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2019年01月14日

【助成事業報告・No4】加倉朋和

日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
2019年もどうぞよろしくお願い致します。
助成第4号事業の加倉朋和さんの、事業報告書を掲載致します。


◆助成第4号◆
加倉 朋和(個人・岩手県)

◆申請事業◆
大阪施設見学とポジティブ交流祭参加


◆助成決定額◆
100,000円

◆目的・概要・効果等◆
支援学校在学中の申請者が将来ヘルパーの仕事に興味が有り、大阪の事業所さん並びに、自立生活されている当事者さんの協力のもと同行させていただき、体験学習及び施設見学することで、より具体的な目標を立てる。


◆事業時期・内容◆
11/21(土)〜23(月) 
21日am自立生活夢宙センター見学 pm社会福祉法人ゆうのゆうデーセンター夢飛行見学 
22日ヘルプセンターぴっとinの重度障がいをもつ方とそのヘルパーさんに同行 
23日ポジティブ交流祭参加


◆事業成果・今後に向けて◆
[自立生活夢宙センター]
生活介護すぺーすしゃとるのヘルパーさんと麻痺のある方の食事介助をしました。僕は、タイミングがわからなかったけど職員の方がわかりやすく教えてくれたのでその通りにしたら上手くできました。僕は、障がいがある人の食事介助を初めてしてきました。
大阪の人たちは、自分たちで車イスを動かして色んなところに行くところを初めてみてびっくりしました。
夢中センター内にあるヘルプセンターぴっとINの重度障がいがあるスタッフの方とヘルパーさんと大阪の街を同行させていただきました。車イスを足で操作していました。足で操作しいるところを初めて見てびっくりしました。

自立生活夢宙センター内村さんから色んな話を聞きました。大阪では電車に車イスで乗れると聞きました。大阪はやっぱりすごいと思いました。宮古でも電車に車イスの方でも乗れるようになってほしいと思います。

1.png
Nさんの食事介助の様子
 
[社会福祉法人ゆうのゆう]
生活介護夢飛行では、利用者と一緒にビー玉を転がして絵を書きました。ゆうのゆうではいろいろな利用者の方に臨機応変に対応していて凄いと思いました。初めて利用者の方と一緒にビー玉アートを作成しましたがとても楽しくやることができて良かったです。


今回大坂に行ってきて色んなことを学んできました。僕も学んだことを生かして社会人になったら介護をやりたいと思いました。

ポジ祭では、時間が無い中で大阪の人たちのほかに東北の人達ともふれあえたのでよかったです。
2.png
ポジティブ交流祭の準備の様子

※報告書に研修の様子の写真があります

◆経費収支内訳◆
収入:三澤了基金 100,000円
   自己負担額  9,480円
支出:交通費   109,480円
   (内訳)
   加倉朋和
     宮古-大阪間38,940円、大阪移動1,730円
   支援員(野崎)
    宮古-大阪間66,270円、大阪移動2,540円



◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇



┏────────────────────────────────────────┓
三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
┗────────────────────────────────────────┛


2018年12月24日

【助成事業・No.8】自立生活支援センターフリーダム21

【2016年10月28日付助成決定事業】

◇助成第8号◇
特定非営利活動法人自立生活支援センターフリーダム21(団体・奈良県)

◇申請事業◇
奈良ユニバーサル観光マップ事業

◇助成決定額◇
460,000円

◇目的◇
≪事業を始めるに当たって≫
私はフリーダム21で一番障害当事者として年齢が若く、当事者リーダーとしての経験が浅いのでフリーダム21では若手障害当事者として位置づけられています。その私が京都には京都ユニバーサル観光ナビという障害者が観光に行くための情報があり、京都では障害者が観光に来ている姿をよく見かけるのに対して奈良には障害者が観光に行くための情報が不十分であり、障害者が観光に来る人をあまり見かけないことを残念に思い、観光好きの私がなんとか奈良に障害者がもっと観光に来てもらうための活路を自ら見出したいと始めたのがユニバーサル観光マップ事業です。事業計画書も事業計画を作成した経験がない私が障害当事者の先輩方に何度もアドバイスを受け、試行錯誤しながら、事業計画を作成しました。事業を遂行するのは、初めてでこれからが本番であり、壁にぶつかることも多々あると思いますが、先輩方にアドバイスを受け、事業を進める中で得た経験を糧にしながら、自分の力で何としても事業を成功させるために精進したいと強く思っています。

