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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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ぶらり丹後でウルトラ旅ラン♪ [2021年10月04日(Mon)]
2年連続で中止になった丹後ウルトラマラソンの代わりとして、
京丹後市さんが企画された「丹後でウルトラ旅ラン」

「特産品コース」は応募するも残念ながら抽選に外れましたが、
せっかくの機会なんで、
「京丹後市内で合計60km以上のラン」に挑戦です。

60キロを走るだけなら、100キロコースの比較的平坦な前半を走るか、
あるいは60キロコースを走ればよかったのですが、
これまたせっかくの機会だからと、
まったく走り込んでないのに、気持ちだけは自分に厳しく、
あえてコース後半の碇高原を巡る周回コースを設定。

弥栄(やさか)あしぎぬ温泉から丹後ウルトラ第2関門の弥栄庁舎を経て、
第3関門の碇(いかり)高原にアタックし、
第4関門の間人(たいざ)の丹後庁舎を経て、
琴引浜から弥栄あしぎぬ温泉に戻るぐるっと周回コース。
60キロに足りなきゃ翌日に帳尻合わせすればOKと大甘のソロバンです。

何はともあれ、「あしぎぬ温泉」をスタート。
KIMG0098_2.JPG

目標は、いつも足が止まって歩くことになる碇高原への山道を、
前半をスキップしている今回は、できるだけ「走り続ける」こと。

途中の道端で、生け捕りの罠に捕らえられて暴れまくる雄鹿と遭遇。
KIMG0104_2.JPG

KIMG0103_2.JPG

思わず足を止めてしまいましたが、
それ以外はスピードは遅いながらも一度も立ち止まらず、
一つ目のトンネルを抜け、さらに登り続け、
二つ目のトンネルを抜けたら下りに入るので足は自然に前へ前へ。

再び登りに入っても足は前へ進むので、
ひょっとすればひょっとして碇高原まで走り続けられるかと思ったけど、
世の中そんなに甘くはなかったです。
あしぎぬ温泉から走り出して15キロを過ぎて、
一つ目のヘアピンカーブの手前で走れなくなりましたが、
それでも、そこからスイス村との分岐まで1.7キロを早歩きです。
KIMG0116_2.JPG

再び走り出し、碇高原の関門に到着で20キロ。
本番ではいつも関門閉鎖の時計を横目で見ながら大休止ですが、
まだまだ余裕があり、水分と栄養を補給して一気の下りへ。

しかし、次第に暑くなってきたのと睡眠不足に加えて、
夏の間にロング走の練習をしていないこともあり、
徐々にお疲れモードに。

すると、碇高原から一気に下りきったところにあるバス停に、
おじさんが腰をかけておられたので、
思わず「バス来ますか?」と声をかけると、
まもなく来るとのこと、
しかもラッキーなことに弥栄病院前経由で峰山駅行き。
(弥栄経由は2時間に一本、料金はどこまで乗っても200円)

あしぎぬ温泉に戻りたいと伝えると、
病院前より、分校前で下車した方が近いと教えてくださる。
だいぶ歩かなきゃいけないよと言われたけど、
いやいや、ほんとはもっと走るつもりだったんでと会話が続いて、
同じバスでご一緒させていただくことに。
60キロ走る予定でしたが、25キロで終了です。
(当然のことながら、翌日の帳尻合わせもあきらめました)

バスを待ちながら色々おしゃべりし、乗ってからも話は尽きず、
道中の見どころもガイドしてくださってありがたい限り。
丹後ウルトラの胸突き八丁も楽しく走れること間違いなしです。
(おじさんとの会話から思い出したことは後ほどあらためて)

あしぎぬ温泉に戻り、まったり湯につかってリラックス。
今宵の宿の「天女の里」へ
KIMG0134_3.JPG

川沿いのキャンプサイトにソロテントを張って、
今宵の友は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』。
あいにくのお天気で満天の星は諦めるとして、
天女さんたちとの楽しい一夜を過ごせますように...zzz
KIMG0128_2.JPG

天女の里で一夜を過ごすも、残念ながら天女は舞い降りず。
テントを撤収して、まずは乙女神社にお参り。
KIMG0136_2.JPG

KIMG0139_2.JPG
お参りすると美女が授かる」とあっては、
昨日のうちにお参りしておけばよかったと悔やんだところで
過ぎた日は戻らず、今後に期待してしっかりお参りです。

その昔、天女が舞い降りた伝説が残る磯砂山(いさなごさん)の頂上から
丹後半島が一望できるとのこと。
そして中腹には、天女たちが水浴びした「女池」あり。Goです。

天女の里から登山口まで4キロ、さらに山頂まで1000段の階段道。
KIMG0143_2.JPG

階段が途切れたところに「女池」の案内板あり。
KIMG0150_2.JPG
「極めて格調の高い」羽衣伝説か否かはともかく、
何はともあれ、8人の天女が舞い降りて水浴びした池に行かねば……

