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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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同じチラシでも [2020年06月16日(Tue)]
NHK逆転人生(4/27)に登場の奈良のとんかつ店「まるかつ」さんに
先週木曜日(6/11)、出かけてきました。
IMG-7453.jpg

2014年9月に自信満々で店をオープンするも、来客は伸びず赤字続き
食材や味に工夫することで客足は増えたが、価格が安すぎて赤字続き
そこで、ほかに負けないものだけにメニューを絞り込んで値上げすると、
客は離れる(値上げ後も通い続けてくださるお客もおられたが)。
通販に活路を求めて専門家に意見を聞くとダメだしをくらう。
八方ふさがりで抱えた借金は5千万円、絶対絶命のピンチ。

そんな崖っぷちから、お店のご主人(店長)金子さんの逆転劇、
第一幕は、2018年1月にご近所に配った「チラシ」です。

とんかつ屋さんのチラシといえば、
写真入りでメニューが載って割引券がついているのが定番ですが、
金子さんのチラシは表裏すべて文字だらけ、まさに「お手紙」です。

金子さんが「素直な心」で書いた手紙を読んで「共感」されたご近所の皆さんが
お店に足を運んでとんかつを食べに来てくださいました。
――「なかなか素直でおもしろいなとは思いましたね
1回行ってみようかと思って、こんな珍しい文字ばかりのチラシでね
お客さんの中には、自分の友だちにチラシを配りたいからと、
チラシを求められた方もおられたようです。

同じチラシでも、定番のチラシと違って、
金子さんのチラシには金子さんの「心」がこめられていたので、
その「心」が届いたご近所の皆さんがお店に足を運ばれ、
そして、金子さんのとんかつを通じてお客さまと「心」が通い合い
お客さまは美味しいとんかつを食べられて満足だし、
金子さんもお客さんの笑顔が嬉しくて大満足。

商売でもね、物が動いて、お金が動いて、
それで一応は成り立つんです。
しかし、もう一つ根本的に大事なことは、
物や金と共に
人の心もまたこれに乗って
移り動いていかなければならないということです。
単に物をつくり、物を売り、そしてお金を得ているというだけなら、
商売とはまことにさくばくとしたものになってしまいますよ。
そうじゃないのですな、ほんとうは
物とあわせて心をつくり、物と共に心を売り
そしてお金と共に心をいただく
つまり物や金が通いあうだけでなく、
お互いの心というものがお客様との間に通い合うことが
きわめて大切
なのです。
そこに真の商売の喜びや味わいと言うものがあるのですね。
自分が商売をする心の価値に自信を持ちたいものですね。
「物と心」/松下幸之助『人生談義』

番組でも、チラシの全文がパネルで紹介されていましたが、
お店の「苦境」を赤裸々に書いてぜひ食べにきてくださいと訴える内容です。
番組では自虐的な記述を取り上げて面白おかしく話題にしていましたが、
そんな自虐への「同情」でご近所の皆さんが食べに来られるとは思えませんし、
たとえ同情や憐みで一度は食べに来られてたとしても二度目はないでしょう。

IMG-7461.jpg
お店に置いてあった「まるかつ新聞」号外。
下が4周年記念の第二号、上が5周年記念の第三号です。
新聞の上の品は「賄賂」とは別モノで、店長さんの心づくしです。

この新聞、表の文章も読ませてくれますが、
その裏面は、NHK逆転人生で紹介された最初のエピソード、
ご近所の皆さんに配られた表裏びっしり文字だらけのチラシの全文でした。
img471.jpg

見事です。
実際のチラシは、横書きで、表裏両面にびっしりと書かれていたようです。
両面に記されていた全文が片面のため、文字は小さいですが、
お店を始めた「動機」、そしてオープン後の「試行錯誤の取り組み」、
その結果として「今の苦境」が赤裸々に書き綴られています。

タイトルに「バカなとんかつ屋」と書かれているように
自虐的な記述もありますが、むしろ、全体としては、
味や食材にこだわって真摯に店の経営に取り組んでおられるのが
伝わってくる
素晴らしい内容のメッセージです。

このチラシなら「そこまで言うならいっぺん食べてみよか」となって、
食べに出かけたら「うん、うまいやないか」とご贔屓になって、
何度も食べに出かけたり、友達を誘ったりするのも納得です。
関西人が自分のことを「あほ」と言う時は、決してあほやないですね。

サービスは相手を喜ばせるものであり、
そしてまたこちらにも喜びが生まれてこなければならないものである。
喜び喜ばれる姿の中にこそ真のサービスがあるといえよう。
お互いに、喜びをもってサービスにあたりたい。
躍動する心でサービスに専心したい。
真の商売がそこから芽生えてくる。
『松下幸之助・経営の真髄』

4周年記念の第二号(2018/9)、5周年記念の第三号(2019/9)
となると、第一号が気になるところですが、
おそらく2017年まではそんなことを考える余裕もなかったはずですから、
2018年1月にご近所の皆さんに配った文字だらけのチラシが、
「まるかつ新聞」号外の第一号かもしれません。
(次にお店に出かける機会にお尋ねしてみようと思っています)

アマゾンの創業者ベゾスが、株主に向けて毎年発行するレターに、
第一号を添付し続けておられるのを思い出しました。

松下幸之助『道をひらく』より――
「手を合わす」
うどんの値段は同じであっても、
客を大事にしてくれる店、まごころこもった親切な店には、
人は自然に寄りついてゆく。
その反対に、客をぞんざいにし、礼儀もなければ作法もない、
そんな店には、人の足は自然と遠ざかる。

客が食べ終わって出て行く後ろ姿に、
しんそこ、ありがたく手を合わせて拝むような心持ち、
そんな心持ちのうどん屋さんは、必ず成功するのである。

こんな心がけに徹したならば、もちろん、うどんの味もよくなってくる。
一人ひとりに親切で、一ぱい一ぱいに慎重で、
湯かげん、ダシかげんにも、親身のくふうがはらわれる。

そのうえ、客を待たせない。
たとえ親切で、うまくても、しびれが切れるほど待たされたら、
今日の時代では、客の好意もつづかない。
客の後ろ姿に手を合わす心がけには、
早く早くという客の気持ちがつたわってくるはずである。

親切で、うまくて、早くて、そして客の後ろ姿に手を合わす――
この心がけの大切さは、何もうどん屋さんだけに限らないであろう。
おたがいによく考えたい。

人間が達成するあらゆる成功が努力の結果なのです。
そして、努力の大きさが、成功の大小を決めているのです。
そこに偶然はありません
才能、能力、物質的、知的、霊的な資質のすべては努力の果実なのです。
それは成就した思い、達成された目標であり、現実化されたビジョンです。
ジェームズ・アレン『新訳 原因と結果の法則』

前後際断、日々是好日(にちにちこれこうじつ)
20160416-3.jpg

mampo.jpg
愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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