≪目的・効果≫
奈良は寺院・世界遺産が多数存在する観光都市であり、障害者や高齢者が全国から多数観光に訪れることが明らかです。しかし、奈良には障害者向けの観光コースの情報がなく、観光地に障害者の姿を見かけることが少ないという現状から障害者の目線で車椅子に乗られている方でもスムーズに安心して観光ができるコースを提供することが必要と考えます。また、障害者差別解消法、奈良県障害のある人もない人もともに暮らしやすい社会づくり条例が制定された現在に奈良ユニバーサル観光マップは観光都市として求められる条件でもあると考えます。障害当事者で当事業代表である私自身が奈良の観光地に障害者の姿があまり見られないことを非常に残念に思っており、奈良に障害者がもっと観光に訪れてもらうためには、車椅子で行くことができる観光コースの紹介が必要不可欠であると誰よりも強く感じています。
ユニバーサル観光マップを作成する過程で障害者が観光調査を行い、観光施設や店舗にバリアフリーのアドバイスをすることにより、バリアフリーの意識を高めることができ、バリア改善の機会を設けることができます。また、ボランティアとして地域の方と共に活動を行うことで、障害者のことを理解してもらえる機会を作られることもユニバーサル観光マップ事業のメリットであると考えます。
ユニバーサル観光マップを作成するにあたり、重要であるのは障害当事者の目線で調査を行った上で観光マップを作成し、車椅子使用者の本当に必要な情報を提供することです。フリーダム21は奈良の自立生活センターとして長年に渡り、障害者が主体となって生活相談、情報提供、権利擁護、居宅介護などの事業を行ってきたノウハウをユニバーサル観光マップに生かすことができると考えます。また、奈良の自立生活センター代表としてその責務を果たしたいと考えています。
ユニバーサル観光マップは車椅子で行ける観光コースを紹介するものであり、車椅子で行けるということは誰もが利用することができる観光コースと言い換えることができます。各関西主要駅及び観光案内所、全国の自立生活センターにユニバーサル観光マップを配布し、全国の障害者や高齢者など様々な方に利用してもらうことで、障害者への理解や地域のバリアフリー意識を高めるとともに、奈良への観光客招致にもつながることで社会へ大いに貢献することができます。

≪次世代の障害当事者リーダーの育成≫
若手障害当事者である田中雅人が事業の代表として事業を行い、若手リーダーとして経験を積むことで奈良の若手リーダーを育てることができます。また、今後入ってくる若手リーダーに経験を伝えていくことでそのまた次の世代の若手リーダーを育てることに繋げられます。更に以下の効果が挙げられます。
・寺院、デザイナー、観光協会等と接点を持つことで外部との関係の作り方を学ぶことができる。また、地域の方とボランティアとして共に活動することで地域の方との関係の作り方も学ぶこともできる。
・観光地に出向き調査を行うことで、観光地の課題や問題点を直接知ることができ、その情報を基に障害者運動としてどのように、奈良県や観光地と交渉を行い、バリアフリー可を促進し、より良い観光都市にしていけるかを考えることができる。
・ユニバーサル観光マップを作成することで観光の本当に障害者が必要とする情報が何であるかを学ぶことができる。
・この事業で得た経験を活かし、今後、新たにフリーダム21新規事業及び奈良の観光バリアフリーに関する事業を展開する能力と自信を身に付けることができる。

