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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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ほんまもののヒューマニズム [2021年09月27日(Mon)]
日曜日の早朝5時からNHK-Eテレで放送の『こころの時代』、
先日(9/12)の放送は「それでも、信じる 負け続ける元裁判官」で、
伝説の裁判官とよばれる元裁判官の木谷明さん(83歳)。

その人は裁判で負け続けています。
「弁護士になってね、ほぼ全部負けてますよ。ほぼ全部ね」

木谷さんをモデルにしたマンガやドラマも制作されているとのことですが、
私は木谷さんのことをこの番組で初めて知りました。

白黒をつけるのでなく、黒か、黒でないか
犯罪には必ず背景事情がある」など、

木谷さんが語られる言葉の一つひとつが心に響きます。また、
母親が自らの愛児三人を手にかけた事件を無罪判決にした判断の考え方など、
とても勉強になり、学びや気づきの多い番組でした。

番組を見終えて、木谷さんの考え方をもっと学びたいと思って検索すると、
岩波から『「無罪」を見抜く』が出版されていました。
岩波のサイトで文庫版のまえがきを読むと、
単行本で紹介した事件で無罪判決をした女性から
「図書館で読んだ」と手紙をいただき、
25年ぶりに再会を果たすことができた。
とのこと。
事件の母親とその後に交流があったことは番組でも語られていましたが、
この本がきっかけだったことを知り、早速に購入を手配しました。

木谷さんが、文庫版「はしがき」の最後に、
まず解説を一読することをおススメされておられるので、
本文の前に「解説」を読むとなるほどと納得。
そして本文を読み終えてから再び「解説」を読むと、
なるほどなるほどと大いに納得です。

その「解説」から抜き書き――
木谷さんは刑事裁判官として、
30件もの無罪判決を書かれたことで知られるが、
それを含めて全ての取り組みがまさに全力投球といってよく、
そのひたむきな姿勢、生き方は、
私たちの心を揺り動かさないではおかない

(…)
木谷さんの生き方が私たちの心を揺り動かすのは、なぜであろうか。
(…)
木谷さんの生き方の根底にあったものは一体何であったのだろうか。
それこそが、私たちの心を揺り動かすのであろう。
私は、二つのことを挙げたいと思う。それは、結局は、ただ一つの言葉
すなわちヒューマニズムという言葉であらわされるものに
行き着くのではないかと思われるが

一つは、不正なこと、不条理なことは絶対許さないという
木谷さんの強い信念、心意気
である。
今一つは木谷さんの人に対するやさしさ
弱者に対する温かいまなざしである。

本書の題名『「無罪」を見抜く』について、
「無実を見抜く」ではなく「無罪を見抜く」でなければならない
との指摘。「解説」で読んで、その違いに初めて気づきました。

だからこそ、
被告人は「結果いかんにかかわらず、次の人生に進むことができる」し、
本書に記された様々なエピソードが読者の胸を熱くするのでしょう。
ほんまもののヒューマニズムと、それに基づくひたむきな実践こそが、
私たちの心を強く揺さぶるのである。

そして「解説」の最後
本書を手にした者にとって、
その立場は様々であっても、その違いを超えて
まだまだ続く困難に敢然と立ち向かい、弱者のために闘うこと、
そして、それを次の時代に引き継いでいくこと、
これこそが、木谷さんをはじめ本書を作り上げた方々に報いる
唯一無二の方法ではないだろうか


IMG-9930.jpg

人の心に棲むことによって、人もこう思うだろう、
そうすればこういうものをつくれば喜んでくれるだろうし、
売れるだろうと言うことが出てくる。
それをつくるために技術が要る。すべて人間が優先している
本田宗一郎『ざっくばらん』

人の心に棲むということを、ここでは宗一郎は
「他人の気持ちになることのできる」と表現している。同じことである。
他人の気持ちを「外から観察する」のではない
人間として「その人になってみる」、
「内側に自分で棲んでみる」のである。その違いは大きい
伊丹敬之『人間の達人 本田宗一郎』

人間は、自分の中に検事と弁護士と判事を
一人ずつ抱えて生きている
ということもできるだろう。
私のいいたかった自己弁護は
(弁解じみた、消極的な、かなしい自己弁護ではなく)、
あくまで、人の向上心の基本となる自己弁護の精神である。
本田宗一郎『私の手が語る』

ならば、「自分の中の判事」に求められるのは、
木谷さんのように、何ごとにも「全力投球」で取り組み、
不正や不条理は決して許すことなく「自分に厳しく」、
その一方で「人の心に棲む」優しさか

君たちは、いつの時代でもそうであったように、
自己を確立せねばならない。
―― 自分に厳しく、相手にはやさしく。
という自己を。
そして、すなおでかしこい自己を。

21世紀においては、特にそのことが重要である
司馬遼太郎『21世紀に生きる君たちへ』


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足るを知る「吾唯足知」/龍安寺

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「日々是好日」

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愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
立ち止まってはいられない

Thank you very much. この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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