研修生のHです。
文字どおりのクリスマス寒波となり、大変な週末となりました。
今日の松江市内も、車道は走れるものの、歩道は雪が残ったまま、カチカチになっておりました。
おケガなどなさいませんよう、お気をつけくださいませ。
さて昨日、来月開催予定のシンポジウムの打ち合わせのため、塾のメンバー四人で
奥出雲町役場仁多庁舎へお伺いしました。
松江からの近道は山道のため、山の間を縫う
国道314号線がよいだろうと判断。
国道9号・54号・314号線と迂回することにしました。
ところが――
まず国道9号で自然渋滞に巻き込まれてしまいました。
来待駅前あたりまで、なかなか進みません。
54号線を無事通り、さらに314号へと進みますと――
轍が固くなり、そのとおりにしか進めません。
下のほうを擦ってしまうのでは、という心配もありながら、ゆっくり進み、無事到着。
奥出雲町では打ち合わせのほか、井上勝博・奥出雲町長へのご挨拶、会場の下見などを行いました。
しかし終わるころには――
雪はずんずん積もっていきます。
帰りの車内からは、信号機がうまく見えません。
少しスリップもしましたが、とにかくゆっくり走りました。
もと来た道を無事戻り、松江に着くころには、すっかり暗くなっておりました。
奥出雲から帰ってきた者からすると、松江の雪はまだ、はるかに少ないように思えました。
奥出雲町の担当の方に、今回の雪の具合をお尋ねすると、まだ序の口とのことでした。
行き帰りの車中で、私は鈴木牧之の『
北越雪譜』のことを思いましていました。
越後魚沼地方の雪にまつわる話をおさめた、「雪の民俗学」といってもよい、江戸時代の古典です。
雪の中に生きる人びとの姿は、便利になった現代も、案外そう変わっていないのかもしれません。
みなさま方の温かいご支援とご協力のおかげをもちまして、塾も今年一年、さまざまな催しを行うことができました。
まことにありがとうございました。
来年も何とぞ、よろしくお願いを申し上げます。
どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。
【H】