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雨地獄 高知からの脱出 [2014年08月18日(Mon)]


 雨は2日間の講習中、ある時は激しくまた静かに降り続いた。
全国都山流尺八講習会は水かさの増す鏡川河畔の三翠園で開催。
台風12号は停滞、ゆっくりと自転車並みの速度で北上。その間、
3か月分の雨量を3日間で絨毯爆弾のように水を落としていた。

「ルルルル―」と甲高い音が突然、会場のあちこちから流れた。
250名超の参加者の携帯から緊急警報が発せられているのだ。
講師も話を中断して様子を窺う。役所に勤める会員が状況を聞
いて来て報告。「危険水域に迫っているが、引き潮なので動かず
にいる方が良い」。やや安心して、2日間の講習を何とか終えた。

今回の講習会のお世話いただいた高知県支部の方々全員が申し訳
なさそうにして「お気をつけてお帰り下さい」と見送ってくれた。
私は山ア愛山支部長に「荒天はあなたのせいではありませんよ」と
声をかけ、笑って別れた。高知県支部の人達のこの1年間のご苦労
は大変なもの。心より感謝。外は土砂降り。タクシーを待つ人で長い
行列ができた。実はこの日、妹のいる松江まで行く予定だったが、
鉄道は運休。道路もあちこち寸断。とても岡山まで抜けられない。
あきらめてもう1泊することに決め、明日、様子を見ることにした。

ホテルの紹介で、近くにいい店があるというので小降りの外に出た。
その店は「たたきや」の名の通り、鰹のたたきが売り物。これで3
日間連続、たたきにありつけた。が、いささか食傷気味。ところが
看板だけのことはあった。特に塩たたきは絶品。4人の仲間は満足。
そこに現れたのが何と松江の尺八の仲間である。先から飲んでいた
らしくすでに出来上がっていて、雨も忘れて盛り上がった。

翌朝のトップニュースは相変わらず、高知の台風被害を報じている。
意を決し松江行をあきらめ、動いているという龍馬空港に向かった。
がらんとした高知駅とは対照的に空港は混雑していた。あらかじめ
帰途用に予約していた出雲空港発をキャンセル。便を調べると30
分遅れの羽田行きに空きがある。しかもシニアの窓際の優先席確保。
台風のぶ厚い雲の上に出ると、太陽の光注ぐ青空がまぶしかった。

わずか1時間20分で羽田に到着。新幹線と在来線乗り継いで8時間
を考えると「便利は人間にとって幸せか」の疑問はどこへやら?
文明の利器のありがたさが今回は特に身に染みた。

妹に先送りした土産の白松最中は空しくなったが、優しい妹の言葉。
「今度来るときは土産はいらないからね」まあ、しゃ〜ないね。

その後台風11号が連続して高知を襲った。いまだ交通手段は遮断。
ところが先日のニュースによると、高知の名物「よさこい祭り」が
前夜祭は中止になったが、本祭りは予定通り華々しく挙行された由。
さすが龍馬、慎太郎、半平太をはじめ志士の出どこと感心した。
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