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ガンと戦い 第3ラウンド終わる [2015年07月31日(Fri)]



この半年間に3つのガンの治療で3回入院、さらに来月心臓の手術
を待つ友人Tがいる。退院後、彼の家を訪れる。意外に元気そうだ。
昨年の12月の前立腺がんの放射線治療から始まり、膀胱がん治療、
そして今回の肝臓がんの治療と立て続けに新たながんと激闘した。
今回の治療は風変わりで、ガンにアルコールを注入する方法なのだ。
肺の近くなので、ポイントが狂わないように息を止める必要がある。
止める時間は20秒間位。彼はその達成のため洗面所で訓練をした。
その成果があってアルコール注入治療が無事終わった。彼の顔は真
っ赤だったそうだが、アルコールによる酔いなのか、息を長く止め
たせいかは分からず仕舞いだった。太めの体が大部スリムになった
が、体力の回復を待ち、次なる心臓の手術に備えている。彼は現役
時代に2度も心筋梗塞を患い、バイバス手術が必要になっている。
この宿敵に立ち向かうには暑い中、いかに体力を蓄えるかが勝負。
奥さんの献身的なサポートを受け、頑張って欲しい。
彼から思わぬ話を聞いた。医者は「ガンだからと言ってすぐ治療を
勧めない。特に高齢者の場合は悪性のガンでない限り、放っておく
のも一つの方法。寿命が尽きるのとガンで逝くのと同じ位に考えて
いる」とのこと。何かガンの恐怖が少し薄らいで、ホッとした。
見舞に行きながら逆に元気づけられて別れ、真夏の太陽の下に出た。
彼の長所は実に慎重ながらも楽観的に考え、周りを和ませてくれる。
「病院は避暑地だよ」と笑う。きっと何度でも帰還する男と信ずる。

明日から私は名古屋に向け出発する。都山流尺八の本部講習がある。
会場の場所は何と彼が転勤で住んでいた隣町だよといって奥さんと
二人で懐かしそうな表情を浮かべていた。尺八を吹ける体に感謝し
て、暑い名古屋に行ってきます。楽しみは行きがてら静岡の兄の所
で1泊する。また講習後、もう1泊して知人の愛知教育大のT先生
のご案内で郡上八幡に行けること。T君に悪いが、健康な体に感謝
である。これも102才の母のお陰かも知れない。留守には弟の嫁
さんが母の面倒を見てくれる。何と幸せ。ありがと〜う。ではまた。