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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

宮 直史さんの画像
★経営のための会計★
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自利利他円満、共存共栄の花が咲く [2021年01月23日(Sat)]
松下幸之助『道をひらく』より――
「生かし合う」
人間の生命は尊い。
尊いものは誰もが尊重しなければならぬ。
ところが、自分の生命の尊いことはわかっても、
他人の生命もまた尊いことは忘れがちである。
ともすれば私心に走り私利私欲が先に立つ
つまり、自分にとらわれるということで、
これも人情としてやむをえないことかもしれない。
しかし、これではほんとうに、
おたがい相互の繁栄は生まれないであろう。
人間本来の姿は生かされないであろう。
やはり、ある場合には自己を没却して、まず相手をたてる。
自己を去って相手を生かす
そうした考えにも立ってみなければならない。
そこに相手も生き、自己も生きる力強い繁栄の姿がある。
尊い人間の姿がある。
自己を捨てることによってまず相手が生きる
その相手が生きて、自己もまたおのずから生きるようになる。
これはいわば双方の生かし合いではなかろうか。
そこから繁栄が生まれ、ゆたかな平和と幸福が生まれてくる。
おたがいに、ひろく社会の繁栄に寄与するため、
おたがいを生かし合う謙虚なものの考え方を養いたい

(まこと)の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり
石田梅岩

コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言下、一週間の東京出張でしたが、
富士山に見守られて充実した日々を送ることができました。

日曜日(1/17)、東京に向かう新幹線の車中の友は、
目黒の星付きイタリアンレストランのオーナーシェフ村山さんの本
『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?』
IMG-9011.jpg

本場イタリアで8年間修業して帰国後、
2011年5月(東日本大震災の年)に自分の店を構えて
9年連続で一ツ星を獲得した村山さんが、
お店の休日にサイゼリヤでバイト。
生活費稼ぎが目的ではなく、サイゼリヤに経営を学ぶためですが、
その結果、お店のスタッフ1人当たり売上高は2.2倍、一方、
1人当たり労働時間は4割減で、人時生産性は3.7倍に劇的に改善
さらに、昨年の緊急事態宣言下の3〜5月も
スタッフの命を第一に優先しながら商売を続けて黒字を達成です。

コロナ禍で苦境の飲食業界にあって、
村山さんの謙虚に学ぶ姿勢見事な経営の舵取りに深く感銘し、
東京出張の機会に再び読んでいたのですが、
本から目を上げると車窓から富士山が飛び込んできて、
村山さんのお店に食べに行くことを思いつきました。
IMG-8972.jpg

ネットで検索すると、あいにくと日曜日は定休日。
平日の夜は緊急事態宣言下で出歩けず、
土曜日のランチなら金曜日に後泊すれば行けるので
善は急げとフェイスブックのメッセンジャーでお店に問い合わせ。
日曜日は休業だから返事は月曜日になると思っていたら、
お店から早速に丁寧なお返事をいただきました。

残念ながら23日の土曜日は満席とのこと。
お店で食事を楽しむことは叶いませんでしたが、
お店が休みなのにクイックレスポンス
そして真心こもった丁寧な対応はさすがです。
いつの日かお店に寄せていただいて、
楽しく食事させていただくのが今から待ち遠しいです。

三鷹の山本有三記念館へ
IMG-8986.jpg
心に太陽を持て
―― 自ら光る(自行)という意味では「一隅を照らす」に通じる?

そして月曜日(1/18)、
感染防止のためマスクを二枚重ねにして研修スタート。
金曜までの5日間、一日6時間の研修で、
参加者に問いかけて考えてもらう時間はあっても、
転記や計算といった単純作業やグループワークの時間はなく、
学んだことを各自の現場で実践活用していただくことが目標です。
―― アウトプットで求める成果を高めるためのインプット

大学校から10月中旬に連絡いただいた時は、
受講生のソーシャルディスタンスを確保するため、
二つの教室に分かれて開催とのことでしたが、コロナ第3波。
今月6日に連絡いただいた時には申込者は15名で教室は一つになり、
さらに7日の緊急事態宣言でキャンセルが相次いで、
最終的に参加者は9名になりました。

大学校の他のコースもキャンセルが相次いで参加者が少なく、
来週以降は長期コースを除いて中止とのことで、
今週の研修が短期コースとしては今年度最後になるようです。
『最後の授業』とあれば黒板に何か書き残しますか。
――「中小企業バンザイexclamationコロナに負けてたまるかexclamation」とか

研修初日から色々と熱心にご質問いただきました。
二日目にはマスクのカンパもいただき、ありがたい限り。
最終日にはイラスト入りのメッセージカードまで頂戴しました。
20210122.jpg

