• もっと見る

宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

宮 直史さんの画像
★経営のための会計★
★経営のための会計★
ようおこし (^_^)
ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
「道しるべ」でお好きなカテゴリーをお選びいただき、お時間の許す限りごゆっくりおくつろぎください。
道しるべ★カテゴリー
Google

WWW このブログ
<< 2023年09月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の記事
最新のコメント
https://blog.canpan.info/miya38ts/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/miya38ts/index2_0.xml
自主自立の気概をもつ [2020年10月02日(Fri)]
企業は社会の公器である
したがって、企業は社会とともに発展していくのでなければならない
企業自体として、絶えずその業容を伸展させていくことが
大切なのはいうまでもないが、
それは、ひとりその企業だけが栄えるというのでなく
その活動によって、社会もまた栄えていくということでなくてはならない
また実際に、自分の会社だけが栄えるということは、
一時的にはありえても、そういうものは長続きはしない。
やはり、ともどもに栄えるというか、
いわゆる共存共栄ということでなくては、真の発展、繁栄はありえない
それが自然の理であり、社会の理法なのである。
自然も人間社会も、共存共栄が本来の姿なのである。
「共存共栄に徹すること」/『実践経営哲学』

自主経営というものをはっきり自覚しないと、
共存共栄というものは分かりませんな。
つまり自主経営のない人は依存経営になりますね
それでは共存共栄になりませんね。助けられてやるということですな
助けられてやるということは、いっか破綻が来ますね
だから助けられないでやるということが建前である。
その上に立ってお互いに力をかしあうというときに
初めてそれがものになるということですね。
「共存共栄と自主経営」/『松下幸之助の経営問答』

自主自立の気概をもちましょうひらめき
そこから力強い勇気が湧き、新たな知恵や創意工夫が生まれてきます
そうして断を下し、実行し、事をなし遂げていくところに
自らの進歩向上が得られ

大きな達成感も味わえるのです
松下幸之助「自立」(PHP2013年9月号)

随処作主 立処皆真」臨済禅師
 (ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)

そろそろ安易な国頼みを卒業できないものか
西川義文(日経電子版/2011.3.10)

至誠一貫
正代の大関昇進伝達式の口上

プロフェッショナルの責任は、すでに2500年前、
ギリシャの名医ヒポクラテスの誓いのなかに、はっきり表現されている。
知りながら害をなすな」である。
プロたるものは、医者、弁護士、マネージャーのいすれであろうと、
顧客に対して、必ずよい結果をもたらすと約束することはできない
最善を尽くすことしかできない。しかし、
知りながら害をなすことはしないとの約束はしなければならない
顧客となるものが、プロたるものは知りながら害をなすことはないと
信じられなければならない。これを信じられなければ何も信じられない。
ドラッカー『マネジメント』

今週発売の「日経ビジネス」2020年9月28日号
IMG-8089.jpg
今号の特集は、コロナと「日本の借金」大盤振る舞いのツケ

特集記事に記されていることについて、
仕事の現場でこれでいいのかと疑問に感じていたことも多々ありますが、
初めて知った事実もあって、色々と考えさせられました。

たとえば、預金残高(※)が4月からの4ヶ月で47.5兆円も増加exclamation&question
(※)表面預金から未決済の手形・小切手を引いた実質預金+譲渡性預金

危機に備えた手元流動性の確保で預金残高の増加は予想していましたが、
現金通貨と違って、デジタルデータにすぎない預金通貨の銀行預金
短期間でここまで増えていたとはビックリ。色々と気がかりです。

念のため、データの出所の日銀統計を確認すると、
4〜6月の3ヶ月で預金残高は47.5兆円の増加に対して
貸出の増加は21.6兆円(45.5%)で、差引き25.9兆円(54.5%)です。

このうち、「地方銀行」は預金が21.3兆円の増加に対して
貸出の増加は5.6兆円(26.1%)で、差引き15.7兆円(73.9%)です。

わずか3ヶ月で、銀行が意図せず(好むと好まざるとに関わらず)
積み上がった預金(銀行にとって負債)
の「行き場」が気がかりです。

突然の預金の払い出しに備えた準備預金もさることながら、
本来業務の貸出も借り手の返済能力の問題もあって
担保や公的保証に頼らないプロパー融資の実行は厳しい状況でしょうし、
かといって、このまま預金が積み上がったままでは
銀行自身の自己資本比率が低下する。
―― 銀行には地域の金融機関としての使命を果たし続けていくことを
社会から求められています
が、容易ではないでしょう。

