捨てることは変化を求める攻めの姿勢
[2020年07月02日(Thu)]
1990年(平成2年)6月末で監査法人を退職して独立。
あれから30年、多くのご縁を頂き、色々な仕事をさせていただいて
今まで生き延びてきましたが、独立30周年を機に、
2020年(令和2年)6月末で今まで借りてきた事務所を仕舞うことにしました。
40代といえばある程度の経験を経て、知識を積んだ年齢です。
それがプラスに働くこともあれば、
反対に先入観なしに物事を見ることを阻んでしまうこともあります。
こうしたマイナス要素をどうやってなくしていくか。
それは思いきって自分の経験や知識を捨てて考えること。
もちろん時間的な労力や成功体験を経て得てきたものですから、
「捨てる」には未練が残ることもあります。
しかし、記憶も前例も意識的に手放さなければ、
新しい発想を得ることはできないと感じています。
そしてこの作業を繰り返すことによって、
大きな変化は起こるのではないでしょうか。
(…)
「変化」を求める攻めの姿勢と
状況にあわせた思考の厚みを増やすこと。
これまで以上に、この二つをより充実させて進化したいと思っています。
羽生善治『捨てる力』の「はじめに」より
それがプラスに働くこともあれば、
反対に先入観なしに物事を見ることを阻んでしまうこともあります。
こうしたマイナス要素をどうやってなくしていくか。
それは思いきって自分の経験や知識を捨てて考えること。
もちろん時間的な労力や成功体験を経て得てきたものですから、
「捨てる」には未練が残ることもあります。
しかし、記憶も前例も意識的に手放さなければ、
新しい発想を得ることはできないと感じています。
そしてこの作業を繰り返すことによって、
大きな変化は起こるのではないでしょうか。
(…)
「変化」を求める攻めの姿勢と
状況にあわせた思考の厚みを増やすこと。
これまで以上に、この二つをより充実させて進化したいと思っています。
羽生善治『捨てる力』の「はじめに」より
長年借りてきた事務所を仕舞うにあたって多くのものを処分しました。
机や書棚などの備品、本、資料、書類、名刺などなど
その一つひとつに出会いがあって、
それらのおかげで経験や知識を積み重ねることができました。
一つひとつに思い出があって愛着が湧き、それを捨てるには未練が残ります。
が、捨てることは「変化」を求める攻めの姿勢であり、
そのための「心」の整理、と気づきました

山ほどある情報のなかから、自分に必要な情報を得るためには、
「選ぶ」よりも「いかに捨てるか」のほうが重要。
手は浮かぶものではなくて、消去して残ったものになります。
ひとつの手を選ぶということは、
それまで散々考えた手の大部分を捨てること。
(…)
自分が選んだものに対して責任をとりつつ自信を持つことが
大事なのではないでしょうか。
羽生善治『捨てる力』

「選ぶ」よりも「いかに捨てるか」のほうが重要。
手は浮かぶものではなくて、消去して残ったものになります。
ひとつの手を選ぶということは、
それまで散々考えた手の大部分を捨てること。
(…)
自分が選んだものに対して責任をとりつつ自信を持つことが
大事なのではないでしょうか。
羽生善治『捨てる力』

人間の生活は「選択」の連続です。
しかし大半の人々は、そもそも選択をしているという自覚が希薄なため、
選ぶための思考力も鍛えられていません。
いまの日本が全体的に力を失いつつあるとしたら、それは
正しい選択のための思考力が弱まっていることも一因ではないでしょうか。
外山滋比古『考えるとはどういうことか』
しかし大半の人々は、そもそも選択をしているという自覚が希薄なため、
選ぶための思考力も鍛えられていません。
いまの日本が全体的に力を失いつつあるとしたら、それは
正しい選択のための思考力が弱まっていることも一因ではないでしょうか。
外山滋比古『考えるとはどういうことか』
選ぶ(捨てる)ために考える、そして決断し、自分が決めたことを果敢に実行

――『運命は勇者に微笑む』(羽生善治さんの好きな言葉)
前後裁断、日々是好日(にちにちこれこうじつ)



愚直に一歩、一歩、もう一歩

この続きはまた明日
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。

会計は算術ではなく、思想である

会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。