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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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感謝報恩の念で、値打ちを光らせる [2021年02月28日(Sun)]
月曜日の夜に放送のNHK『逆転人生』、
今月15日は「卵かけご飯に大行列、ひねくれ者が夢を実現」
―― 兵庫県の山あいに、
14年間、週末の行列が途切れない卵かけご飯専門店がある。
店主は西垣源正さん。同級生が都市部に出ていく中
「地元で一旗あげる」と養鶏と米作りを継いだ。
「人と違うことがしたい」というひねくれ者だ。
成功への道は予想以上に険しかった。
鶏のエサなどを工夫して生産した卵は買いたたかれ、
自慢の米もコンビニのおにぎりに敗北。メロンの生産でも大失敗。
起死回生をかけた卵かけご飯専門店も大反対される。

番組を見終えて晴れ晴れとした気分になりましたが、
私が一番印象に残ったシーンは、
「品質の良い卵を作れば高く買うてもらえるはず」と
色々と工夫を重ねて努力するも、思うような値では買ってもらえず、
それでは採算が合わないと難儀していたのですが
京都の菓子会社に卵を売り込みにでかけると
社長が卵の質の高さを認めて高い値段で買ってくれることになり、
取引も大きくなったのですが、菓子会社の経営者が交代。
代わった次の経営者は銀行出身者で、
西垣さんの卵の価格が相場よりずいぶん高いので
価格を引き下げるよう一方的に求められ、取引がなくなる。

結果的にここから西垣さんの「逆転劇」が始まったのですが、
八天堂さんの逆転劇の引き金となった「事件」を思い出しました。

逆転劇のテーマとしては、
「困っても困らず」で「窮すれば変ず、変ずれば通ず」でしょうが、
番組を見終えて私が思ったのは、
西垣さんとの卵の取引を切った京都の菓子製造会社のその後です。

皮肉なことに、西垣さんは卵かけご飯だけでなく、
質の高い卵を存分に使った「スイーツ」を手掛けておられて、
地域の人たちの雇用の場になっているとのこと。
皆さんの幸せいっぱいの明るい笑顔がとても印象的でした。

貧すれば鈍する」ということなのでしょうが、お粗末なことです。
サイゼリヤ創業者の正垣さんは、
「粗利益率は60%を超えない水準に保つことが望ましい」
と自著に書いておられます。
また、おべんとうの玉子屋さんも
「仕入原価率は50%以上」に強いこだわりをもっておられることで有名です。

こだわりの食材で原価率を下げない、
―― 自分の利益のために食材の仕入原価を下げるとは真逆です。
「貧すれば鈍する」にならぬよう、日頃からムダやロスの削除を徹底し、
お客様の信頼を裏切らない真っ当な余裕ある経営に取り組む必要ありです。

また、自分で作ったものを自分で消費者に届けなければ、
買い叩かれたり取引を切られたりで下請けではダメという話ではなく、
インテルはパソコンを作ってないし、
シマノは自転車を作ってないし、
日本電産は電気自動車を作ってませんが、
いずれもただの部品メーカーでなく、思いっきり儲けておられます。

どのようなやり方であれ、良いものを作るだけではだめで、
自主自立」なくして事業の継続はないし、共存共栄もありえない。
そして「貧すれば鈍する」で目先にとらわれたら、
末路あわれで物語はおしまいです。西垣さんの卵の物語から学びました。

