「信頼」疑いをおこさせない
[2021年12月11日(Sat)]
岡潔『数学を志す人に』より――
「天と地」
1965(昭和40)年に発表された「60年後の日本」の冒頭です。
さらに、こう続きます。
1965年といえば、私は小学生で、義務教育の真っ只中でした。
そして60年後は2025年、、、
(大正13年、28歳)
何度も目にしてきた宮沢賢治の写真ですが、
手元を見たのは初めてかも(チコちゃんに叱られるのおかげ)
こんな指の組み方をしていたとは…
足るを知る「吾唯足知」/龍安寺
「日々是好日」
松下幸之助『思うまま』より――
「歩一歩の歩み」
愚直に一歩、一歩、もう一歩
立ち止まってはいられない
「天と地」
わたしは「こころ」で三つのお話をしましたが、
これはどれもみんな信頼するという気持ちをいったのです。
ここでいっている信頼するというのは疑いをおこさないということです。
「信じる」ということの究極はぜんぜん疑いがおこらないということなのです。
(中略)
なにかいちいち文字に書き表わして、
それに認め印までおしてもらわなければ承知できない、
そのようにしてはじめて安心するというふうなつながりでは、
つながっているということの実感はけっして出てきません。
もう一度いいますと、
さきのみどりの花園があるという「ある」と、
自分の肉体があるという「ある」とは、
ことばとしては同じですが、実はまったくちがったものです。
ここの境めがひじょうに大事なところです。
さやかにあるという「ある」を「ある」と思っていると
軽く澄んで天となり、
疑いを強く打ち消す形の「ある」を「ある」と思っていくと
重く濁って地となります。
だから天地はこの線で分かれるのです。
このけじめがすこしでもわかるような気がしてくれば、
それがあなたの心の夜明けなのです。(1964年・63歳)
これはどれもみんな信頼するという気持ちをいったのです。
ここでいっている信頼するというのは疑いをおこさないということです。
「信じる」ということの究極はぜんぜん疑いがおこらないということなのです。
(中略)
なにかいちいち文字に書き表わして、
それに認め印までおしてもらわなければ承知できない、
そのようにしてはじめて安心するというふうなつながりでは、
つながっているということの実感はけっして出てきません。
もう一度いいますと、
さきのみどりの花園があるという「ある」と、
自分の肉体があるという「ある」とは、
ことばとしては同じですが、実はまったくちがったものです。
ここの境めがひじょうに大事なところです。
さやかにあるという「ある」を「ある」と思っていると
軽く澄んで天となり、
疑いを強く打ち消す形の「ある」を「ある」と思っていくと
重く濁って地となります。
だから天地はこの線で分かれるのです。
このけじめがすこしでもわかるような気がしてくれば、
それがあなたの心の夜明けなのです。(1964年・63歳)
私は人というものが何より大切だと思っている。
私たちの国というのは、この、
人という水滴を集めた水槽のようなもので、
水は絶えず流れ入り流れ出ている。
これが国の本体といえる。
ここに澄んだ水が流れ込めば、水槽の水は段々と澄み、
濁った水が流れ込めば、全体が段々に濁ってゆく。
それで、どんな人が生まれるかということと、
それをどう育てるかということが、
何より重大な問題になる。
「60年後の日本」/岡潔『数学を志す人に』
私たちの国というのは、この、
人という水滴を集めた水槽のようなもので、
水は絶えず流れ入り流れ出ている。
これが国の本体といえる。
ここに澄んだ水が流れ込めば、水槽の水は段々と澄み、
濁った水が流れ込めば、全体が段々に濁ってゆく。
それで、どんな人が生まれるかということと、
それをどう育てるかということが、
何より重大な問題になる。
「60年後の日本」/岡潔『数学を志す人に』
1965(昭和40)年に発表された「60年後の日本」の冒頭です。
さらに、こう続きます。
人という存在の内容が心であり、心が幼い頃に育てられるとすれば、
とりわけ義務教育が大切であることはいうまでもない。
とりわけ義務教育が大切であることはいうまでもない。
1965年といえば、私は小学生で、義務教育の真っ只中でした。
そして60年後は2025年、、、
巨きな人生劇場は
時間の軸を移動して不滅の四次の芸術をなす
おお朋だちよ 君は行くべく やがてはすべて行くであらう
……われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である……
われらの前途は輝きながら嶮峻である
嶮峻のその度ごとに四次芸術は巨大と深さとを加へる
詩人は苦痛をも享楽する
永久の未完成これ完成である
宮沢賢治『農民芸術概論綱要』
時間の軸を移動して不滅の四次の芸術をなす
おお朋だちよ 君は行くべく やがてはすべて行くであらう
……われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である……
われらの前途は輝きながら嶮峻である
嶮峻のその度ごとに四次芸術は巨大と深さとを加へる
詩人は苦痛をも享楽する
永久の未完成これ完成である
宮沢賢治『農民芸術概論綱要』
(大正13年、28歳)
何度も目にしてきた宮沢賢治の写真ですが、
手元を見たのは初めてかも(チコちゃんに叱られるのおかげ)
こんな指の組み方をしていたとは…
足るを知る「吾唯足知」/龍安寺
「日々是好日」
いつかはゴールに達するというような歩き方ではだめだ。
一歩一歩がゴールであり、
一歩が一歩としての価値をもたなくてはならない。
(坂村真民さんが好きなゲーテの言葉)
一歩一歩がゴールであり、
一歩が一歩としての価値をもたなくてはならない。
(坂村真民さんが好きなゲーテの言葉)
松下幸之助『思うまま』より――
「歩一歩の歩み」
愚直に一歩、一歩、もう一歩
立ち止まってはいられない
Thank you very much. この続きはまたいつか
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。