天与の尊い道に生きる
[2023年03月05日(Sun)]
内村鑑三「天職発見の途」1913.10.10

練り切りの男雛/和菓子処 喜楽さん
松下幸之助『道をひらく』より――
「道」

「吾唯足知」(ワレタダタルコトヲシル)/龍安寺

「日々是好日」
「今日是好日」
「一日一生」
「生死事大」
「一期一会」
「脚下照顧」
「格致日新」

愚直に一歩、一歩、もう一歩
己が天職を知らんと欲するもの多し、
言ふ、我にして若し我が天職を知ることを得ん乎、
我は我が全力を注ぎて之に当たらんと。
人よ、汝は汝の天職を知るを得るなり、
汝は容易に之を発見するを得べし。
汝の全力を注ぎて汝が今日従事しつゝある仕事に当るべし、
然らば遠からずして汝は汝の天職に到達するを得べし、
汝の天職は天よりの声ありて汝に示されず、
汝は又思考を凝らしてこれを発見する能はず、
汝の天職は汝が今日従事しつゝある職業に由つて汝に示さるゝなり、
汝は今や汝の天職に達せんとして其途中に在るなり、
何ぞ勇気を鼓舞して進まざる、
何ぞ堕想に耽(ふけ)りて天職発見の時期を遅滞せしむるや。
智者あり、曰く
凡て汝の手に堪(たふ)ることは力を尽くして之を為すべし
と(伝道之書9章10節)、
此外別に天職発見の途あるなし、
平々担々たる途なりと雖も其終点は希望の邑(まち)なり、
感謝と歓喜との京城(みやこ)なり
言ふ、我にして若し我が天職を知ることを得ん乎、
我は我が全力を注ぎて之に当たらんと。
人よ、汝は汝の天職を知るを得るなり、
汝は容易に之を発見するを得べし。
汝の全力を注ぎて汝が今日従事しつゝある仕事に当るべし、
然らば遠からずして汝は汝の天職に到達するを得べし、
汝の天職は天よりの声ありて汝に示されず、
汝は又思考を凝らしてこれを発見する能はず、
汝の天職は汝が今日従事しつゝある職業に由つて汝に示さるゝなり、
汝は今や汝の天職に達せんとして其途中に在るなり、
何ぞ勇気を鼓舞して進まざる、
何ぞ堕想に耽(ふけ)りて天職発見の時期を遅滞せしむるや。
智者あり、曰く
凡て汝の手に堪(たふ)ることは力を尽くして之を為すべし
と(伝道之書9章10節)、
此外別に天職発見の途あるなし、
平々担々たる途なりと雖も其終点は希望の邑(まち)なり、
感謝と歓喜との京城(みやこ)なり
手の及ぶことはどのようなことでも
力を尽くして行うがよい。
コヘレトの言葉 9章10節(聖書協会共同訳)
力を尽くして行うがよい。
コヘレトの言葉 9章10節(聖書協会共同訳)
天職を発見するの法は
今日目前の義務を忠実に守ることであります、
左すれば
神は段々と我等各自を神の定めし天職に導き給ひます、
要するに天職は之に従事するまでは
発見することの出来るものではありません、
予め天職を見付け置いて
然る後に之に従事せんと思ふ人は
終生、其天職に入ることの出来ない人であります、
凡て汝の手に堪ふることは力を尽くして之を為せ
(伝道之書9章10節)との聖書の教訓が、
之が天職に入るための唯一の途であります、
我等は
時々刻々と我等の天職に向つて導かれて行く者であります、
或る一時の黙示に接して活然として天職を覚る者ではありません。
内村鑑三「如何にして我が天職を知らん乎」1904.8.18
今日目前の義務を忠実に守ることであります、
左すれば
神は段々と我等各自を神の定めし天職に導き給ひます、
要するに天職は之に従事するまでは
発見することの出来るものではありません、
予め天職を見付け置いて
然る後に之に従事せんと思ふ人は
終生、其天職に入ることの出来ない人であります、
凡て汝の手に堪ふることは力を尽くして之を為せ
(伝道之書9章10節)との聖書の教訓が、
之が天職に入るための唯一の途であります、
我等は
時々刻々と我等の天職に向つて導かれて行く者であります、
或る一時の黙示に接して活然として天職を覚る者ではありません。
内村鑑三「如何にして我が天職を知らん乎」1904.8.18
練り切りの男雛/和菓子処 喜楽さん
松下幸之助『道をひらく』より――
「道」
自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがいのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、
道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、
ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがいのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、
道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
大切なことは、
やはりどのような境遇にいようとも、
精いっぱい人事を尽くすことではないでしょうか。
自分の人生にはどうにもならない面もあるということを知った上で、
信念を持って、自分自身の歩みを力強く進めていく。
そうすれば、
大きな成功をおさめても有頂天にならないし、
失敗しても落胆しない。
あくまで淡々となすべきことをなしていけるのではないか。
「運命を生かす」/松下幸之助『人生談義』
やはりどのような境遇にいようとも、
精いっぱい人事を尽くすことではないでしょうか。
自分の人生にはどうにもならない面もあるということを知った上で、
信念を持って、自分自身の歩みを力強く進めていく。
そうすれば、
大きな成功をおさめても有頂天にならないし、
失敗しても落胆しない。
あくまで淡々となすべきことをなしていけるのではないか。
「運命を生かす」/松下幸之助『人生談義』
とかく、わたくしどもは、
結果を求めることばかり焦って、脚下がお留守になり、
今日のつとめを怠りがちでありますが、そこに失敗の原因があります。
その日その日のつとめを堅実に果たしてゆけば、
未来の成功はおのずから席をあけて待っておるのであります。
「太閤さんの心がけ」/山田無文『愛語』
結果を求めることばかり焦って、脚下がお留守になり、
今日のつとめを怠りがちでありますが、そこに失敗の原因があります。
その日その日のつとめを堅実に果たしてゆけば、
未来の成功はおのずから席をあけて待っておるのであります。
「太閤さんの心がけ」/山田無文『愛語』

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この続きはまたいつか
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。

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