≪事業概要≫
事業コンセプト
・車椅子の方を対象にスムーズに観光ができるコースを紹介する。
・行きたいと思ってもらえる魅力ある観光コースを設定する。
・障害者の目線で調査を行い、本当に必要な情報を観光マップに載せる。
・電動車椅子、簡易電動車椅子、手動車椅子に応じた情報を載せる。例えば段差があるが手動車
 椅子でお手伝いがあればお寺に入れるが電動車椅子は入場不可など。
・ピクトグラム(絵記号)等を使い、必要な情報をシンプルかつ分かりやすく伝える。

<実施体制>
代表 障害当事者 田中雅人
スタッフ(代表補佐)1名
ボランティア 11名
主に上記のメンバーで事業を展開し、フリーダム21障害当事者4名とスタッフ1名が調査、マップデザインに参加し、当事者主体で事業を実施する。

<実施スケジュール>
4月  第1回高畑エリア、奈良公園エリア調査 ボランティア募集
5月  第2回ならまちエリア調査 第1回調査取りまとめ ボランティア募集
6月  第3回西ノ京エリア調査 表紙デザイン 第2回調査取りまとめ
7月  高畑エリア、奈良公園エリア補足調査 奈良公園エリアデザイン 第3回調査取りまとめ
8月  ならまち、西ノ京エリア補足調査 高畑エリアデザイン
9月  第4回きたまちエリア調査 ならまちエリアデザイン
10月  第5回明日香エリア調査 きたまちエリアデザイン 第4回調査取りまとめ
11月  きたまち、明日香エリア補足調査 明日香エリアデザイン 第5回調査取りまとめ
12月  目次・コンセプト、観光マップの説明、裏表紙デザイン 冊子デザイン完成
1月  冊子デザイン推敲及び校正
2月  印刷発注し冊子完成
3月  冊子郵送



◇事業終了・報告提出予定
実施期間 2016年4月1日〜2017年3月31日まで 
報告書提出予定日:2017年4月30日


◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇


┏────────────────────────────────────────┓
三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。

この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
┗────────────────────────────────────────┛


2018年12月17日

【助成事業・No7】すくらむハート

【2016年9月7日付助成決定事業】

◇助成第7号◇
特定非営利活動法人すくらむハート(団体・愛媛県)

◇申請事業◇
すまいるカレッジの開催

◇助成決定額◇
195,000円

◇目的◇
【目的】
障がい者(ピアサポーター)が中心となって、障がい者やその家族など(地域の方々)が集う、学びの場(すまいるカレッジ)の提供することを目的とする。また、ピアサポーターが事業を実施していくことで、事業を通して福祉の担い手になる人材の育成(リーダー育成)も目的とする。
【事業の効果】
地域の障がい者から発信されたニーズを事業化し、地域の団体と連携をしながら障がい者(ピアサポーター)が中心となっての企画することで、事業実施において当事者の視点が反映されやすくなり、障がい者同士でより親しみやすい状況で実施することができる。

<実施体制>
スタッフ 1名
ピアサポーター 6名
講師 5名

<実施スケジュール>
○ピアサポーター企画会議の実施
(対象者)地域の障がい者(ピアサポーター)、地域の団体
(実施場所)特定非営利活動法人すくらむハート
(方法回数)平成28年8月〜平成29年3月 毎月1回(年8回)
○学びの場(すまいるカレッジ)の設置
(対象者)地域の障がい者及びその家族や関係者
(実施場所)特定非営利活動法人すくらむハート
(方法回数)平成28年11月〜平成29年3月 毎月1回(年5回)


◇事業終了・報告提出予定
実施期間 平成28年8月1日〜 平成29年3月25日まで 
報告書提出予定日:平成29年3月29日


◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇


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三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。

この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
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2018年12月10日

