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岩井崎と雷五郎と潮吹き [2010年05月23日(Sun)]




ライオンズの総会が気仙沼で開催された。
宮城県の北東の端で岩手県との県境。
独特の文化を持ち、先日亡くなった井上ひさし
「吉里吉里人」のモデルに近いところ。
今回のお目当ては一緒に行った仲間と民宿に泊まり、
美味い魚を食べ、三陸の海をスケッチすること。
宿は市内から車で30分位、南東に下った岩井崎。
直ぐ目の前は太平洋の荒波が打ち寄せるリアス海岸。
「ドドーン、ドドーン」と海鳴りが響いてくる。
一望した途端にこの場所が好きになった。
すでに夕暮れ。
明朝を期待して、風呂上りに一杯飲む。
夕食のお膳は雲丹やフカヒレが並び、
酒っこが、はかがいく。
今日の客は我々4人だけ。
見ると広間には立派な舞台がある。
興に乗り、持っていった尺八を吹くことになった。
女将の両親まで聴きに来る。
5月の子供の日に施設でやった曲を連続で吹いた。
途中で親父さんが録音器で収録。
酒を飲み、浴衣掛けで吹いているのに恥ずかしい。
暗い中、漁に出掛ける時に聴くのに良いので是非という。
思わぬ受けのよい演奏となった。
翌未明、薄暗い中、海岸に出掛ける。
ちょうど太陽が昇り始めた。
ふと目の先に像が見える。
ご当地出身の9代横綱秀ノ山雷五郎だ。
剣のような岩に波が押し寄せ、潮が高く
吹き上げるのをジッと睨んでいる。
もう一枚スケッチしている内に
すっかり手が冷たくかじかんでしまった。
しかし五月晴れの下、じっくりと5月の国立公園
南三陸岩井崎を観察できた。
またとない幸せなことである。
朝食後、女将が駅までラッシュの中を車で送ってくれた。
車中での彼女の話しは気仙訛りでぬくもりがあり、
随処に、観察力が溢れていて面白かった。
冬にアゲハ蝶が部屋で孵化し、冬空に放したこと。
獲物を奪い合うカラスとカモメと猫の駆け引き。
重い獲物は猫よりカラス。
熱いものはカラスより舌の短いカモメ。
猫が6〜7匹、円陣を組んでの早朝のミーティング。
これはまったく違う場所でも見たという。
また夏に孫たちと来れたら楽しいだろうなと思いながら、
各駅停車の列車に乗った。
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