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晩夏の湯殿山 祖霊を拝する [2010年09月23日(Thu)]



 

岩手の新聞社を定年になった66才の弟・トックを
誘い、彼の車で3日間の出羽へドライブ。9月6日。
猛暑がまだ続き、とても、初秋とは云えない熱さだ。
2時間程走ると湯殿山に到着。ここが今回の旅の大き
な目的の一つ。実はここに、4代前の祖先を顕彰する
石碑が建てられている。私は以前、一度だけ訪れた。
トックは初めてで興味深々の面持。
目前に青空に突き出んばかりの大きな鳥居が出迎える。
くぐった右手に目指す石碑が建っていた。しかも2基。
苔をこすり落としながら、石面を見ると間違いなく湯
殿山と掘られた下に「師、清運海上人、五千日山篭」
とある。周りにも小ぶりの石碑があるが、いずれも
2千日か3千日が多い。やはり群を抜いている。
15年間も行を積み、最後は木食行で人々の罪穢を一
身に背負い、即身仏となったと言われている。
この先祖をそこまで駆り立てた要因は一体何だったの
だろうか。今や何も手がかりが残されていない。が
彼の父親である半四郎光明(5代前)は狩野派の東東
洋の片腕と言われた絵師。その父がこの近くの注蓮寺
で幕末の暗闘に巻き込まれ、非業の最後を遂げた。
このことと無縁とは思えない。真相は雲の彼方だ。
祖霊のご冥福を祈って、湯殿山の奥へバスで登る。







ご神体を拝するために素足になり、お祓いを受ける。
石の感触を素足に感じながら奥へ進むと急に開け、
茶褐色の大きな丸い岩がてっぺんから熱い湯を流し
ながら鎮座している。あ〜これぞかの有名なご神体。
参拝後、熱い湯につま先だって歩く。ご神体の裏側に
登ると目の前に、仙人沢の奥に広がる何層もの山並が
見渡せる。晴れた青空の下、何とも神々しい景色だ。
思わず合掌したくなる。それもそのはず、この景色が
また神さまなのだ。注連縄があり、お賽銭箱もある。
途中、ありがたい足湯にも浸る。足が軽くなり、下山。
車を峠の「ななかまど亭」に止め、「のんびりしてくれ
の」と歓迎され、美味しい蕎麦をいただいた。(続く)
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