暗さを直視する勇気
[2022年05月26日(Thu)]
五木寛之・大塚初重『弱き者の生き方』より――
「あるアサガオの研究者の文章に、
すごく興味をそそられるものがありました。私たちは
アサガオの蕾は朝の光によって開くと思っていますけど、
けっしてそれだけでなく、それに先立つ夜の時間の冷たさと、
闇の深さが不可欠であるという話なんです。
それと同じように、本当に明るく生きるためには、
暗さを直視する勇気をもたなければいけない。
ほんとうのよろこびというものを知る人間は、
深く悲しむことを知っている人間なのではないかと思うんです。
そう考えますと、やはり私たちも重い過去、辛い経験があってこそ
いまの生き方があると思いますね」(五木寛之)
アサガオの蕾は朝の光によって開くと思っていますけど、
けっしてそれだけでなく、それに先立つ夜の時間の冷たさと、
闇の深さが不可欠であるという話なんです。
それと同じように、本当に明るく生きるためには、
暗さを直視する勇気をもたなければいけない。
ほんとうのよろこびというものを知る人間は、
深く悲しむことを知っている人間なのではないかと思うんです。
そう考えますと、やはり私たちも重い過去、辛い経験があってこそ
いまの生き方があると思いますね」(五木寛之)
「冷たい夜と闇の濃さのなかにこそ朝顔は咲くのだ」
というエピソードは、月並みですがたしかな真実もあります。
暗黒のなかで光を探し求めている人間こそが、
ひと筋の光を見て
心がふるえるほどの感動をおぼえることができるのですから。
その光が見えたときの喜びこそが
啓示のようなはたらきをするのです。
五木寛之『大河の一滴』
というエピソードは、月並みですがたしかな真実もあります。
暗黒のなかで光を探し求めている人間こそが、
ひと筋の光を見て
心がふるえるほどの感動をおぼえることができるのですから。
その光が見えたときの喜びこそが
啓示のようなはたらきをするのです。
五木寛之『大河の一滴』
「鳥は飛ばねばならぬ」坂村真民


今朝も、ユリが、また一輪、花を咲かせてくれました。
同じ種類でも、花びらの枚数が違います(多様性?)

(2022.5.26)

愚直に一歩、一歩、もう一歩
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを
知っている
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒涛の海を
飛びゆく鳥のように
混沌の世を
生きねばならぬ
鳥は本能的に飛びゆく鳥のように
混沌の世を
生きねばならぬ
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを
知っている
そのように人も
一寸先は
闇ではなく
光であることを
知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝一寸先は
闇ではなく
光であることを
知らねばならぬ
わたしに与えられた命題
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
「闇と苦」坂村真民
闇があるから
光がある
苦があるから
楽がある
闇を生かせ
苦を生かせ
光がある
苦があるから
楽がある
闇を生かせ
苦を生かせ

太陽は 夜が明けるのを待って 昇るのではない
太陽が昇るから 夜が明けるのだ(東井義雄)

太陽が昇るから 夜が明けるのだ(東井義雄)

今朝も、ユリが、また一輪、花を咲かせてくれました。
同じ種類でも、花びらの枚数が違います(多様性?)
(2022.5.26)
朝に種を蒔き 夕べに手を休めるな。
うまくいくのはあれなのか、これなのか あるいは、
そのいずれもなのかあなたは知らないからである。
コヘレトの言葉(11:6)/旧約聖書(日本聖書協会・共同訳)
うまくいくのはあれなのか、これなのか あるいは、
そのいずれもなのかあなたは知らないからである。
コヘレトの言葉(11:6)/旧約聖書(日本聖書協会・共同訳)

愚直に一歩、一歩、もう一歩

この続きはまたいつか
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。

会計は算術ではなく、思想である

会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。