朝もはよから繁昌亭
[2010年02月21日(Sun)]
(天満の天神さんでは「梅まつり」開催中)
世間はオリンピック真っ盛りというのに、今朝の『天満天神繁昌亭』は開場前から長蛇の列・・・
本日の朝席は、枝三郎師匠の『枝さんの朝から落語会』。
昨日(2/20)のお稽古では、私も含めて稽古仲間が銘銘に勝手なスタイルで演じるので、頭の中がいささか混乱状態。そこで、週末の本番(発表会寄席)を控え、1年間のお稽古をおさらい(総括)するため出かけることにしました。
“夜席”と違って、“朝席”の演目は当日の「お楽しみ」です。
最初に登場は“幸せを呼ぶ男”桂三幸さん。嬉しいことに、本日の演目は『普請ほめ』。私たちがお稽古つけていただいた『牛ほめ』で牛を誉める前で噺を終える短縮バージョンです。
これからいよいよ牛を誉める場面が続くと思っていたところで噺を終えられたのですが、サゲが上手だったこともあり、途中で終わった感じはしませんでした。「幸せを呼ぶ男」の看板に偽りナシ!
続いて登場は枝三郎師匠。いつもながらの楽しいマクラに続いて始まったのが『池田の猪買い』。
しかも、“昼席”を控えて時間に制限のある“朝席”にも関わらず、フルバージョンです。
上下の使い分け、テンポよいリズミカルなやり取り、でもお客さまが笑われるところではしっかり間をとる・・・あれもこれも勉強しなきゃと思いながらも、しっかり笑わせていただきました。(^ ^ゞ
師匠の楽しいお噺に、身の程知らずにも自分も・・・と思いました(映画を観た後、演じていた俳優になった気分みたいなもの)。しかし、お稽古の最初の頃に、シロウトが受けを狙ったりプロの真似をしたりしても失敗するだけと師匠が言われていたのを思い出しました。
そこで、今週末のデビュー戦では、余計なことは考えずに、いただいた台本をベースに、基本に忠実に取り組みます。
■デビュー戦の基本課題
★スマイル(明るく、楽しく)
★テンポよく、リズミカルに
★メリハリ(上下、仕草、間)
★迫力ある声ではっきりと
★「んなあほな」話は堂々と
(←)大阪天満宮・星合茶屋
◆うどん双樹・すべらんうどん
師匠の2席目は、三枝師匠の創作落語『僕達ヒローキッズ』。デビュー戦を終えた後の課題の一つに「上方落語台本大賞」のチャレンジを考えている私にとってタメになりました。
舞台を終えて玄関でお客さまを見送る師匠(足を痛められたせいか玄関に廻られるのがいつもより遅かった)に、お稽古仲間のS姉さんが両手を合わせて拝んでお礼をされていました。私も同感!
師匠、ありがとうございました。これからも引き続きよろしくお願いします。
本日はお互いデビュー戦ですね。思いっきり楽しむことにしましょう。(宮)