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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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★経営のための会計★
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ようおこし (^_^)
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お互いが社会的責任を強く自覚して果たす [2021年01月06日(Wed)]
年始恒例の私の漢字一文字、ことしは「伴」です。
2021_伴.jpg

先生、律法の中で、どの戒めが最も重要でしょうか。
イエスは言われた。
心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい

これが最も重要な第一の戒めである。第二もこれと同じように重要である。
隣人を自分のように愛しなさい
この二つの戒めに、律法全体と預言者とが、かかっているのだ。
共同訳新約聖書「マタイによる福音書」7・36〜40

「共存共栄」ということは、
相手の立場、相手の利益を十分考えて経営をしていくということである。
まず相手の利益を考える、というといささかむずかしいかもしれないが、
少なくとも、こちらの利益とともに
相手の利益をも同じように考える
ことである。
それが相手のためであると同時に、大きくは自分のためにもなって
結局、双方の利益になるわけである。
「共存共栄に徹すること」/松下幸之助『実践経営哲学』

自利利他円満(じりりたえんまん)

先義後利(先義而後利者栄)
義を先にして利を後にする者は栄える


昨年12月4日の日経電子版に配信された記事が目に留まりました。
株主利益の最大化につながらない行動をとる場合がある」。
投資家向けの書類で「株主よりも公益」と異例の宣言をした企業が
7月、米株式市場に上場した。
環境配慮型の養鶏所を運営する米食品会社、バイタル・ファームズだ。
設備投資や買収提案を判断する際、短期的な株主利益だけではなく
協力する農家や従業員の立場も考えると具体的な事例を挙げた。
こんな経営方針が投資家の共感を呼び、
バイタルは上場時に2億ドル(約210億円)の資金を集めた。(以下略)
んな、あほな。
日本では養鶏会社が国会議員の選挙違反事件で家宅捜査を受け、
さらにその会社の経営者が複数の政治家に現金を提供した疑いで
検察の捜査を受けて元大臣は国会議員を辞職。
そんな働きかけの疑いのある会社の卵が、
スーパーで普通に売られて、それを我われは普通に買い、
また、経済産業省は「地域未来牽引企業」に選定(2018年度)。

かたや、あの強欲資本主義の総本山ウォール街が
「株主利益より公益を優先」と宣言する会社を高く評価し、
こなた、自分たちの既得権益を守るために「越後屋、おぬしも悪よのう」
「いえいえ、お代官様ほどでは」なんてことが、未だにまかり通っている。

この「違い」は何なのか、どないなってんねんと、
アメリカのVital Farms社の公式サイトを確認――
Rooted in Conscious Capitalism
Our purpose is rooted in a commitment to Conscious Capitalism,
which prioritizes the long-term benefits
to each of our stakeholders
(farmers and suppliers,
customers and consumers, communities and the environment,
crew members and stockholders).

コンシャス・キャピタリズム(思慮深い資本主義)で、
求めるのは様々なステークホルダー(利害関係者)の長期的利益です。
さらに、乳牛や雌鶏は GIRLS ON GRASSで、
共に働く社員は CREW MEMBERS

サイトのトップページのタイトルバックに登場するのは、
農場で放し飼いにされている鶏たちの映像です。
https://vitalfarms.com/
また、卵のパッケージにプリントされた農場を検索すると
トレーサビリティでその農場の映像が確認できます。
https://vitalfarms.com/farm
クルー(従業員)のメッセージも素晴らしく、
農家も、ニワトリも、社員も、皆さんとても生き生きしている
そんな印象を受けました。


Traceability | See where your eggs come from/Vital Farms(2020/1/6)


Vital Farms: The Pasture-Raised Egg Company
That Became A Whole Foods Favorite/Forbes(2018/5/22)


Vital Farms: Meet the Ranchers/Whole Foods Market(2010/3/23)
―― 2010年3月、10年前です(ホールフーズ・マーケットのチャンネル)


