• もっと見る

«豪快な花火に祈る心 | Main | 孫5人とプロ野球「楽天」を観戦»
復興の槌音広がる [2011年08月16日(Tue)]

「トントントン」軽い音は屋根にトタンを敷く音。
「ドンドンドン」重い音は傷ついた外壁を剥がす音。
近所も足場を組み、修理する家が多くなり、道路が
工事のトラックが連なって止まり、狭くなっている。
我が家も震災後約5ヶ月目にして修理工事に入った。
ドンドンと響く音はひび割れた外壁をすべて落とす
槌の音。大事にしてきた我が家を取り壊すのは忍び
がたいが、新たな復興のためにはやむを得ない。
屋根も瓦を取り払い、トタンに葺き替えた。頭も胴
回りも軽くなり、耐震効果が見込める目論みだ。
連日30度を超す猛暑の中、工事している人は大変
だが、中にいる方も節電しながら、尺八を吹く気分
にもなれず、じっと耐えている。もっともご近所は
お互い様とは言え、他人の雑音だけに迷惑な話だ。
今度の工事に際し、お隣のMさんにご挨拶をした。
4月の余震で落下した瓦が車庫の屋根を破り、車2
台を破損。今は新車に替え、車庫も新装した。
そのお祝いと言うのも変だし、やっぱりお見舞いと
して、大郷の夏野菜と一緒にお持ちした。
無論、些少のものであったが今の気持ちを表した
積もりである。彼は震災の被災者からお見舞いとは
と笑いながらこちらの気持ちを受け取ってくれた。
4月の余震以来づ〜ッと心にひっかかっていたしこり
が取れ気分も軽くなった。隣の家は2次査定で全壊
と判定された。こちらは大規模半壊。お互いに壊れた
同士。今後も、長く良いお付き合いをと願っている。

風呂場に大量の蟻発生
今度の地震では風呂場の被害がひどかった。タイル
は剥がれ、ひび割れは深く長く、おまけに給湯器が
倒れて風呂は長い期間入れなかった。ようやく新
給湯器が付き、入浴始めたところ事件が勃発した。
朝未明、風呂場を覗いた次男のトヨが変事を知る。
「羽が生えた蟻がびっしりといる」と言う。眠い目を
擦りながら、行って見ると扉のガラスも黒くなる程
に羽の生えた大きめの蟻がゴソゴソと動いている。
「エッッ何だこれは」と思わず叫んでしまった。
何で一夜にしてこんなに群がるように発生したのか。
意を決して、とにかくシャワーを全開の強にして全
部を洗い流した。2日目も若干現れたが回を重ねる
内に皆無になった。丁度シロアリ駆除の有効期限が
切れたばかりで心配が募った。業者に連絡して見る
と、今直ぐには動けないと言う。どうも気味悪く困った。
そんな折、たまたま来宅した長男のタクジの顔を見て
彼が大の虫好きだったのを思い出した。彼に話すと
早速、風呂場に残っていた蟻の死骸を見て、「シロ
アリとチャウわ。ただの羽蟻や」「胴がくびれている
のはその辺を飛び回っている奴や」と。それを聞き、
「あ〜ヤレヤレ一」と安堵の胸を撫で下ろした。
その夜はゆっくりと風呂に入ることが出来た。
子供の頃のタクジは歩いていても虫の居所をピタリ
と当てるほど虫好きであった。「おまんは虫師か」と
笑っていたが、思わぬところで役に立つものである。
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント