ひとのせいにはするな
[2023年05月05日(Fri)]
関西社会人囲碁連盟が発行の「囲碁梁山泊」2019年白秋号。
おそらく、視覚障害者囲碁の全国大会が開催された時に
長居わーわーず囲碁部の精鋭の手引きとして同行した際に
大会参加者に配られた本を頂戴したのだと思います。
私にとって猫に小判、豚に真珠で、詰碁とかは手も足も出ず、
医師の資格を持ちながらプロ棋士になられた坂井八段が
再び京大病院に戻られる記事とか、
夏目漱石「吾輩は猫である」で囲碁対局を見ている猫の述懐を
引用した記事とかを読んだ記憶があるのですが、
表紙をめくって1ページ目に記された茨木のり子さんの詩の一節は
気づいていませんでした。
ページをめくっているはずなのに、文字は目に留まっていませんでした。
時を経て、今回はその3行が目に留まりました。
心惹かれて全文を確認。ガツンと一撃を食らわされました。
自分の感受性くらい
言い訳無用で、自分の感受性(感性?)を信じて判断し、決断して、
自分を叱咤激励して鼓舞し、自分と切磋琢磨でやり抜いて成し遂げる、
―― ということか
茨木のり子さんの詩集『倚りかからず』を久々に再読
倚りかからず
「吾唯足知」(ワレタダタルコトヲシル)/龍安寺
「日々是好日」
「今日是好日」
「一日一生」
「生死事大」
「一期一会」
「脚下照顧」
「格致日新」
愚直に一歩、一歩、もう一歩
おそらく、視覚障害者囲碁の全国大会が開催された時に
長居わーわーず囲碁部の精鋭の手引きとして同行した際に
大会参加者に配られた本を頂戴したのだと思います。
私にとって猫に小判、豚に真珠で、詰碁とかは手も足も出ず、
医師の資格を持ちながらプロ棋士になられた坂井八段が
再び京大病院に戻られる記事とか、
夏目漱石「吾輩は猫である」で囲碁対局を見ている猫の述懐を
引用した記事とかを読んだ記憶があるのですが、
表紙をめくって1ページ目に記された茨木のり子さんの詩の一節は
気づいていませんでした。
ページをめくっているはずなのに、文字は目に留まっていませんでした。
時を経て、今回はその3行が目に留まりました。
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
心惹かれて全文を確認。ガツンと一撃を食らわされました。
自分の感受性くらい
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
言い訳無用で、自分の感受性(感性?)を信じて判断し、決断して、
自分を叱咤激励して鼓舞し、自分と切磋琢磨でやり抜いて成し遂げる、
―― ということか
できる、できないを考える前に、すべきかどうかを考える。
私の結論は、すべき、であった。
ただし、理想はそうでも現実は厳しい。どうすればできるか。
『小倉昌男 経営学』
私の結論は、すべき、であった。
ただし、理想はそうでも現実は厳しい。どうすればできるか。
『小倉昌男 経営学』
われわれは状況の奴隷であってはならない。
稲盛和夫『成功への情熱“PASSION”』
稲盛和夫『成功への情熱“PASSION”』
Reasons to quit(やめた方がいいものを考える)
自分が本当に大事なことに取り組んでいるか、自ら問い直す
『小さなチーム、大きな仕事』37シグナルズ成功の法則
自分が本当に大事なことに取り組んでいるか、自ら問い直す
『小さなチーム、大きな仕事』37シグナルズ成功の法則
茨木のり子さんの詩集『倚りかからず』を久々に再読
倚りかからず
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと……
茨木のり子「汲む」より
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと……
茨木のり子「汲む」より
「吾唯足知」(ワレタダタルコトヲシル)/龍安寺
「日々是好日」
「今日是好日」
「一日一生」
「生死事大」
「一期一会」
「脚下照顧」
「格致日新」
愚直に一歩、一歩、もう一歩
この続きはまたいつか
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。