日経ビジネスの記事には、コロナ禍の金融支援で
信用保証協会の保証実績が急増している事実も記されていました。

データの出所の全国信用保証協会のHPを確認すると、
3月以降、保証の承諾額が前年同月に比して大幅な増加が続いています。
ただ、不思議なことに、保証承諾額は7月以降も依然として多いのに、
銀行の融資額は7月以降さほど増加していません


202010.jpg
(クリックで別ウィンドウ表示)


日経ビジネスの特集記事にも記されていますが、
コロナ対策のゼロゼロ融資への切り替え(借り換え)なのでしょうか?
もしそうだとすると、
借り換えたゼロゼロ融資に伴う利息や保証料、貸倒が生じた時の損失などについて
最終的にそのツケを払う(コストを負担する)のは誰かを考えると釈然としません。

日経新聞電子版の西川義文さんの「経営者ブログ」より――
「中小企業融資への不評」西川善文/2010.5.27
銀行の中小企業向け融資に関して、相変わらず不評を耳にする。
最近は、銀行が中小企業から融資の申し込みを受けるとまず、
信用保証協会の保証付き融資を勧めるということだ。
政府が景気対策の一環として、総額20兆円の緊急保証制度を設けているので、
これを利用してくれということであろう。
確かに保証協会の保証付き融資でも顧客の資金ニーズは
一応満たすことになるかもしれないが、これでは
銀行は顧客との間で血の通った取引関係を築くことはできないのではないか

さらに、いささか大げさな話になるかもしれないが、
銀行はリスクマネジメントを放棄したのも同然で、それでは
銀行の本来的な機能である信用創造機能を果たせないのではないか

中小企業向け融資においてこそ、この点を強く意識しなければならないと思う
(…)
融資業務においても、リスクマネジメントはもちろん
ポートフォリオマネジメントがしっかり定着すれば、中小企業融資に際しても
安易に保証協会保証付き融資に逃げ込む必要はないのではないか。
もちろん保証協会保証の有用性を否定するものではないのだが、
銀行という業務の本来的な機能をいかに果たすかを突き詰めていけば、
中小企業向け融資への不評はもう少しは軽減されるのではないか


2016年版中小企業白書・第2部第5章「中小企業の成長を支える金融」より
Hakusyo_2_5_2.jpg
(クリックで別ウィンドウ表示)


銀行は「天気の良い日には傘を貸すが、雨が降れば傘は取り上げる」と
言われている。酷な話に思えるが、
お金を貸して取りはぐれたのでは銀行の経営が成り立たないので、
雨が降ったら借りた傘は取り上げられるというのは当たり前と考え
どんなときでも自分の力で雨に濡れないようにしておかねばならない
つまり、土俵の真ん中で相撲をとるような経営を
つねに心がけていなければならない
のである。
『稲盛和夫の実学』

雨が降れば傘をさそう
傘がなければ、一度はぬれるのもしかたがない
ただ、雨があがるのを待って、
二度と再び雨にぬれない用意だけは心がけたい
雨の傘、仕事の傘、人生の傘、
いずれにしても傘は大事なものである

「雨が降れば」/松下幸之助『道をひらく』

銭一文天から降らず、また地から湧くことなし
井原西鶴『日本永代蔵』

金銀は儲けがたくて減りやすし。
朝夕、十露盤(そろばん)に油断する事なかれ
井原西鶴『日本永代蔵』

資金調達とは難しいほうから順番に選択する
小山昇『仕事ができる人の心得』0513

@ 利益の確保
A 資産の圧縮。特に棚卸しを
B 負債の増加
 (支払手形よりも長期借入金がよい)


「融資が受けられないのは、なぜなのかわかるか」
「現在の金融状況が厳しいからです」
違う!君の真心が足りないからだ。『至誠天に通じる』と言う。
君が本当にラジオ修理事業に命を懸けて取り組む気概があるならば、
そしてその事業に利益が出るという信念があれば、
その思いは必ず伝わる。そうではないか」
百田尚樹『海賊とよばれた男』

決済を早くする。これが中小企業経営の基本です。
企業が倒産するのは金を払えないからです
だったら、その逆をいったらいい
神吉武司/月刊致知(2007/2)


私の今年の一文字は「革」
2020革.jpg
◆私の今年の一文字「革」/2020.1.3

大切な一生である。尊い人生である。今からでも決しておそくはない
おたがいに心を新たにして、
真剣勝負のつもりで、日々にのぞみたいものである。
「真剣勝負」/松下幸之助『道をひらく』

mampo.jpg
愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
立ち止まってはいられない

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
コメント