いまやらねば
いつできる
わしがやらねば
たれがやる
井原市出身の彫刻家平櫛田中(ヒラグシデンチュウ)さんが好きで書いていた言葉です。
文章自体は孔子のお言葉のようですが「田中さん」が、わしの信条ただこれのみと座右の名にされていたようです。
朗読グループ「三人姉妹」の朗読劇の稽古場に使わせて貰っている公民館の和室に掛かっている額に書いてありました。
今の自分に、特にしみる奥の深い力強い言葉です。
ただ、今までもこの部屋は何度となく使っていたのに今日初めて目に入って来ました。
人間というのは、身近に大切なものがあったり、素晴らしい環境があったりしても、その時々の精神状態や感情で見えたり見えなかったりする。
ホントに不思議なことですね。
私も人生の中で(田中さんに言わせると、まだまだハナタレ小僧なんですけど)見落としてきたり大切なことに気付いていなかったりしていた事が沢山あるのかなと額に書かれている言葉を見ながら考えた次第です。
なんかいい話ししてるな今日は…。
うん。
そして、朗読劇の稽古なんですけど。
出演グループが二つあって劇そのものは三部構成になっているんですが。
第一部「朗読みだれ髪」第二部「日舞、琴の演奏」第三部「朗読曽根崎心中」
今日はみだれ髪グループの稽古です。
ええ…。あの与謝野晶子の「みだれ髪」です。
本番女優さんのように演じてもらうよう演出しています。
いまやらねばいつできるわしがやらねばたれがやる
意気込みで…。