• もっと見る

宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

宮 直史さんの画像
★経営のための会計★
★経営のための会計★
ようおこし (^_^)
ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
「道しるべ」でお好きなカテゴリーをお選びいただき、お時間の許す限りごゆっくりおくつろぎください。
道しるべ★カテゴリー
Google

WWW このブログ
<< 2023年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新の記事
最新のコメント
https://blog.canpan.info/miya38ts/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/miya38ts/index2_0.xml
商売の尊さと喜び [2023年01月29日(Sun)]
昨日(1/28・土曜日)の夕方4時頃、ぶらり千里中央へ。
冷たい雨まじりの雪が吹く中
モノレールの駅から北大阪急行に向かう連絡通路では、いつもと変わらず
ビッグイシューの最新号を手に掲げて販売しておられました。

松下幸之助さんが「峠の茶屋」で説くおばあさんを彷彿させる姿に感銘し、
ビッグイシューの最新号を買わせていただきました。
――「当たり前が当たり前でなく、それゆえ有り難いひらめき

お茶を売って金を儲けるということだけから見れば、
この茶店はおばあさんのたんなる暮らしの手段にすぎず、
旅人たちと別になんの約束もしていないのだから、
自分の都合が悪ければ、いつ休んでもいいようなものである。
だが、このおばあさんには、そんな味気ない考えは、
すこしもなかった
と思われる。

千里中央で販売しておられる入沢さんのビッグイシューは、
手書きの感謝のメッセージが添えられています。
A4のコピーで、今回は感謝の言葉に続いて
・「七福神の出身地」
・「長ネギの青い部分の簡単レシピ」
・「恵方巻の歴史」が記されていました。

松下さんが「峠の茶屋」で説かれるように、
入沢さんの姿には「たんに雑誌を売ってお代を頂くという以上の、
誠実な奉仕の気持ちがあふれている
」のを受け止め、
「商売の尊さと喜び」についてあらためて深く考えさせられました。

そこになんだか、儲けということを超えた、
イソイソとした姿
が浮かび上がってくるのである。
商売の尊さと喜びは、
こんなところにあるのではなかろうか。

KIMG3103.JPG
パナソニックミュージアム(2023.1.12)

そして、千里中央で入沢さんから買い求めたビッグイシューの最新号、
国際記事の「レフェットリオ、魂を満たす食事とは?」に
インパクトを受けました。

「世界のベストレストラン50」で2016年と18年に世界一に輝いた
「オステリア フランチェスカーナ」のオーナーシェフ、
マッシモ・ボットゥーラに対するインタビュー。

フードロス削減と貧困問題を同時に取り組むコミュニティ食堂
「レフェットリオ」について、その思想に色々と考えさせられました。

記事を読んで、まず考えさせられたのは、
「レフェットリオ」をオープンするアイデアは、
2015年に開催されたミラノ万博のテーマがきっかけで、
(ちなみに、テーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」)
そのきっかけが単なるテーマ以上のもので、
自らに問いかけ、出した答えがこの行動だった
とのこと。

一方、2025年に開催される関西万博。
実のところ、私にとって地元開催なのに関心なく、
テーマも知らず、自ら問いかけて考えたことはありませんでした。
(ちなみに、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」)

また、先日のニュースで報じられたところによると、
万博に出展を予定していた大阪外食産業協会は、
「資金集め難航で出店辞退も検討したが、
 面積を3分の1に規模を大幅に縮小して出展」とのこと。

しかし、肝心要の話は、出展か否かや、出展の規模ではなく、
出展の「中身」や「閉会後の展開」ではないかと・・・

ミラノと大阪は姉妹都市のはずですが、
「商売」や「食」に対する意識や思想がまったく違います。
残念ながら、ミラノに感じる「哲学」を大阪は感じさせない・・・
(私が感じないだけか、感じさせないよう仕向けられてるのか)

この活動は、慈善事業ではなく文化なのです。
持続可能で包摂的な未来を創るためには、
みんなが一緒になって未来の姿を想像し、
そこに向ってともに行動を起こさなければなりません。

食べ物の質以上に問われるべきは、
人間としての尊厳であり、食べ物への敬意です。
食に向き合う姿勢は、
私たちの価値観や文化を反映するもの
です。
自分自身が食べる時も、家族に食べさせる時も、
地域の人に食べてもらう時も、何の違いもありません

食は、私たちに単なる栄養以上のものを与えてくれます。
食は楽しみであり、文化の架け橋であり、
お互いの距離を縮めてくれます。
料理を作り提供し食べること自体が、発見であり、創造であり、
信頼関係を築く手段ともなります。

家を失い弱い立場にある人にとって、
食は生きるために必要なだけでなく、
人間として不可欠なものです。
思いやりや、やさしさをもって他者に受け入れられた実感は、
単に栄養を摂取することより、
もっと大切なニーズ
を満たしてくれます。

料理人であるということは、
持続可能な道を切り開く素晴らしい機会
恵まれているということです。食材に敬意を表し、
種まきから食卓まで一連のサイクルを大切にしてこそ、
一流人の料理人と言えるでしょう。

などなど、3ページのインタビュー記事には、
私自身の仕事や生活に関して教えられることがたっぷりでした。

ご参考までに
「料理王国」のサイトから
なぜこのプロジェクトに取り組むのか?
その根底にあるものとは?

「フォーブスジャパン」のサイトから

KIMG3195.JPG
盆栽を地植えした実家の梅の木
KIMG3218.JPG
(2023.1.22)
KIMG3235.JPG

KIMG3239.JPG
(2023.1.28)
KIMG3241.JPG

KIMG3244.JPG

困難に出会われたとき、瑞巌老師はいつでも、
いま自分がやらなければならない一番の本筋を考えられたのです。
どうやって食べ物を探そうか、どうやって金を探そうかではなくて、
自分が出家した以上、僧侶として何ができるのか、
何が一番自分の本筋の仕事であるのか
食べられるか食べられないかではなく、
それを考えてなさったことが、
やはり瑞巌老師が大成なさった一番の基礎にあると思います。
盛永宗興老師の『お前は誰か』


IMG-9307.jpg
「日々是好日」
「今日是好日」
「一日一生」
「生死事大」
「一期一会」
「脚下照顧」
「格致日新」

mampo.jpg
愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。