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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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中小企業の支援のあり方 [2011年01月26日(Wed)]
出張から戻り、久々に合氣道の朝稽古汗に出かけるつもりでしたが、
昨夜のアジアカップサッカーの熱戦のおかげで、、、(^^ゞ

 さてさて、朝日新聞・夕刊の「ニッポン人脈記」の「どっこい町工場」シリーズが本日で終わりましたが、毎回楽しみでした。

「中小企業こそ経済、社会生活の根幹をなすもの」であり、最も尊い存在

 ―― これは真実です。

連載の最終回(第15回)に、昨年6月に閣議決定された『中小企業憲章』が紹介されています。

 中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である。常に時代の先駆けとして積極果敢に挑戦を続け、多くの難局に遭っても、これを乗り越えてきた。戦後復興期には、生活必需品への旺盛な内需を捉えるとともに、輸出で新市場を開拓した。オイルショック時には、省エネを進め、国全体の石油依存度低下にも寄与した。急激な円高に翻弄されても、産地で連携して新分野に挑み、バブル崩壊後もインターネットの活用などで活路を見出した。

 我が国は、現在、世界的な不況、環境・エネルギー制約、少子高齢化などによる停滞に直面している。中小企業がその力と才能を発揮することが、疲弊する地方経済を活気づけ、同時にアジアなどの新興国の成長をも取り込み日本の新しい未来を切り拓く上で不可欠である。

 政府が中核となり、国の総力を挙げて、中小企業の持つ個性や可能性を存分に伸ばし、自立する中小企業を励まし、困っている中小企業を支え、そして、どんな問題も中小企業の立場で考えていく。これにより、中小企業が光り輝き、もって、安定的で活力ある経済と豊かな国民生活が実現されるよう、ここに中小企業憲章を定める。

 正論です。あとは実践あるのみ
 そのために必要なものは、正しい理解正しい行い

 中小企業の支援のあり方を検討するにあたって、
 中小企業は弱いと考えるか、中小企業は強いと考えるか・・・

 弱い存在と考えれば、守る(保護する)ことが支援のあり方になります。
 しかし、強い存在と考えれば、その強みを伸ばすことが支援のあり方になります。


「中小企業は決して弱くない。いちばん強いのが中小企業だ」


 松下幸之助さんは、その著書『私の夢・日本の夢 21世紀の日本』で、「力強い中小企業」と題して、こう明言されています(p.59〜72)。

 「そういうことを考えると、むしろ中小企業は弱いどころかある面では大企業よりも強いということにもなりますね。 それを、社会も中小企業は弱いと考え、みずからも弱いと考えたのでは、本来のよさが発揮されずに、ほんとうに弱い姿になってしまうと思うのです。

 ですから、中小企業自身も社会全体としても“中小企業は決して弱くない。いちばん強いのが中小企業だ”というような考え方をしっかり持つことが大切ではないでしょうか」
 
 「そうかもしれませんな。 いや私どもでは、そういう点、むしろ“中小企業は弱いものだからこれを保護しなくてはならない”ということばかり考えて、かえって中小企業を弱くしてしまったきらいがあるようです。 これは早速改めなければ……」

(同書「力強い中小企業」 p.72)

 激しく同意です拍手
 本来、中小企業は強い存在であり、もし弱いとすれば潜在的な強みを発揮できていないのです。
 したがって、中小企業の支援に求められるのは、中小企業が持つ潜在的な能力を引き出して、その可能性を伸ばすことです。

 当時、既に80歳を超えておられた松下さんが「30年後の日本のあるべき姿」を思い描いて執筆された状態――『中小企業憲章』の閣議決定でようやく実現かと思いました。
 しかし、まだまだお題目ばかりで、絵に描いた餅のように見受けられます困った

 たとえば、中小企業庁が、「中小企業の会計処理・財務情報開示に関する公認会計士意識アンケート」を実施しています。同様のアンケートを税理士に対しても実施していますが、いずれも調査委託先は新日本有限責任監査法人で、提出期限は今月末です。

 この調査は、平成19年から毎年継続して実施されています(中小企業経営者に対しては平成17年より実施)が、昨年(平成22年)のアンケートの回答は税理士がわずかに296件公認会計士はたったの13件です。

 実のところ、私も公認会計士・税理士ですが、回答していません。
 私は、20年あまり中小企業の経営支援ひと筋に取り組んできましたし、中小企業支援の社会的意義も充分に認識しています。しかし、このアンケートには一度も回答したことがありません。

 今回は、中小企業憲章が閣議決定されたこともあって、このテーマに対する問題意識やアンケートの内容が変化することを楽しみにしていたのですが、まったくの期待ハズレでした。

 せっかくの『中小企業憲章』が中小企業支援の現場で活かされているのか、疑問です。

―― 全国各地で中小企業支援に取り組まれている者(たとえば中小基盤整備機構、都道府県や市町村、商工会議所や商工会など、さらには金融機関、そして私のような民間で取り組む者)は、
  ★そもそも、『中小企業憲章』を読んだことがあるのだろうか?
  ★そして、折に触れて『中小企業憲章』を何度も読み直しているのだろうか?
  ★そのために、『中小企業憲章』を常に持ち歩いているのだろうか?

 さらに、単に読んだり、持ち歩くだけでは意味がなく、正しく理解し、正しく行うことが大事なのですが・・・

 実のところ、私が現場で『中小企業憲章』を見たのは一度だけです。
 大阪市の中央区役所の広報コーナーで、キャビネットにほかのパンフレットやチラシと一緒に並べてあったのを見つけて、その扱いにとても寂しく残念でした。

 反省です。せっかくの『中小企業憲章』をお題目にせず、魂炎を入れなければなりません

 「松下さんが描かれた2010年の日本の社会」の一刻も早い実現――松下さんの「志」を継ぐ者の一人として、しっかり取り組みます。
 まずは中小企業大学校などの研修で、そして経営支援の現場で・・・
 
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