道標には200mとあったのに池らしきものは見えず。
諦めて引き返そうと思ったら、すり鉢状になったところに
地面が黒くなっているのを発見。もしかしてこれが「女池」か?
KIMG0152_2.JPG

昨夜の雨でぬかるんだのか、いつもこんな状態なのか、
いずれにせよ、ここで8人の天女が水浴びする姿はイメージできず。

期待が大きかった分、期待外れのがっかりも半端なく(苦笑)
しかも山道に戻ると「頂上まで残り780段」。
KIMG0155_2.JPG

途中、南無妙法蓮華経のデカい石碑あり。
誰が、いつ、何のために、どうやって運び上げたのか興味津々。
KIMG0180_2.JPG

ほどなく頂上へ。
KIMG0172_2.JPG

雲海は内陸部で見るもので、
海に面して開けた京丹後で見れるとは思ってなく、
「羽衣伝説」を訪ねてのまったり歩き。
1000段の階段坂を登り切って頂上にたどり着いても、
前方の丹後半島と日本海の雄大な眺めに感動して、
後方の雲海に気づきませんでした。

展望台に上がろうと振り返って見事な雲海に気づいてびっくりです。
KIMG0161_2.JPG

KIMG0165_2.JPG

かつて山歩きをしていた頃は、
雲海をカメラのリバーサルフィルムに収めていましたが、
山歩きとご無沙汰になって雲海ともすっかりご無沙汰です。

この近辺でも、大江山や竹田城の雲海ならクルマで近くまで行けるし、
奈良の吉野あたりでも雲海を楽しめますが、いずれも内陸部です。
「雲海」と「ほんまもんの海」の両方の眺望を楽しめるなんて
そんな贅沢できる所は珍しい
と思います。

場所に加えて、季節や天候、時間などの条件が揃わないと
見れない雲海を、羽衣伝説を訪ねてのまったり歩きで拝めたとは、
天女が舞い降りてくれたのかもです。

実のところ、頂上に着いたのが9時頃だったこともあり、
雲海に気づいて写真に収めてしばらくすると
雲海は徐々に消えてしまいました。
下界の気温の上昇によるものでしょうが、
天女たちが羽衣をまとって天上に戻っているように思えました。
次の機会はもっと早くに歩き出して、女池に寄り道せずに直行です。

そして、展望台に設置された望遠鏡で見ると、
久美浜湾から碇高原までぐるっと見渡すことができ、
丹後ウルトラのコースの長さを実感し、感慨もひとしおです。

結果的に、私の「丹後でウルトラ旅ラン」は、
60キロ走る予定が25キロで終わりましたが、大満足です。

練習のそれなりの成果を確認できたし、今後の課題も見えて、
走る目的というか目指す方向性も明確になりました。
そして何より、単に走るだけでなく
地域に暮らす皆さんとの様々な触れ合いを通じて、
多くの気づきを得られました。

たとえば、バス停で腰掛けてバスを待つおじさんにお声がけすると、
京丹後市内のバスは上限200円で乗れると教えていただきました。
便数は限られていますが、朝夕は通学する高校生で多いし、
昼間の乗客は少なくても住民の貴重な足。
おじさんもクルマの運転免許はすでに返上されていて、
入院中の奥様(私の母親と同い年で91歳)の洗濯物を取りに
バスを利用されているとのこと。
日々のお買い物するにも周りに店がなく、
バスがないと不便で、タクシーを利用すると5千円を超えるとか。

バスを待ちながらそんな話をしながら、
そういえばと思い出したのが、
丹後町でUberのシステムを利用したライドシェアの取り組み。

たしか2016年、今から5年前のこと。
2月にアメリカ出張でUberを利用したその翌月だったか、
朝のNHKニュースの特集で報じられていました。
このブログにも書いた記憶があります。

私にとって丹後ウルトラに初挑戦が2018年(61歳)で、
翌2019年(62歳)も京丹後市の丹後町を走っているのに、
そんなことなどすっかり忘れて、
ただゴールを目指してひたすら走っていましたが、
モッタイナイ話です


タイタン達成(10回完走)まであと8回、
どうせ走るなら、ただ走るだけでなく
もっと丹後のことを知りたいし、
そこに暮らしておられる人たちと触れ合いを大切にしたい。
そのためにも、しっかり走れる足腰を鍛えて、
心身ともに健康な暮らしを心がけなきゃと思いました。

走り終えた翌日に1000段の階段道は厳しいので、
日をおいて(雪が降り出す前に)再び訪れてみるのもいいかも。
そうだ、ウルトラを走り切った自分へのご褒美に
磯砂山からの眺望をあと8回楽しむぞexclamation

なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでも
それがただしいみちを進む中でのできごとなら、
峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』

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足るを知る「吾唯足知」/龍安寺

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「日々是好日」

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愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
立ち止まってはいられない

Thank you very much. この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。