不都合な真実」、あえて知らせないし、知ろうとしない

かたや、バイタル・ファームズ社の卵の「価格」は安くないようですが、
消費者はその「価値」を認めて買い求め、
投資家も株主利益を重視しない経営方針に「価値」を認めて投資する。

リーマンショック後に「ザッポス」を知って衝撃を受けたのと同様に、
あり得ないことがアメリカであり得ている現実を知り、
強烈なインパクトを受けました。

誰か(下請け、非正規、障害者、ニワトリなど)が犠牲や搾取されたり、
お客様第一の看板とは裏腹に顧客の信頼を平然と裏切ったり、
自分たちの既得権益を守るための贈収賄がまかり通ったりでは、
持続的な成長が叶わないことは自明なのに難儀なことです。

昨年9月末に放送のNHKスペシャルのパンデミック特集の第3回で、
番組の後半に世界最大の資産運用会社のブラックロック社が登場して、
次の時代を見据えた投資先を選別する中で、コロナ感染の拡大で
株価が大きく下落した3月に下落幅が小さかった企業を調べると、
その共通点は短期的利益ではなくステークホルダー重視にあり、
投資先として企業を評価するときに、こうした人々との
向き合い方が重要になってきている
と語ってました。
なかでも従業員を大切にする企業がより競争力を高めていくと論じ、
同社の日本法人の運用部門の責任者も、
その企業が従業員をどう取り扱っているかは
企業を中長期的に評価するときに非常に重要であり、
簡単にできることではないがゆえに、
そこに差別化が起こる
との認識を語っていました。

バイタル・ファームズ社が、投資家の「共感」を得て
新規上場で多額の資金を調達できたのも納得です。
その一方で、同じNHKスペシャルのパンデミック特集の第4回で
日本の某大手企業のジョブ型導入の動きには違和感ありました。

「理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である」
本田宗一郎

去年の暮れ、パナソニックミュージアムの経営理念特別展で、
松下さんが社員に語りかける貴重な映像を2本見ることができましたが、
その2本目は「商売の奥義は『ともに生きる』こと」(1962年9月)
世間と共に存在し、わが事の思いで相手にとけ込むことの意義を
社員の皆さんに熱く語っておられました。

われわれの働きで 
われわれの生活を向上し
よりよい社会をつくりましょう

オムロン「社是」

松下幸之助『企業の社会的責任とは何か?』より――
まず基本として考えなくてはならないのは、
企業は社会の公器であるということ。
企業には大小さまざまあり、そこにはいわゆる個人企業もあれば、
多くの株主の出資からなる株式会社もあるが、
かたちの上や法律の上からみれば、
個人のものやで株主のものであっても、
本質的には企業は特定の個人や株主だけのものではなく
その人たちをも含めた社会全体のもの
いかなる企業であっても、
その仕事を社会が必要とするから成り立っている。よって、
自分の意思で始めた自分のものであっても、
より高い見地に立って考えれば、社会生活を維持し、
文化を向上させるために存在している

いわゆる「社会の公器」だということになる。
(…)
企業が「社会の公器」であるとすれば、
企業はその活動から、なんらかのプラスを生み出して、
社会の向上、共同生活の発展に貢献しなくてはならない

天下の人、天下の金、天下の土地、天下の物資を使って仕事をしている
公器としての企業が、その活動からなんらのプラスも生み出さず、
なんら社会に寄与、貢献しないとすれば、これは許されない
こと。
そういう責任を企業が負っているのであり、
それが「企業の社会的責任」である。

お互いがそれぞれの立場で
自分の責任(社会的責任)を強く自覚し、
真の自主独立の精神に立った上で他とも協力し行動する

それがその人の生きがいにも通じ、世の中を豊かにする基本。
「一人ひとりが責任者」/松下幸之助『人生談義』


人生においてはカメのような、歩一歩のあゆみが大切だと思う。
速度を多少速めるのはよいが、
二歩三歩いっぺんに飛ぼうとすれば往々にして失敗することにもなろう。
「歩一歩の歩み」/松下幸之助『思うまま』
P1010032.JPG
旧豊郷小学校足跡

mampo.jpg
愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
立ち止まってはいられない

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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