設立の経緯 | 2014年4月21日、22日の2日間に渡り、「三澤了さんの遺志を継ぐ会」を開催しました。権利条約を批准し新しい時代を創っていくこの時期に、次世代への運動の引き継ぎに心を砕いてこられた三澤さんの遺志を振り返り、学び、実際に行動に取り組む、という趣旨の会に対し、全国・世界各国から、多くの賛同をいただきました。 DPI日本会議では、この「継ぐ会」への賛同金の残金を元に、新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるために活用することとし、「三澤了基金」を設立しました。 設立日 2014年9月30日 |
問い合わせ・連絡先 | < 三澤了基金運営事務局 > 住所 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階DPI日本会議気付 E-mail misawa.kikin@gmail.com 電話番号 03-5282-3730 (担当者は常駐しておりません) FAX番号 03-5282-0017 |
三澤了(みさわさとる)さんについて | 1942年4月1日生まれ。学生時代に事故で頸髄を損傷し車いすを利用するようになる。 1973年「頸髄損傷者連絡会」を結成。会長に就任し、以降、まちづくり運動や所得保障等の課題に取り組む。 1993年からDPI日本会議事務局長に就任。 三澤さんが事務局長を務めた10年余りで、交通行動の全国展開、全国各地での総会・集会の開催、会員組織の拡大など、DPI日本会議を軸にした障害者運動が大きく花を咲かせた。 2002年第6回DPI世界会議札幌大会では、政府や全国的な障害者団体を大きく取りまとめた。 1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災においては、障害当事者による救援活動の先頭に立った。 障害に関する国際的な舞台でも、日本の障害者運動を代表して参加した。こうした積み重ねの上に、現在の、障害者権利条約の批准や差別解消法の制定などの成果がある。 2004年DPI日本会議議長に就任。2013年9月30日、その生涯を終えるまで、常に運動の先頭に立ちながらも、その温厚な人柄は多くの障害当事者や関係者から大きな信頼を得ており、日本の障害者運動の未来を担う次世代リーダーの育成に尽力した。 |