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2020年06月03日

今、大阪で起きていること。今、必要なこと。

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新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中で政府から外出自粛の要請が出され、日本では緊急事態宣言が解かれた今も、世界には厳しい都市封鎖が続いている地域があります。

このブログを読んでくださっているみなさんも、少なからず不便やストレスを感じ、いつになったらもとの暮らしに戻れるんだろうか、と不安を感じられているのではないでしょうか。

そんな不安や生きづらさは、今回世界的なパンデミックをおんなじ空の下で経験した人同士、国境を越えて分かり合えるはず。
ひとりひとりの「私」が暮らす「地域」は「世界」のどこにでもあるのだから。
そんな思いで「私と地域と世界のファンド:みんなおんなじ空の下」を立ち上げました。

今日は、私たちの地元「大阪」の「空の下」をお届けしたいと思います。

1 暮らしの変化に子どもたちは、そして親たちは?
2 生活不安やストレス。思わずイライラしてしまう・・・
3 やっぱり「ひとりじゃない」って大事なんや!


暮らしの変化に子どもたちは、そして親たちは?

今回のコロナウイルスの感染拡大を受けて、子育てをしながら働く人たちの中には、自宅待機になったり、初めて在宅勤務を体験する人もたくさんいました。
そんな中で突然に決まった学校や幼稚園のお休み。
多くの親たちは、戸惑いながらこの3ヶ月を過ごしてきました。

岸和田市内で小さな子どもを育てている親子がいつでも気軽に立ち寄れる親子広場の活動を5年以上続けてきた「NPO法人ここからKit」。
「子育て」を「孤育て」にしない、という思いで、子育て中の保護者の思いを受け止め、寄り添っています。

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新型コロナウイルスの影響下でも、「必要な人がいる限りは」とギリギリまで感染予防対策をしながら活動を続けていましたが、市内で感染が出たことをきっかけに親子広場を一時活動自粛するという苦渋の決断をしました。

集まれない中で、お便りにメッセージを添えて届けたりしながら、自分たちに何ができるんだろう…と自問自答を繰り返していた代表の長谷川秀美さんは、広場に遊びに来てくれていたママさんたちに電話をかけ「お元気ですか?」をはじめました。

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声を聞くなり「お久しぶりです!」という声にホッと一息した一方で、子どもとずっと一緒で普段怒らないことでも腹が立ったり、気づけば朝から夜まで大きな声をあげてた自分がいたことなどを話してくれる保護者の思いに触れて、大人も子どもも大きなストレスを感じながらの日常に、しんどさを感じている様子が伝わってきたといいます。
子どもたちのこともとても心配になりました。


生活不安やストレス。思わずイライラしてしまう・・・

赤ちゃんと一緒に高齢者施設を訪問して交流活動をしている「赤ちゃんボランティアの会in岸和田」の代表、近沢真伊子さんは、ご自身も3人の子どもたちを育てながら同じ立場のお母さんの声を聴き続けています。

「夫が1ヶ月半程自宅待機になり、最近やっと復帰しましたが、給料も満額貰えるのか不安…ボーナスは0の予定…今すぐ路頭に迷うようなことはありませんが、お金のことで夫婦喧嘩もしました。自宅がマンションなので、子どもたちをのびのび遊ばせることも難しいです。」

「家族以外と話せないのが辛い。些細なことで怒ってしまう。夫に対してイライラする。」

「在宅だからこどもを見れるなんてありえない話で、お給料をもらいながら必死に働いてるのに片手間にできるはずはありません。在宅だったら家で見れるでしょ、というプレッシャーは本当につらいです。」

「コロナが始まり幼稚園が休園になったけど、子どもたちは外に行きたがる、買い物にいくと2歳の息子はあちこち触る、散歩にいくと白い目で見られ引きこもり生活になり、パパに話しても考えが違って、ぶつかって。イライラが頂点まで達してしまった時に、わざとお互い傷つけあってしまいました。誰にも会えないからパパしか言えなくて言いたい放題言ってしまって。ただ聞いてもらいたかっただけやのに…。」

「コロナうつ?涙がでできて。助けてどうしたらいい?こんなしんどいから楽になりたい、何もしたくないと落ち込んでいたら、娘がなんで泣いてるの?と聞いてきました。」

在宅ワークや外出自粛で子どもと閉じこもり生活、限界をこえているということを強く感じたといいます。


やっぱり「ひとりじゃない」って大事なんや!

電話でひとりひとりに寄り添った長谷川さんのもとには、数日後、お母さんからこんなメッセージが届きました。

「一番うれしかったのは自分のこと・子どものことを気に掛けて下さったという心でした。
今、働いているわけでもなく…こどもも本来は園に通っているはずですが、まだ登園出来ておらず…何かどこにも属していない感じがしていて。気に掛けて下さる人がいるだけで元気が出ました。」

今、ここからKitでは、感染対策をしながら広場を少しずつ再開しています。

近沢真伊子さんは、少しでも親同士が思いを語り合える場をつくりたい、とオンラインでのおしゃべり会を始めました。

こうして、身近な地域のつながりの中で「ひとりぼっちじゃない」と思えることで、親は気持ちに余裕をもって子どもたちと向き合うことができます。

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今こそ必要な地域での支えあい。
そのために、「支える人」を支えてください。


新型コロナウイルスの影響下で感染リスクや経済的な不安などを感じながら生活するストレスは、大切な子どもたちの育つ環境に大きな影響を及ぼします。

身近なところでつながりがなくて孤立している家庭はまだまだあると思われ、そんな中では親も子も、閉ざされた空間の中でますますしんどい状況になっていきます。

人との接触を減らすことで普段よりさらに見えづらくなっている家族の問題やちょっとした異変を察知したり、しんどくなったときに頼れる専門機関の情報を伝えたりできるのは、身近な地域での支えあいです。

閉じこもり生活の中で辛い思いをしていた子どもたち、保護者の心のケアは、今こそ必要です。

一方で、そんな支え合いを紡いでいる市民活動団体も、コロナ禍での活動自粛により、活動を続けるために必要な事業収入や寄付金が激減するという状況にあります。

このファンドでは、今日お伝えしたような課題を解決するために日々活動している団体を支援するために寄付を募っています。(助成先については公募の上、審査によって決定します。)
皆さんからのご寄付がたくさん集まれば、より多くの団体を支援できます。
みんなおんなじ空の下、命と暮らしを守るための支え合いに、ぜひあなたのご支援をお願いいたします!

#私と地域と世界の大阪ファンド
#みんなおんなじ空の下
https://congrant.com/jp/mlg-fund/index.html


情報・写真提供:
NPO法人ここからKit http://cococolorkit.net/
赤ちゃんボランティアの会in岸和田 https://www.facebook.com/kishiwada.baby.kids.volunteer/
posted by 青山 at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 支援のお願い