(7-07)目標の方向づけ―成長と貢献
[2012年04月20日(Fri)]
■一人ひとりが主体性を発揮
――アメーバ経営とは、
社員一人一人が
・自分のアメーバの目標を十分に把握し、
・それぞれの持場・立場でその目標を達成するために懸命な努力を重ね、
・その中で自己実現ができることをめざした、
全員参加の経営システムなのである。(『稲盛和夫の実学』)
組織において「共同の目的」が与えられ、
その目的が「自分の目的」として受け入れられたとき、
人間は初めて労働意欲をもつものである。
しかしこの労働というものは、
上からいわれて単に肉体を動かすというものではなく、
自らがやりたいと思って自発的に動くのでなければ、
決して長続きのするものではない。
いかに汗を流そうとも、いかに就労しようとも、
自らの意思でやっている労働であれば、
人はそこに喜びを見いだして満足感を得るのである。
西堀榮三郎著『技士道十五ヶ条』より
その目的が「自分の目的」として受け入れられたとき、
人間は初めて労働意欲をもつものである。
しかしこの労働というものは、
上からいわれて単に肉体を動かすというものではなく、
自らがやりたいと思って自発的に動くのでなければ、
決して長続きのするものではない。
いかに汗を流そうとも、いかに就労しようとも、
自らの意思でやっている労働であれば、
人はそこに喜びを見いだして満足感を得るのである。
西堀榮三郎著『技士道十五ヶ条』より
「組織の目標」が小さく分割された「小集団」に下ろされ、
それぞれの小集団が「組織の目標」にかなった「目標」をもつ。
その目標の達成に向かって、メンバー全員が価値観を共有して一致協力して取り組む。
そのためには、「目標設定」が重要
目標設定を誤ると、「チームの力」(自分のためにやるからチームのためになる)は実現できない。
■付加価値の向上で、よりよい社会を実現(成長と貢献)
(1)従業員・・・生活の向上
@ 給料はアップして、労働時間は短縮<オンもオフも充実>
A 雇用の安定
(2)地域社会・・・豊かな社会
@ 納税を通じた社会貢献(社会保障や地域サービスの充実)
A 新たな雇用の創出
B 具体的な社会奉仕(福祉事業)
(3)お客さま・・・顧客満足の向上
@ 価値(質)の高い商品やサービスの提供
(4)仕入先・・・共存共栄(持ちつ持たれつ)
@ 仕入先にとって良き得意先
――「付加価値の向上」は、
企業が「社会の公器」としての「使命」を果たすための条件
(単なる利益率の向上とは、利益の「質」がちがう)
ヤマト運輸は、どこを善い循環への出発点にするべきであるか、
考えた末、私はこう決断した。
――まず、労働生産性を高めよう。
『小倉昌男 経営学』
考えた末、私はこう決断した。
――まず、労働生産性を高めよう。
『小倉昌男 経営学』