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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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同じとんかつでも [2020年06月15日(Mon)]
先週木曜日(6/11)、奈良のとんかつ店「まるかつ」さんに出かけてきました。
IMG-7453.jpg
匠とんかつ「まるかつ」/奈良市神殿町

私が「まるかつ」さんを知ったのは、
4月27日の夜に放送されたNHK「逆転人生」です。

放送前の案内で「ツイッターのつぶやきが生んだ逆転劇」と紹介されていたので、
番組にさほど期待していませんでしが、
お店のご主人(店長)の金子さんの「心意気」が素晴らしく、
すっかり魅せられてしまいました。

2014年9月にお店をオープン。
とんかつの味には自信満々、されど来客は伸びずに赤字続き。
そこで、メニューを見直して味にこだわって値上げするも逆効果。
お店の経営に真摯に取り組んでいるのに八方ふさがりで、借金は5千万円。
立地の悪さ(10年間で4店が閉店)が問題でも、引越するカネもない。
この局面を打開すべく通販に取り組もうと専門家にアドバイスを求めたら、
通販するにも初期費用はかかるし、
半径100メートルのお客さんすら満足させられないのにとダメ出し。

そんな崖っぷちからの逆転劇――
・2018年1月にご近所に配ったチラシ
・2018年2月の福井豪雪でのツイッターのつぶやき
・2018年5月から始められた無料食堂の取り組み

番組のメインテーマは、SNS(ツイッター)による拡散でしたが、
私が一番インパクトを受けたのは金子さんがご近所に配られたチラシです。

飲食店のチラシといえば、
写真入りでメニューが載って割引券がついているのが定番ですが、
金子さんのチラシは表裏すべて文字だらけ、まさに「お手紙」です。

金子さんが「素直な心」で書いた手紙を読んで「共感」されたご近所の皆さんが、
お店に足を運んでとんかつを食べに来てくださいました。
お客さんの中には、とんかつを食べ終えられた後、
友だちにチラシを配りたいからと、チラシを求められた方もおられたようです。

同じチラシでも、定番のチラシと違って、
金子さんのチラシには金子さんの「心」がこめられていたので、
その「心」が届いたご近所の皆さんがお店に足を運ばれ、
そして、金子さんのとんかつを通じてお客さまと「心」が通い合い、
お客さまは美味しいとんかつを食べられて満足だし、
金子さんもお客さんの笑顔が嬉しくて大満足。まさに商売のだいご味です。

福井豪雪での逆転劇も、金子さんの素直な思いのつぶやきが、
それまではツイッターのフォロワーがわずかに10人しかいなかったのに、
一気に拡散して思わぬ展開になりました。
そして、無料食堂の取り組みも・・・

いずれも、金子さんが自分の身と重ねて「素直な心」でされたことで、
それによって何か見返りを計算するような「下心」を感じさせないです。

むしろ、表裏すべて文字だらけの「チラシ」や「ツイッター」のつぶやきに
・情、人情、心の通い合い
・心意気、素直、正直、誠実、真摯、真心
・店の商品やサービスに対するこだわり
・メッセージの手作り感
・名実一体、言行一致
を受け止めました。

お店を始めたものの思い描いたようにならず、八方ふさがりでしたが、
試行錯誤の労苦の積み重ねが実を結んで、金子さんの逆転劇、見事です。
深く感銘し、共感しました。

商売でもね、物が動いて、お金が動いて、
それで一応は成り立つんです。
しかし、もう一つ根本的に大事なことは、
物や金と共に
人の心もまたこれに乗って
移り動いていかなければならないということです。
単に物をつくり、物を売り、そしてお金を得ているというだけなら、
商売とはまことにさくばくとしたものになってしまいますよ。
そうじゃないのですな、ほんとうは
物とあわせて心をつくり、物と共に心を売り
そしてお金と共に心をいただく
つまり物や金が通いあうだけでなく、
お互いの心というものがお客様との間に通い合うことが
きわめて大切
なのです。
そこに真の商売の喜びや味わいと言うものがあるのですね。
自分が商売をする心の価値に自信を持ちたいものですね。
「物と心」/松下幸之助『人生談義』

人間が達成するあらゆる成功が努力の結果なのです。
そして、努力の大きさが、成功の大小を決めているのです。
そこに偶然はありません
才能、能力、物質的、知的、霊的な資質のすべては努力の果実なのです。
それは成就した思い、達成された目標であり、現実化されたビジョンです。
ジェームズ・アレン『新訳 原因と結果の法則』

