活動をなさっています。
倉敷と松江ではいろいろ条件は違いますが
地元の方や行政と一緒に協力してまちづくりを進めることで
くらしやすくやさしいまちになればいいなと思いました。
まちに灯をともす方法は直接的・間接的いろいろあるのですが
できることから始めようという点では、
自分の家の門灯をともすという活動が目から鱗でした。
「門灯をつける」という小さなことから
自分たちのまちだという自覚も生まれ
きっともっとまちをよくしようという気持ちもわいてくるのだと思いました。
続いては事例発表です。
NPO法人夢蔵プロジェクトの田中国彦さんから
「蔵の再生から夢蔵プロジェクトへ」というタイトルで
米子市で行われている蔵を中心とした活動の報告がありました。
「石橋の風情を育む」と題して
石橋町在住の加藤基さんとまちづくり塾の金坂浩史から
石橋町の取り組みの報告もありました。
最後は「まちが活き人が活きる」をテーマに
意見交換も行いました。
それぞれの地域が悩みもありつつ
未来に向けてがんばっているという姿を見ることができて
とてもよかったです。
景観づくりというと少し硬いイメージがありますが
自分たちのまちをもっと好きになるための一段階だと思うと
もっと積極的にかかわりたいと思えるのではないでしょうか。
2時間という短い時間ではありましたが
濃密な時間を過ごせたのではないかと思います。
参加くださったみなさま、ありがとうございました。
さて、本日12月27日でまつえ・まちづくり塾の本年の業務は終了いたします。
わたくしYukaが事務局を担当するようになった5月から
本当にいろいろなことがありました。
石橋町での活動以外にも
奥出雲でのワークショップ、
松江市での無料レンタル傘「だんだん傘」の運営、
新大橋商店街のまちづくりのお手伝い、
「秋のまちコレ」と題したまちあるき、
松江NPOネットワークの立ち上げなどなど
今年一年いろいろなことに関わらせていただきました。
この一年でいったいどれだけの人と出会えたのか
思い出すだけでこころがいっぱいになります。
大好きな松江のまちに
知っている顔がどんどん増えていくことがうれしいです。
来年もまたたくさんの方に出会えますように。
そして、いろいろな活動ができるように願っています。
まちづくり塾に関わったみなさま、
本当にありがとうございました。
ブログをご覧いただいたみなさまにもお礼申し上げます。
来年はもう少し頻繁にブログを更新して
みなさまに情報提供をしていきたいと思います。
FACEBOOKも有効利用できたらいいな。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
Yuka