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宮城県社会保障推進協議会(宮城県社保協)Annex
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医療と福祉の充実を求める自治体キャラバン2010 仙台市への要請[2011年01月18日(Tue)]


医療と福祉の充実を求める自治体キャラバン2010 
仙台市への要請を行いました!

 年末の12/22(水)大荒れの天候の中、仙台市と宮城県への要請を行いました。
 午前中行われた仙台市との要請懇談では、加盟13団体より20名が参加。仙台市からは健康福祉局長他10名が対応しました。
 今回のキャラバンでは医療.介護.子ども医療助成.就学援助など具体的課題10項目について要請・懇談しましたが、それぞれの課題で、矛盾や疑問の深まりがより一層強まった要請となりました。

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仙台市に対する医療と福祉の充実を求める要請項目

1、 国民健康保険に関する要望
(1)これまで以上に一般会計からの繰り入れをおこない、軽減制度を拡充し払える保険料に引き下げてください。
(2)資格証明書の発行をやめてください。とりわけ、18歳年度末までの子どものいる世帯、母子家庭や障がい者のいる世帯、病弱者のいる世帯には、絶対に発行しないでください。高校生世代までの短期保険証は一枚残らず郵送してください。
(3)度重なる厚生労働省通達を厳格に執行し面接できない滞納者は普通保険証を発行してください。分納者には普通保険証を発行してください。
(4)「病気・けが」の場合に資格書を普通保険証に切り替えられることを該当者に周知徹底してください。
(5)「直渡しを基本」という理由で短期保険証が役所に留め置かれ無保険状態となっています。無保険者を出さないために面会が出来なくても普通保険証を郵送してください。
(6)窓口負担減免を定めた第44条が利用されていません。本年9月13日付厚生労働省改善通達を参考に対象を外来医療費も含める現行制度は維持しつつ、医師意見書添付の廃止、申請時遡及など運用を抜本的に改善してください。
(7)保険料を払いきれない加入者の生活実態の把握に努め、加入者の生活実態を無視した保険料の徴収や差押えなど制裁行政をしないでください。また、無保険者の調査を実施してください。

2、介護保険に関する要望
(1)低所得者に対する介護保険料の軽減制度を拡充してください。特に住民税非課税、介護保険料普通徴収の高齢者、無年金者への配慮をつよめてください。
(2)仙台市の介護施設は不足していて特に特別養護老人ホームや療養病床が不足しています。待機者を解消する増設をしてください。
(3)保険料滞納者に対する給付削減の処罰を止めてください。滞納者に対しては個々の実情に応じた丁寧な対応をしてください。

3、後期高齢者医療制度に関する要望
 後期高齢者に対する短期保険証発行は医療が不可欠な高齢者に対して受診抑制をひきおこし命に関わる大きな問題です。自治体として対象者全員に面談し福祉的処置をとり発行申請を止めてください。また留め置きはしないでください。

4、各種ワクチン助成に関する要望
 病気を予防し医療費の抑制にもつながることが期待されている肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、子どものヒブワクチンに対して公的助成制度を作ってください。

5、子ども医療費助成に関する要望
 子ども医療費助成制度について、仙台市は他の政令都市に比べても低い水準になっています。所得制限を撤廃し、自己負担無料化を義務教育終了時まで拡大してください。

6、料金滞納を理由にライフライン停止等に関する要望
 低所得者に対しては、料金滞納を理由にライフラインの停止や公営住宅からの追い出しをせず福祉的な措置で対応してください。

7、待機児解消・保育所に関する要望
(1)待機児童解消に向けて保育所の増設してください。
(2)公立保育所の民営化を止めてください。

8、就学援助制度に関する要望
(1)就学援助制度を毎年保護者に知らせてください。
(2)就学援助を受けられる基準を生活保護基準の1.5倍に上げてください。
(3)給食費や学校納付金を全額援助してください。

9、敬老乗車証制度見直しに関する要望
(1)来年10月実施の敬老乗車証制度の見直しは撤回してください。
(2)審議会のあり方について委員を公募してください。

10、障害者福祉に関する要望
(1)障害者権利条約の理念に基づいた障害者差別禁止条例を早期に制定してください。
(2)障害当事者の意向を反映させた仙台市の単独自事業、地域生活支援事業の充実させてください。
(3)作業所への優先発注の制度を活用した販売促進協力とあわせ、関係施設等を利用し、定期的な作業所製品の販売や県主催イベント等への作業所出店を積極的に取り組んでください。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/miyagisyahokyo/archive/617