とても嬉しいです。自分へのご褒美に、
頂戴したカードを入れる額を買い求めました。

終わってみれば研修中に7名の方と名刺交換、参加者の8割です。
私にとっても、学びや気づきが多い充実した5日間になりました。

初日の研修後にいただいた質問の一つが、別の研修で
人件費の変動費化で収益構造を改善することを学ばれたとのこと。
たしかに固定費の変動費化で損益分岐点を引き下げられますが、
経営判断として正しいか疑問です。リーマンショックの時に
パート従業員を正社員にされたエーワン精密さんの事例などを
紹介して、私の回答とさせていただきました。

いまだに、目先の数字のつじつま合わせを説くとは正直ビックリです。
損益分岐点に限らず、キャッシュフローや生産性、労働分配率など、
いずれも物事の本質を追究することが肝要です。
(1)数字の求め方でなく、数字の意味するところを理解する
(2)数字の評価ではなく、数字の背後にあるものを読み解く
(3)個々にバラバラでなく、数字の相互の繋がりを読み解く

研修中、村山さんの本やサイゼリヤさんなどの取り組みを紹介して、
その取り組みの「意味するところ」を共に学びました。
そして、研修の最終日(1/22)には、でんかのヤマグチさんや
奈良のとんかつ屋「まるかつ」さんの取り組みを紹介。


昨年、緊急事態宣言が発令されたのは4月7日のこと。
まるかつさんは緊急事態宣言が発令される前の3月30日で
通常営業(店内でのお食事の提供)を自主的に取りやめられて
3月31日からは持ち帰り専門のお店になられました。
そして緊急事態宣言が解除された5月14日以降も、自主的に
持ち帰り専門を続けられました(9/2より店内営業を再開)。
そしてそして来月(2021/2)には、
2号店を生駒市にオープンの予定で着々と準備されています。

同じ情勢の中で、みな同じように困っているかというと
決してそうではありません

ある企業は、2割なら2割の賃上げをしても、
それを生産性の向上でカバーして悠々とやっている。
一方は四苦八苦している。
ある商店では比較的安く売っているけれども、
利益は適正に取っているのに、
別のところでは、高く売っても利益があがらない。
そういったことが同じ業種の中でもしばしば見られます
どうして、そういう差が出てくるのでしょうか。それはひと言でいえば、
その必要性を感じていた、察知していたということではないかと思います。
「命をかける真剣さ」/松下幸之助『経営心得帖』

そして、昨日(1/22)大阪に戻る新幹線の車中の友は、
「日経ビジネス」と「Wedge」の最新号。
IMG-9048.jpg
どちらの特集も、対象は違えども、
正しいことをする」がテーマと受け止めました。

以上、今週一週間の出張で感じたことのあれこれを思いつくままに。
その結論は、
目先の数字に囚われた「短期的な利己」ではなく、
小回りを利かせた密なる心の通い合いで「心の距離は限りなく密」にし、
社会にとって正しい「持続的な利益」を追求して「自利利他円満」です。
求めるものは「最大」や「最高」「最良」ではなく「最適化」であり、
役所の要請や法律の規制、休業補償の有無で自らの行動を判断するのでなく、
社会と「調和」して自ら積極的に変化して成長し続ける姿であり、
自分たちの主体的な判断で行動して「約束」を守って「責任」を果たし、
―― 自分との約束、共に働く仲間との約束、お客様との約束、社会との約束などなど
結果の喜びを共に働く仲間やお客様や社会と分かち合う自律」です。

忘己利他(もうこりた)

自利利他円満(じりりたえんまん)

共存共栄ということでなくては、
真の発展、繁栄はありえない。
それが自然の理であり、社会の理法なのである。
自然も人間社会も、共存共栄が本来の姿なのである。
「共存共栄に徹すること」/松下幸之助『実践経営哲学』

関係先の犠牲においてみずからの発展をはかるようなことは
許されないことであり、それは結局、自分をも損なうことになる

やはり、すべての関係先との共存共栄を考えていくことが大切であり、
それが企業自体を長きにわかって発展させる唯一の道
である
「共存共栄に徹すること」/松下幸之助『実践経営哲学』



10年前の富士山(2011.1.23)七面山

中央集権的でいくつもの階層がある企業
官僚的で内向きで、コストが高く反応時間が遅い組織にはもう意味がない
こんな会社はもはや有益な模範を提供しない。
それは、国際化の度合いが低く、
売り手寡占市場で、変化の速度が遅かった時代に花開いた組織だ。
これから先の数十年、
ますます経済競争が激しくなる時代に勝利する企業は、
1920年代から60年代にかけての松下電器にますます似てくるかもしれない

ジョン・P・コッター『限りなき魂の成長――人間・松下幸之助の研究』
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人生においてはカメのような、歩一歩のあゆみが大切だと思う。
速度を多少速めるのはよいが、
二歩三歩いっぺんに飛ぼうとすれば往々にして失敗することにもなろう。
「歩一歩の歩み」/松下幸之助『思うまま』
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旧豊郷小学校足跡

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愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
立ち止まってはいられない

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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