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H26年の年頭にあたり 自然体の挑戦 [2014年01月05日(Sun)]


 元日の朝、目覚めると窓外は薄明かりながら、まだ
日の出前。息子らは初売りに行くのか何やら騒々しい。
ふと日の出を見たい衝動に駆られた。急いでカメラを
持ち、近所の展望台に早足に駆けつけた。駐車の列が
長い。展望台よりも外人墓地の方に人だかりしている。
そこにたどり着いて、東の海の方に目をやって驚いた。

これまで見たことも無い赤紫に燃えるような真紅の陽
がそこにあった。海上から出たばかりの太陽は少しも
まぶしくなく、じっと直視できる。不思議である。
人目もはばからず、太陽に向かって長く手を合わせた。
今年のモットーは挑戦である。しかし無論若くは無い。
ムリをせず、熟年の自然体での挑戦といきたいものだ。
今年101才でカクシャクとしている母の後塵を拝する。

挑戦の筆頭は尺八と絵のコラボである。尺八は18才か
ら始めて55年。教授はじめ即ち開軒してから50年目。
福島大で始めた竹の縁がどんどん広がり今日まで来た。
不思議なことに、そんなに長い間やっていたという実感
は全く無い。何故か。それは尺八が単純な楽器である
だけに奥が深いからかもしれない。呼吸する息の質・量
が敏感に音色に反映する。感情が直に伝わる楽器である。
吹けば吹くほどその魅力に囚われてしまうのだ。

私が主にやった演奏会は20回を超え、何か会を開くの
も正直、億劫になってきた。そんな中、10年前から始
めたアクリルの絵は乾きも早く、色も鮮やかで重厚で面
白くなり夢中で描いた作品も溜まってしまった。整理す
る意味で、ここらで個展を開いてみたい気持が起きた。
それなら尺八と絵と一緒にやってはどうだろうか。

秋は芸術祭関係で立て込んでいる。やるなら今でしょ。
今春3月3日に照準を定め、昨年11月からバタバタと
準備にかかる。幸い、会場が見つかり出演者も決まった。
また、思わぬ助っ人も見つかった。チラシ作成では題字
を中塚仁氏、使用する絵の写真を佐々木光一氏。
また、絵の最終日に高橋威仙氏の協力で抹茶席が実現。
お三方とも宮城県芸術協会の理事で、温かいご支援に
深く感謝。「自分でなければできないことをやる」。
このことが、くたびれかけた中古車の油に火をつけた。

開軒して直ぐの頃に教えた子供が今や鬼太鼓座の座長
に出世した松田惺山氏も東京から駆けつける。福大の
後輩、及川弐山氏も久し振りに花巻から参加してくる。
今の寒山会の若手諏訪君は愚息寒月と「新暁」をやる。
箏は宮城会の関野由美子、橘寿好、浅沼香由他大竹社
中の各氏が賛助。待春の季節にふさわしく春の曲だけ
を取り上げた。一般の人に合わせどの曲も10分以内
にした。最後は会場のお客さんにも歌ってもらう趣向。
これには台原尺八愛好会の有志が20名以上参加予定。
背伸びしないで自然体で出来る会にしたいものである。

これまでの私の演奏会では「低肺」のチャリテイーを
続けてきた。きっかけは27年前の河北の夕刊で知っ
た「低肺」の実態。この震災で表には出てきませんが、
1年半の間に1700名の方が避難所に酸素ボンベが
無くて、亡くなっている。尺八を吹ける健康な肺に感
謝し、今回も微力ながら支援したい。
趣旨に賛同され、ご協力いただければありがたい限り。

早春の3月3日はお雛様の日。夕刻からの開催ですが、
一足早い春の息吹きを感じていただければ嬉しい限り。
この企画に皆さんの耳と目をお貸し願えれば幸甚です。


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