【助成事業報告・No3】黒崎 辰宣

日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
助成第3号事業の黒崎辰宣さんの、事業報告書を掲載致します。


◆助成第3号◆
黒崎 辰宣(個人・宮城県)

◆申請事業◆
講演会「友達の作り方」


◆助成決定額◆
250,000円

◆目的・概要・効果等◆
人間関係に悩んでいる人を手助けするため。
大学教授による講義をして頂きました。
講義時間は一時間半であった。

◆事業時期・内容◆
平成27年11月21日(土) セミナー「友達の作り方」を開催しました。

◆事業成果◆
人間関係を父性原理、母性原理から説明していただくことにより参加者は、良好な人間関係の構築方法を学ぶことができた。

セミナーを成功させることにより、僕の自信になりました。

◆経費収支内訳◆
収入:三澤了基金      25,000円
支出:講師謝金       15,000円
   司会謝礼   15,000円
   ボランティア謝礼   2,000円
   切手代        1,000円
   飲料水        5,500円
合計       25,000円


◆今後に向けて◆
記載なし


◆協力団体(CILたすけっと)からのコメント◆
講演会に参加してみての感想は、企画した彼の思いは伝わってきたが、2時間のほとんどが大学教授のお話になっていたので、彼と大学教授との対談など工夫があってもよかったのではないかと思います。もっと彼の「友だちの作り方」についての生の声を聞きたかったです。彼は高校2年生なので、これを機に積極的に色んなことに挑戦してほしいです。
CILたすけっと 杉山裕信


◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇



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三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
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2018年12月03日

【助成事業・No6】リカバリーサポートセンターACTIPS

【2016年8月16日付助成決定事業】

◇助成第6号◇
特定非営利活動法人リカバリーサポートセンターACTIPS(団体・千葉県)

◇申請事業◇
当事者研究会in市川

◇助成決定額◇
390,000円

◇目的◇
精神障害を持ち、生活に困難のある方が、他社との繋がりの中で自信を取り戻し、「当事者研究」と呼ばれる対話やグループ活動で自分や他者への理解をより深める。孤立することや将来への不安を共有することで、参加する方々が「ここに居てもいい」という感覚が持てるような場を、当法人のピアスタッフ中心に築いていきたい。
@ 近年注目される「ピアサポート」と呼ばれる仲間同士の助け合いで、障害当事者主導のサービスの創造を”当事者研究会”を中心に展開したい。
A ピアのネットワークを広げるために、当事者研究全国交流集会などへの参加を行う。
B ”当事者研究”発祥の地である北海道浦河町「べてるの家」と当法人を中心とした市川市の当事者グループとの交流と学び。市川市での当事者研究の拠点として発展させていきたい。

<実施体制>
@当事者スタッフの運営により、月に一度、公民館の一室を貸し切り当事者研究会の開催。申請者のほか、ファシリテーターを他団体勤務のピアに依頼するため、謝礼が発生。
A当事者研究全国交流集会への参加を募り、研鑽をつむとともに、得た情報を当事者研究会で共有し、当事者研究の広がりとピアのネットワークの促進を図る。
B年1回べてるの家から向谷地生良氏とピアスタッフを招聘し、交流と実践の促進を図る。


<実施スケジュール>
@毎月の研究会…平成28年7月〜平成29年3月まで。
A第13回当事者研究全国交流集会…平成28年10月6日(土)大阪
B年度内(平成29年2月予定)に、べてるの家から招聘 市川
 (1日目:移動日/2日目:アウトリーチでの当事者研究
  3日目:アウトリーチでの当事者研究および当事者研究会)

◇事業終了・報告提出予定
2017年4月30日


◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇


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2018年11月19日

【助成事業・No5】TIC-ASIA(2015)を報告する有志の会

【2015年12月1日付助成決定事業】

◇助成第5号◇
TIC-ASIA(2015)を報告する有志の会(団体・東京都)

