東仙台小学校6年生との交流 [2010年02月08日(Mon)]
![]() 日本の音楽 「琴と尺八の調べ」と題し、 自分たちが生まれ育った日本の伝統音楽に親しもう との趣旨で、2月4日(木)東仙台小学校で開催。 仙台三曲協会派遣講師は筝・宮城会橘成子、寿好両氏 と尺八は私。天気は快晴。寒波襲来で震え上がる日。 風邪上がりで、下着にらくだを重ね着して出かける。 子供たちは元気な顔で会場の床に座って待ち構える。 筝の説明の後、開幕は「春の海」。瀬戸内の春ののど かな海を感じたのか、盛んな拍手。今回は学校では 初めて演奏される曲が2曲あった。 1つは国沢秀一の「遊春」。三絃2棹と尺八で演奏。 三絃の説明には最適であった。 もう1つは地唄「鶴の声」。短いとはいえ、地唄を 小学生がどう受け止めるだろうか。不安があった。 なにせ歌詞の内容は一夜、雨宿りした男女が翌日に 結婚をすることになったという恋物語。 寿好氏は歌詞を配付、黒板にも貼り出し、「江戸時代 のはやりの歌謡曲みたいなもの。これをどう歌うの か聴いてね」と見事に説明、三曲合奏に入った。 尺八の説明の後、本曲「岩清水」の一部を演奏。また 現代ものを急に要望され、「千の風になって」を吹奏。 このほか、「さくら」を筝と尺八の合奏に合わせ、寿好 氏が地唄風に歌ってみせた。終曲は「崖の上のポニョ」 1時間半という長い時間だったが、2クラス70人近い 生徒は実に静かに聴き入っていた。 感心したのは担当の先生が自分の感じるままに、人とし て大事なことを教育していたこと。今回の機会は友達を 通じて、紹介され実現しました。友達を大事にしよう。 この視聴覚室は英語を学ぶため、周りに沢山英語の張り 紙があるが、今日聴いたような日本の楽器、音色を大事 にして、外国の人と接していきましょう。 教育は機を見て、臨機応変の大切さを教わった。 |