テレビの画面に番組の収録が3月と表示されていたので、
番組を見ながら今はどうされているのか気がかりだったのですが、
番組の最後に明かされます。

色々と苦労の甲斐あってようやく、近隣のみならず、
各地からわざわざ食べに来ていただける千客万来のお店になったのに、
コロナ感染拡大を受けて「お持ち帰り専門」に切り替えを決断されました。

テレビで金子さんやお店の皆さんが働かれている姿を拝見して、
コロナの緊急事態を生き抜くという小手先の話ではなく、
コロナ後に生き残るための「大切なテーマ」と受け止めました。

番組を見ながら、緊急事態宣言が解除されて奈良に出かけられるようになったら、
「まるかつ」さんで美味しいトンカツをお腹いっぱいいただくぞ!
と思いました。

ここまでが、GW前の4月27日のことです。
以上、翌28日にFacebookに投稿した記事をもとに書きました。

そして6月3日、産経新聞の夕刊の記事が目に留まりました。
IMG-7420.jpg

「お持ち帰り専門営業に切り替えたため不安になった店長、
 ついにお客様を買収し始めました!」
―― さすが金子さん、ピンチをチャンスに変える創意工夫がハンパないです。

もちろん肝心のトンカツが美味しくなきゃダメでしょうから、
ますますお店に出かけて食べたくなり、
緊急事態宣言解除で通常営業に戻っておられることと思い、お店のサイトを確認すると、
なんと、6月以降も「お持ち帰り専門営業」を続けておられます。

そこに記されたメッセージは、他のサイトによくある常套文句ではなく、
NHK「逆転人生」で紹介された最初のエピソード、
お店を開業したけどお客さんがまったく入らず絶対絶命のピンチに
ご近所に配った文字だらけのチラシを彷彿させます。
「聴覚障害をお持ちであったり、何かご事情がある場合は
 筆談やFAX、ホームページからの対応などいたします」
なんて心温まるメッセージまであります。

これは是が非でもお店に行かねばならずと、
期限の定めのある仕事に一区切りついた先週木曜日(6/11)に
「まるかつ」さんに出かけてきました。

人情と心意気、そしてトンカツもご飯も美味しくて
「賄賂」以上に出かけた価値をいただきました。
IMG-7460.jpg
厚切りロースかつ弁当、
お肉は柔らかく、ボリュームたっぷりで食べきれず、
2切れは翌日に持ち越して食べましたが、翌日でも美味しかったです。
ご飯はその日のうちに食べましたが、とても美味しかったです。
お店を出てからお弁当をいただくまで1時間半ほど経っていたのですが、
それでも美味しかったので、きっと、お店で食べたらもっと美味しいのでしょう。
店長さんからの賄賂の中身はヒミツですハートたち(複数ハート)

IMG-7454.jpg
お店の入り口の前の駐車スペースの横に置かれていました。
よくあるのは、アスファルト舗装に車いすマークが表示されているだけですが、
このメッセージはさすが「まるかつ」さんと感心させられ、
これを見ただけでも雨の中を奈良まで来た甲斐あったと思いました。

IMG-7455.jpg
持ち帰りはあらかじめ電話で予約。
予約した時間に受け取り、店の中で待つことはできません。
引き取りに店に入れるのは原則として一人で、
次のお客様は店の入り口から店に沿って並んで待つか、
クルマで来られたお客さんはクルマの中で待ちます。徹底しておられます
IMG-7456.jpg

IMG-7457.jpg
お店の住所は奈良市神殿、「こどの」と読むんですね。
お隣りの信金さんの支店の看板で知りました。

IMG-7461.jpg
お店に置いてあった「まるかつ新聞」号外。
下が4周年記念の第二号、上が5周年記念の第三号です。
この新聞、表の文章も読ませてくれますが、裏面が素晴らしい。

裏面は、NHK「逆転人生」で紹介された最初のエピソード、
ご近所の皆さんに配られた表裏びっしり文字だらけのチラシの全文です。
4周年記念の第二号も、5周年記念の第三号も、裏面は同じです。
もしかすると、これが「まるかつ新聞」号外の第一号かもしれません。
(次にお店に出かける機会にお尋ねしてみようと思っています)

アマゾンの創業者ベゾスが、株主に向けて毎年発行するレターに、
第一号を載せ続けておられたことを思い出しました。

そこに記された内容もとても素晴らしく、これだけでもお店に来た甲斐あります。
今年9月発行の第四号も楽しみです。

新聞の上の品は、賄賂とは別モノで、店長さんの心づくしです。
この続きは、また明日四つ葉

前後際断、日々是好日(にちにちこれこうじつ)
20160416-3.jpg

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愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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