◇申請事業◇
TCI-ASIA2015報告事業

◇助成決定額◇
300,000円

◇目的◇
<概要>
「TCI-ASIA 2015 報告 事業 」は、“TCI-ASIA(2015)を報告する有志の会”が、“精神障害者をインクルージョンする地域社会変革へのアジア横断同盟”(以下・TCI-ASIAと表記)の第 2 回目となる大韓民国の仁川にて行われる国際会議に参加した際の模様を国内に報告を行う事業である。会としては、初めての参加になるが、前年に参加したメンバー(山本眞理)もいる。
TCI-ASIA は、アジア地域において精神障害者の完全なインクルージョンを確保するために取り組む、障害者団体・精神障害者・精神医療ユーザーサバイバー個人の連盟である。
2014 年バンコクにより結成された。

<目的>
本事業の目的は、アジアの精神障害者と課題共有を図り、国際連帯を深め、それを持ち帰った報告を通し、課題を共有する過程で、日本の精神障害者運動をさらに躍進させていくさらなる関係と場面を創ることにある。
日本国内における精神障害者は、他の人と比べて、異なる日常生活を強いられている。ただ、残念なことに“ここがおかしい!”への共感性はまだまだ私たちの想いとは裏腹に一般化していない。それは、精神障害者として、多々遭遇する差別に関する課題提起の共通理解が図られていない。差別は、個人の受容の問題として取り扱われることが多いため、私たち精神障害当事者自身が認知していないことも多々ある。仮に気づいたとしても、差別の根源はどこにあるのか、解決のベクトルとアプローチを見定め、確認する作業が重要になると考える。そのため、私たちは、当事者による連帯に意味を持ちたい。
会議参画をアジアの精神障害者と課題と想いを分かち合う場面に参加して、ビジョンを共有しながら連帯を図っていきたい。アジアのネットワークから、私たちが、ほかの国の参加者に提供できる気づきの視点や考え方があれば本望である。だが、おそらくそれ以上に、日本国内の自立生活に関わる扶助のあり方をはじめ、精神障害者の当事者運動の在り方の展望に大いなる気づきがあると考える。アジアの精神障害者の仲間とエンパワーメントをともに図り、日本国内での精神障害者運動をより盛り立てる契機をしっかりと国内に還元させたい。

<効果>
1 今回の報告が、報告者の地元のメンバーをはじめ、日本の精神障害当事者らに情報や熱意を共有する機会になる。
2 精神障害に限らず地域の障害者運動をより醸成し、地域そのものの多様性理解の豊かさのひとつのきっかけになる。
3 また、今後の精神障害者が地域で暮らすあり方の示唆が、あるべき共生社会を考える機会を提供するものになる。
4 来年以降行われる TCI‐ASIA に日本在住のメンバーが継続的に参画する素地の体制を創ることが出来る。

※プロジェクトメンバー
●山田悠平(プロジェクトリーダー 30 歳)
全国「精神病」者集団 運営委員
大田障害者連絡会 代表
大田区自立支援協議会 地域移行部会のみ委員
DET(障害平等研修)ファシリテーター

●山本眞理(顧問)
全国「精神病」者集団会員 窓口係
世界精神医療ユーザーサバイバーネットワーク理事
元障がい者制度改革委員会総福祉部会構成員
中野区自立支援協議会相談支援部会 委員

◇事業終了・報告提出予定
2016年6月30日


◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇


┏────────────────────────────────────────┓
三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。

この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
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2018年11月12日

【助成事業報告・No2】竹澤由佳

日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
助成第2号事業の竹澤由佳さんの、事業報告書を掲載致します。

◆助成第2号◆
竹澤由佳(個人・東京都)

