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自然体験を提供「里山ひろば」 [2011年05月26日(Thu)]

 緑がまぶしいさわやかな季節。被災者の皆さんは避難生活を余儀なくされ、屋内にこもりがちですが、宮城県山元町のNPO法人「里山ひろば」では、”野外活動で少しでも元気になってもらいたい”と、被災者に農地を開放し農作業を楽しんでもらっています。

 NPO法人里山ひろばは、日頃から里山の恵みを活かした自然体験などを通して、地域づくりをおこなっている団体です。今後の活動の柱にとクラインガルテル(滞在型市民農園)の整備を進めていましたが、震災を受けて約20アールの農地を被災者のための無償で提供。そのほか苗や肥料、農作業の道具も用意しました。
 チラシを作って町内の避難所を回って声掛けしたところ、約20名の方が参加。一人ずつ区分けされた畑で、オクラやニンジン、ネギなど、用意したさまざまな苗から各自好みのものを選び育てています。2名のアドバイザーから毎週土曜日には指導も受けることもでき、好評です。

 また、先日は活動の拠点の里山で、被災者に無料でタケノコ狩りを楽しんでもらうイベントを開催し、大変喜んでもらいました。秋にはキノコ狩りなども企画しています。

 「被災者の皆さんに少しでも気分転換をしてもらえるよう、仮設住宅があるうちは農業体験、自然体験を続けていきたい」と理事長の佐藤勲さんは話しています。

( 相原 )