女川原発敷地内に固体廃棄物貯蔵施設を増設する計画を公表 [2012年04月01日(Sun)]
東北電力は3月27日、女川原発敷地内に原発から発生する低レベル放射性廃棄物の貯蔵所を増設すると発表しました。同日、経済産業大臣から増設の許可を得たことで公表しました。ことし7月に着工し、2014年1月に完成させる予定。
東北電力によると定期検査に使用した布やゴム手袋などの固体廃棄物を貯蔵するという内容。既存貯蔵所の隣接地に、200リットルドラム缶2万5000本分を貯蔵できる鉄筋3階、延べ床面積約8200平方メートルの建物を建てる計画です。 既存の貯蔵所は13年度内にも保存容量(ドラム缶で約3万本相当)に達する見通し。当初はことし3月着工、13年9月の完成の予定でしたが、震災の影響で計画を変更したもの。女川原発は震災後、運転再開の見通しが立っていませんが、再稼働を目指し定期検査中のため、ゴム手袋などの廃棄物は発生し続けているといいます。 (経緯) 平成23年 2月28日 宮城県、女川町、ならびに石巻市に安全協定に基づく事前協議申し入れ 平成23年 3月 1日 経済産業大臣に原子炉設置変更許可を申請 平成23年11月29日 工事計画の変更について申請書の補正手続き 平成23年12月 9日 経済産業省から原子力委員会、原子力安全委員会に諮問 平成24年 3月 1日 原子力安全委員会が経済産業省に答申 平成24年 3月13日 原子力委員会が経済産業省に答申 平成24年 3月27日 経済産業大臣が原子炉設置変更許可 →東北電力のプレスリリースはこちら |