私を未来へ進ませる力
[2014年04月28日(Mon)]
伊丹敬之著『人間の達人 本田宗一郎』
赤本(真っ赤な背表紙が印象的な『人間の達人』)の
第九章「手で考える」より
「この手で、この身体で物をつくり、身体で考えることによって新しい論理が開けてゆく」(p.179)
既存の論理についての知識が豊富な人は、ついつい既存の論理に頼りがちになる。あるいは、新しい試みが失敗するだろうという論理ばかりを既存の枠組みの中でつくるようになる。
だから、試みなくていい、と自己弁護をする。
「未来を知ろう、未来へ進もうということを、私はそっくり他人に教わろうとも思わず、本に書かれたものをそのまま鵜呑みにはしなかった。
それらは他人の過去だということを知っていたからだ」
教わった知識、つまり他人の過去は、自分の手で確認し「手で考える」プロセスを経なければ、未来へ進むには役に立たない、と宗一郎はいいたいのである。(p.187)
既存の論理についての知識が豊富な人は、ついつい既存の論理に頼りがちになる。あるいは、新しい試みが失敗するだろうという論理ばかりを既存の枠組みの中でつくるようになる。
だから、試みなくていい、と自己弁護をする。
「やってみもせんで、何がわかる」
「おまえ、やってみたことあるのか。すぐやってみろ」
「おまえ、やってみたことあるのか。すぐやってみろ」
(p.180〜1)
「未来を知ろう、未来へ進もうということを、私はそっくり他人に教わろうとも思わず、本に書かれたものをそのまま鵜呑みにはしなかった。
それらは他人の過去だということを知っていたからだ」
教わった知識、つまり他人の過去は、自分の手で確認し「手で考える」プロセスを経なければ、未来へ進むには役に立たない、と宗一郎はいいたいのである。(p.187)
「私にあるのは、教わって知った知識とともに、
実行して知った知識、つまり経験である。
このふたつが、私を未来へ進ませる力になっているのだ」
実行して知った知識、つまり経験である。
このふたつが、私を未来へ進ませる力になっているのだ」
魂を揺さぶり心に深く沁みる宗一郎の珠玉の言葉
本日は「第九章」から3つご紹介
よろしければご一緒に
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