仕入先に感謝して物をつくっているかひらめき
―― 松下幸之助歴史館のメモリアルウィーク特別展(2008)の展示パネルより
昭和30年代のこと、
新製品の決裁に訪れたある事業部の製造部長に、
「この部品の値段はいくらだ」と創業者が聞いた。
「○○円です」
「本当にそうか」
「はい、そうです」と製造部長は言い切った。すると創業者は、
「資材台帳を見せろ」と、台帳を工場から取り寄せさせ、
その台帳を見ながら一つひとつ訊ねた。
しどろもどろで答える製造部長に、創業者が言った。
「君の部下はかわいそうだな。君は感謝して物をつくっとらん
自分の大事な仕入先が、いい部品を納期どおりに下さる。
歩留まりのいい部品ばかりを下さって、作らせていただいてるんだ。
これだけ立派な部品をいただいてありがたいと感謝すれば、
真心のこもった製品ができる
。ところが、
『おい、買ってやろう』とか、
『あそこのメーカーやここのメーカーと比べると君のところは高い。
 もっと安くしないと買えないぞ』
というような上っ調子なことでやっていれば、君の部下も
そういうことをするだろう。それでは本当の資材の人間はできん。
君が本当にこの部品はありがたいと思ったら、
この部品の心が全部自分に移るはずだ

値段から品質、性能まで、全部身体で覚えるんだ。
上っ調子で買っているから身体で覚えていないんだ
下を向いたまま直立不動の製造部長に、創業者はさらに続けた。
「いいか、君は明日から会社へ出てくるな。君の仕事は俺がやってやる。
だから君は部品や材料を供給して下さる仕入先を全部回れ。それで、
『お世話になっております。
部下が失礼なことを申し上げているかもしれませんが、
本当に感謝しております。ついては、この部品は
どういう原料からどういう工程を経てできているんでしょうか』
と、一軒一軒回って勉強させてもらってこい。
そうすれば心の通った話し合いができる
我われが、簡単に『納期どおりに間に合わせよ』と言ったことに対して、
先方は徹夜してでも送って下さっているということが
身にしみてわかるようになってくる。
そういう心を受け取らずに、ただ上っ面だけでやっていてはいかん
翌日から、製造部長は一軒ずつ仕入先を回り、毎日必ず創業者にレポートを送った。
そして、十数日間回った後、創業者のところへ行き、報告した。
世の中は持ちつ持たれつ、本当に皆さんに支えられて、
 自分たちが製品を作らせていただいているということが
 しみじみわかりました

創業者は言った。
「世の中というものはそういうものだ。
 わかったらそれでいい。もう一度、元の職へ戻れ」

感謝の心はものの価値を高めることになる。
一つのものをもらっても、何だつまらない、と思えば、
その価値はきわめて低いことになってしまうが、
ありがたいという気持ちでいれば、
それだけ高い価値が見出せ、よりよく活用できることにもなろう。
だから、「猫に小判」というが、反対に
感謝の心は、鉄をも金に変えるほどのものだと思う。
感謝の気持ちがうすければ、何ごとによらず不平不満が起こり、
みずらの心も暗くし、他をも傷つけることになる。それに対して、
感謝報恩の念の強い人には、すべてが喜びとなり、心も明るく、
また他とも調和し、共存共栄といった姿を生み出しやすい

「感謝する」/松下幸之助『指導者の条件』

「感謝報恩」の念で、値打ちを光らせるぴかぴか(新しい)
  ―― カネの値打ちを光らせる
モノの値打ちを光らせる
ヒトの値打ちを光らせる
時間の値打ちを光らせる
情報の値打ちを光らせる

何事でも感謝の心を持つことが大切だということだと思います。
感謝の心を持てば、それはいろいろな形になって自分に返ってきます。
その自分に返ってくることを期待して
感謝の心を持つというのではいけませんが、
自分の置かれた立場なり他人からの恩恵なりに素直に感謝できる人、
言いかえれば喜びを知る人というのは、非常にしあわせな人だと思います

これは、商売に限らず、私たちの人生すべての面にもあてはまる、
人間としての大事な基本と言えるのではないでしょうか。
松下幸之助『縁、この不思議なるもの』

人生においてはカメのような、歩一歩のあゆみが大切だと思う。
速度を多少速めるのはよいが、
二歩三歩いっぺんに飛ぼうとすれば往々にして失敗することにもなろう。
「歩一歩の歩み」/松下幸之助『思うまま』
P1010032.JPG
旧豊郷小学校足跡

mampo.jpg
愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
立ち止まってはいられない

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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