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鶴谷東小学校の生徒と三曲のふれあい [2013年01月30日(Wed)]

子供達から嬉しい感想文が寄せられた。忘れもしない
猛烈な寒波に震え上がった昨年12月10日の早朝。
会場である近所の鶴谷東小学校の体育館に到着する。
早くから大型ストーブ3台を全開にしていただいたが、
なにせ天井が高いので身体も楽器も温ったまらない。

生徒が座るマットを敷き終わる頃、4年から6年生
までの生徒116名が入ってきた。見ると薄着で平気。
興味深そうに注目している。三曲鑑賞会の開催である。

最初の曲は筝と尺八で「越天楽」。次いで三絃が入り
「六段の調」。そして「春の海」。ここまでは定番。
次は田村雅楽徽さんの三絃の弾き語りで遠野物語の
「しおへしり」。予め話の内容を解説していただけに
子供達にも彼女の南部なまりが理解できたようで好評。

次に小生の尺八で「アメージンググレース」とNHK
の復興支援ソングの「花は咲く」を吹奏。最後に呑山
佳子さんと田村さんで「花筏」。1時間近い演奏だった
が子供達は終始静かに聴いてくれた。今回は鑑賞のみ
で体験の時間がなかった。会が終わってから筝や尺八
の楽器を不思議そうな顔をして、触れていた。

届いた感想文はほぼ全員からのもの。読み応えがある。
一番多い感想は和楽器を初めて聴いての新鮮な驚き。
まず共通する優しく美しい音色。楽器の特性。竹や
桐の木など自然の素材を使っていること。三絃の皮が
猫や犬の皮と聞いて、ショックを隠せない様子。
尺八の穴は5つしかないのに、33の音階を指やあご
を調節して音を紡ぎ出すことにも驚いていた。

そして何と言っても、日本的な旋律の美しさ。CDで
は味わえない生で聴くことの大事さを子供達が実感し
たことも収穫であった。

「寒い中を来てくださってありがとうございました」
「また聴きたいので来て下さい」「いつか習いたい」
「体に注意してがんばって下さい」とかの感想を見る
と「あ〜やって良かったな」としみじみと思う。

少子化の波で伝統音楽も衰退の一途である。仙台三曲
協会も子供たちに注目し、事業として学校への普及活
動を続けている。気の遠くなる作業であるが子供たち
の声に励まされながら、地道に活動を続けようと思う。


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