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2009年03月30日

WBCは終わったけれど

昨日、スポーツニュースを見ていてプロ野球のオープン戦のことをやってました。ジャイアンツの小笠原がオープン戦で2試合連続ホームラン、西武の中島がライトスタンドにホームラン。WBCの時とは、打って変わって二人とも急にホームランバッターになった。逆に、ダルビッシュはボールの感覚が変わって投げにくかったと言うコメントをした。

WBCで日本が優勝した瞬間、私も大きな声を出してガッツポーズをしました。ホンとに良かった。イチローが最後の最後,貫禄を見せてくれた。

まさに、絵に描いたようなシナリオ。

事実は小説よりも奇なり。

野球の試合を見ながら興奮したのは久しぶりです。

ところで、あのボール問題は何処にいってしまったのでしょうか。

WBCのボールは、山が高いとか、重い感じがするとか、飛ばないとか。WBC前、日本のボールとWBCのボールの違いが大きな問題になっていた。

日本に帰って来た選手が急にホームランバッターになることやピッチャーがボールに違和感を持つことに問題はないのだろうか?日本が世界一を勝ち取ったことに浮かれて、今後、日本がしなければならないことはないのだろうか。

言い換えて言えば、世界の球場は内野に芝生が植えてあり外野の芝生も深くて下手をするとレフと前ヒットが二塁打になってしまう。外野手も打者走者もそこに緊張感があって面白い。大リーグでは、全力疾走をしない選手にはブーイングが起こる。三振してもキャッチャーが逸らせば一塁まで必死で走る。日本の選手は走らない選手が多い。チームとして日本は世界一になったが、個々の選手としては物足りなさが残る。

結論的に言えば、ボールやグランドや観客を保護するネットなど日本流に進化したハード面が野球のオモシロさを阻害している気がしてしょうがない。

世界一になったからこそ、反省する点は反省し世界の良いところは認める。

WBCの試合で、岩隈がマウンドの上で指を舐めて注意されたシーンがあった。内野に芝生がありマウンドと内野とがハッキリ分かれている外国のグランドと、土のグラウンドでマウンドがどこだか分からない日本流のグランド、見た目の綺麗さだけでなくルール上も問題があるようにも思う。

折角、日本の野球がチームとして世界一になったのだから、そういったハードの面、また、選手個人を見ても面白い野球を目指して、世界に誇れるものにしていって欲しいと願うばかりである。

老婆心ながら、日本の野球がよりよくなることを願うが故の戯言です。

WBC選手、監督、コーチ、スッタッフの皆さんお疲れ様でした。

そして、感動をありがとう。