(009)変化の「兆し」を捉える
[2009年03月28日(Sat)]
(最終更新:2011/12)
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私たちの経営環境は、常に変化しています。(→別記(059))
しかも、その変化は年々激しくなり、予想を上回るスピードで進展しています。
単純な右肩上がりの時代(「継続」の時代)であれば、前例に従えば一定の成果を得られました。
しかし、変化の激しい時代、昨日は強みだったものが、一夜明ければ弱みになる・・・
油断大敵、一瞬の気の緩みが事故のもとです。
山登りでは下山の時に事故が多いと言われていますが、
経営も、危機の最中より、危機を脱した後や特定の目標を達成するなど成功した後が危ないです。
変化する経営環境に対して、常に緊張感を持って、問題意識を高めて取り組むことが肝要です。
■変化に主体的に対応し、速やかに行動する
変化の激しい時代、私たちは、好むと好まざるとにかかわらず、
さまざまな「変化」を受け入れて「対応」しなければ、生き残れません。
「変化に対応する」とは、変化に振り回されるのではなく、自ら主体的に対応すること。
――自ら変化に気づき、自ら問い、自ら考え抜いて、自ら行動(実践)する
■兆し(前兆・予兆)を捉える
山歩きの行動中に天候が突然に変化したら、的確な状況判断で行動することが求められます。
事前に天気予報など「外部から得られる情報」を収集するだけでなく、
行動中も自ら「観天望気」を行って雲や風の動きなどから変化の兆しを捉えて天候を予測し、
天候が変化する前に的確な状況判断で行動します。――変化してからでは遅い!
多様なリスクを回避し、限られたチャンスを逃がさないために、
変化を注意深く捉え、的確な経営判断で速やかに行動しなければなりません。