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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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★経営のための会計★
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選択と集中、ヘアサロンIWASAKIに学ぶ [2021年06月29日(Tue)]
先週木曜日(6/24)のランチタイム、
日本生産性本部のライブ配信「日本サービス大賞受賞事例に学ぶ」で、
昨年10月に日本サービス大賞の地方創生大臣賞を受賞された
理美容室「IWASAKI」の事例発表を聞き、興味を持ちました。

店舗数は950店で、
カットハウス最大手のQBハウスの国内582店(2020/6)を大きく超えておられ、
QBハウスが「カット」税込1,200円に対して、
IWASAKIは税込980円で、さらに平日のサービスタイムは税込690円。
また、QBハウスがカットオンリーに対して、
IWASAKIはカットだけでなく、パーマやカラーなども提供している。
そして、IWSAKIの出店は、高齢化や過疎化が進む地方への出店率が6割超。
それが評価されての「地方創生大臣賞」なのでしょうが、
そのような場所でどうやって持続的な経営を成り立たせているのか。
地方の出店では駐車場スペースの確保が必要となるので、
店舗の家賃がとりたてて安いわけでなく、
むしろ美容師さんの確保の問題もあり、興味津々です。

オンライン配信で30分の発表をお聞きした後、
公式サイトを拝見してビックリしたのが、
それだけの店舗がありながら、
公式サイトの店舗情報は「現在製作中」、、、
逆に、正社員やアルバイトの採用情報はメチャ充実している。
客寄せなど集客はどうしているのか興味津々です。

そして、昨日(6/28)の昼過ぎ、
客先に出かける道すがら、IWSAKIの店を発見!
せっかくだからカットでもと思ったのですが、
店の前にはママチャリや原付バイクがずらり並んでいたので、
カットはあきらめて客先で仕事の打ち合わせ。
その帰りに再び店の前を通ると、
あれだけ並んでいたママチャリや原付バイクは消えてすっきり。
店に入ってカットしてもらいました。
ちなみに、昨日は月曜日ですが、普通に営業されていました。

IMG-9670.jpg
定休日は月曜日や火曜日ではなく、日曜日が定休日です。
そして営業時間は9時から17時まで。
IMG-9667.jpg

IMG-9672.jpg
昼過ぎに立ち寄った時は店の前に自転車や原付がぎっしり。

店によってサービスタイムの設定は違うようですが、
こちらのお店では、9時〜11時と13時〜15時半はカラーのサービスタイム、
そして、11時〜13時はカットのサービスタイム(コロナで2月から中止)
ということで、私が客先に向かう時に店の前を通った昼過ぎは、
午後のサービスタイムが始まったところでしたが、
逆に、仕事を終えて店の前を通ったのは
サービスタイムの受付が終わった後だったようです。
まだ、カラーのお客様が二人おられましたが、
その合間を使ってのカットの男性客の二人目でした。

気づきも多く、色々と考えさせられ、たっぷり勉強させてもらいました。
以下は、その個人的な気づきのまとめです。
たまたま先週木曜日の昼休みの30分のライブ配信を見て関心を持ち、
公式サイトを拝見し、たまたま通りすがりで店に立ち寄っただけのこと。
一方的に提供された情報や一度お店にでかけたぐらいで、
お店のことや会社の経営の取り組みを評価するつもりはさらさらなく、
気づきが本当に多くて勉強になったことを書き記すだけです。

日曜日定休ということは、日曜日の営業は「しない」。
営業時間が9時から17時ということは、夜の営業は「しない」。
IWSAKIのやり方は、ワークマン式「しない経営」に通じる点あり。
IMG-9077.jpg

散髪屋さんや美容室は、通常、月曜や火曜の定休日が多いですが、
IWASAKIは日曜日が定休日です。そして営業時間は9時から17時まで。
いわゆる稼ぎ時の日曜日や仕事帰りの夜の営業はされていない、

売上が目標なら、定休日は設定せず、年中無休の24時間営業でしょう。
その典型がコンビニで、
社会基盤だとかインフラだとか言ってますが、
実のところは売上の確保で、FCオーナーなどの犠牲のもとに成り立っている。

同じFC展開でも、ワークマンは24時間営業してないですし、
店舗ごとに定休日が設定されています。だからといって、
ワークマンは社会のインフラ機能を果たしていないと言う人はいないし、
むしろ、ワークマンがその街に存在して営業していることで
地域に暮らす人にとって十分に価値があるでしょう。

逆に、だれかの犠牲や行政の支援を前提とする社会インフラなら、
持続可能性が問われてSDGsの精神にも反するのではないか。

ワークマンは日曜日営業しているけど、
IWSAKIは稼ぎ時の日曜が定休日(ショッピングセンター内の店舗は別)。

ワークマンも、IWASAKIも、
「売上」を増やすことを目標とせず、
「付加価値」を高めることを目標としている。なぜなら、
付加価値こそが、FCオーナーや働く従業員への分配の原資になるから。

