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宮城野の新ホールで「宮城野萩」を合唱 [2012年11月01日(Thu)]


昨日、新築した宮城野文化センター「パトナホール」の舞台
に立った。音響はバッチシの音楽ホール。天井がやたら高い。
客席は手頃の384席。幕は無い。オープンな雰囲気が漂う。

この地下をJRの仙石線が走る。陸前原ノ町駅の目前にある。
区役所にも隣接している。絶好の土地をよく獲得できたもの。
在来線が地下にもぐったお陰でスペースが開いた。すかさず
図書館や市民センター、児童館まで収容する文化会館建設を
やってのけた仙台市の関係者に敬意を表する。高い市民税も
「敬老乗車券」同様、生きていると実感する。

さて、私がどうして晴がましい舞台で歌えたのか?これまた
不思議な話ではある。今年3月、近所の中学校の校歌を作曲
した曽我先生に惹かれて町内の老人元気会の「童謡を歌う会」
に入会したのがきっかけ。月に一度大きな声で懐かしい歌を
思い切り歌ってくると気分がスッキリする。曽我先生の教え
方も実に分かりやすい。50名を超す会員はおばさんが圧倒的。
先生の手にかかるとまるで女学生のごとき若々しい声に変身。

無論この先生只者では無い。なんと合唱で南材小学校を全国
一に3度も導いた指導者なのだ。市内の20校の校歌も作曲。
この時の教え子が町内の元気会にお呼びして来たと言う訳。
往年のNHKのジュニア合唱団も指揮していて、実は今回の
舞台はこの人達が主役。しかし宮城野に出来たこのホールで
「宮城野萩」を歌うのは宮城野区で歌っているグループが良。
しかも指揮者が共通ときている。高名な先生のお陰である。

3幕までHKコーラスが続き、4幕目にいよいよ我々が登場。
HKコーラスは8名。これに40名超の大部隊が合流した。
おばさんパワーは桁違いの迫力。海鉾義美作曲の「東北うた
の本」から「宮城野萩」「春の足音」「仲よしの歌」の3曲を
合唱した。これには会場も大拍手。盛り上がったお客さんを
先生は小節ごとに指導して、全員で「宮城野萩」を合唱した。

作曲者の海鋒義美先生は私の母校である仙台高校の音楽教師。
私は美術専攻で直接お会いしなかったが、当時から著名人。
戦後、荒廃した世に子供達が歌う歌が無かった。そこで良い
歌を作ろうと先頭に立ったのが海鋒先生。全国の教科書でも
取り上げられた歌が「仲よしの歌」。実に元気が出る歌である。

海鋒先生のご長男の弘美氏がHKコーラスで出演してくれた。
不思議な縁を感じる。河北の先輩である小泉恵一氏も出演。
氏は私の行動範囲の大半に顔を合わせる不思議な人である。
河北OB会、絵画、尺八、ゴルフ、カラオケと酒。そして
このブログの愛読者でもある。貴重な先輩である。感謝。

今回の元気会男性はわずか6名。会長を除いて、教室では
口を利いたことが無い人ばかり。狭い控え室で自然発生的
に話を始め、大いに話が弾み、終いにはお互い名乗り出し、
すっかり打ち解けて、これからもよろしくとなった。
歌の好きな人は気持ちが素直で良いなあ。

帰途、歌が尾を引き、頭を巡り、知らずに口ずさんでいた。
舞台に立ち、色んな出会いがあったせいか、妙に興奮した。
翌朝3時目覚め、この原稿を打っている。歌の力、音楽の
素晴らしさを記したかった。澄んだ秋の夜に洗心の思い。
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