そして、「しない」経営で「選択と集中」を徹底して、
「生産性」を高めることに注力している。
販促チラシなんかで集客しない点も似ているかも。

IWASAKIは、稼ぎ時の日曜日や夜の売上を捨てている
働く人の立場に立っての「選択と集中」ということでしょう。
となれば、家賃の高い場所には自ずと出店できないけど、
技術を持った美容師さんが働きやすい時間帯に
(子供の保育所や学校、高齢の家族のデイサービスなど)
集中的にお客様に来ていただくように「サービスタイム」を設定し、
その結果、お客様は安い価格でサービスを受けられ、
美容師さんは時間当たりの稼ぎが増えるということで、
お互いにWin-Winの関係になる。
また、サービスタイムが集客になるので、
ネットや折り込みチラシなどで集客する必要がない。
その一方で、ただ安いだけなら「リピート」がないところを、
サービスの質を高めることでリピートを増やす。

サービスタイムについて、カットは中止しているけど
カラーは中止していないのも「選択と集中」と受け止めました。

ワークマンとIWSAKIで決定的に違うのは、ワークマンが物販に対して、
IWASAKIは物を売らず、サービスを提供する。
その違いが、両者の店の在り方や経営の取り組みに影響している。

物を売っているワークマンは、
売り物の商品の価値を高めることが最優先になり、
そして店舗運営のオペレーションの効率を高めることで
あらゆるムダをなくしていく。その結果として、
ワークマンの多くの店は直営でなく、FCで運営されている。
店の運営も少人数でOK。

これに対して、モノを売らずにサービスを提供するIWASAKIは、
サービスの価値を高めるために
そのサービスを提供する「人」の確保と育成が最優先課題となる。
そして、店のスタッフが顧客へのサービス提供に集注できる
オペレーションの仕組みが必要になる。
それゆえ、IWSAKIの店舗は、あれだけの店を抱えながら、
おそらくFCでなく、直営で運営されているのではないだろうか。
そんな気がする。

IWASAKIにとって、人の確保と育成は経営の最重要課題であり、
そのための日曜定休や夕方5時閉店であり(ニワトリと卵のような関係か)
そして働く人が「短時間で高い稼ぎの勤務」を可能にするために
サービスタイムが設定され、
それが販促チラシなど無駄なコストをかけない集客を可能にし、
お客さまも安さに満足する。また、安いだけならリピートがないところを、
サービスの質を高めることでリピートを増やすとともに、
受付では指名できるシステムになっている(指名料は不要)し、
支払後のレシートにはバーコードや担当者の番号が印字されているし、
お直し期間は施術日より10日間となります。
 レシートをご持参の上、ご来店ください」と明記されている。
IMG-9678.jpg
―― QBハウスの券売機のチケットに、そんな記載はない

IWASAKIの公式サイトで、
あれだけの店舗数がありながら店舗情報は「製作中」なのに、
求人ウエブサイトがメチャ充実しているのも納得です。

また、YouTubeの公式チャンネルも、
お客様向けのもはごく少数で、企業イメージCMや広報動画もあるが、
多くは求人向けの動画で、その動画がなかなか良くできている。

コロナ感染の拡大の中で、
大規模ショッピングセンターのテナントということで営業できなかったり、
お客様が減ったりで、生活に困ったり将来に不安を感じたりもあるでしょう。
その意味でも色々と考えさせられ、多くの気づきを得ました。


時として判断を誤って、なすべきことをしなかったり、
なすべきでないことをしたりしたこともあった。
しかし、心がまえとしては、なすべきことをなし
なすべからざることをしないということに
極力、努めてきた
つもりである。
「自然の理法に従うこと」/松下幸之助『実践経営哲学』

素直な心になれば、物事の実相が見える。それに基づいて、
何をなすべきか、何をなさざるべきかということもわかってくる。
なすべきを行ない、なすべからざるを行なわない
真実の勇気もそこから湧いてくる

「素直な心になること」/松下幸之助『実践経営哲学』

なすべきことをなすという勇気
人の声に私心なく耳を傾けるという謙虚さがあったならば
知恵はこんこんとわき出てくるのである。
わが知恵の乏しきを嘆く前に、
お互いにこの勇気と謙虚さを、あわせ持っていたか
三省、四省してみたい。
そして、もうこれでおしまいなどと、安易に言うのはやめにしたい。
知恵は無限にわき、無限に集まるのである。
「知恵は無限」/松下幸之助『続・道をひらく』

IMG-9307.jpg
「日々是好日」

mampo.jpg
愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
立ち止まってはいられない

Thank you very much. この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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