◆申請事業◆
TOMODACHI ADA25 LEAD ON! TOUR


◆助成決定額◆
250,000円


◆目的・概要・効果等◆
ADA(障害を持つアメリカ人法)25周年を記念して、アメリカ・ワシントンDCで記念式典やイベントが行われた。この式典に合わせ、日本から若手障害当事者がADAの歴史と社会に与えた衝撃を体感するために、ツアーが組まれた。このツアーに参加することにより、日本の障害者運動に資するエッセンスやヒントを会得し、今後の活動へ還元する。また、プロジェクト名にある「TOMODACHI」を作ることも今回の大きな目的であり、特に自分が精神障害者であることから、見た目にはわからない障害をもち、かつ女性である活動家との繋がりを重視した。


◆事業時期・内容◆
2015年
7月24日 成田発。故マイケル・ウィンターさんのパートナー、桑名敦子さんと会食。
25日 ワシントンDCアクセスチェック。ウォーターフロントのフィッシュマーケットで初めてキャッシュで買い物を経験。日本の友人5人で。
26日 フリーダムバス到着イベント。ADAの立役者である故ジャスティン・ダートさんのパートナー、淑子・ダートさんと対面。
27日 NCIL会議出席。夜、ADA祝賀会出席。
28日 国会議事堂へのマーチ参加。
29日 日米若手障害者交流セミナー参加。ランチセッション参加。
30日 米日カウンシルTOMODACHIイニシアチブの事務局の方と会談。
   夜、ジュディ・ヒューマンさんと会食。
31日 ワシントン発、帰国
9月18日 帰国後合宿1日目
19日 帰国後合宿2日目


◆事業成果◆
ADA祝賀会とその後のフリータイムで、てんかんの当事者であるクリスティーナ、内部障害の当事者であるメイディー、化学物質過敏症のスーザンとTOMODACHIになった。見た目にわからない障害者同士、名刺を交換し、今後の継続的な交流(主にメール)を約束した。
出立前、周囲に「精神障害者は時差や長時間のフライトに耐えられない」と言われてきたが、13時間のフライトも乗り越え、ツアーに参加することができた。
ADAの意識の根付くアメリカ社会を体験した。具体例として、視覚障害の人がレストランに入ると、従業員が壁をトントンと叩きながら誘導(どこに壁があるか知らせてくれていた)、駅のエレベーターで車いすの人を優先的に使用させてくれた、車いすタクシーが予約しやすかった(街中に当たり前に走っているのですぐに予約できた)、街中の小さなピザ屋にもスロープが完備されていた。
こうした光の部分の一方、一般の宿泊客に「ADAって何?」と聞かれたり、駅のホームドアが皆無だったり、レセプション時に精神障害者などが休憩できる場所が無かったりと、課題も見えた。影の部分ともいうべきこの課題は、日本の障害者運動にも通じる部分がある。障害者の問題は障害者だけではなく社会全体で取り組むべきで、そういう意味では制定から25年経ったADAにもまだ改善の余地はあると考えてよいだろう。
また、「自立」の概念の違いを実感した。日本ではあらゆる制度(手当や生活保護など)を駆使して地域で暮らすことを重視するが、アメリカでは「いかに働くか」に重きをおいているように感じられた。この違いは、ADAをそのまま日本の制度にスライドできない所以でもあるだろう。どちらがよい、ということではなく、その国の風土や文化に合った制度作りが重要なのだと感じた。
日本の差別解消法や虐待防止法、障害者基本法などもまだまだいわゆる「身内」だけが深く認識している状況で、これを変えるには一般市民をいい意味で巻き込んでいく必要がある。今後の課題をGETしたという意味でも意義深いツアーとなった。


◆経費収支内訳◆
収入:三澤了基金 250,000円
   自己資金: 100,000円
   合計    350,000円
支出:ADA25ツアー参加費:251,500円
   旅行保険   8,140円
   ESTA     1,770円
   通信費    12,276円
   事前合宿費  14,140円
   現地交通費  20,560円
   現地食費  22,446円
   被服費    12,960円 
   雑費      7,708円
   合計    350,000円


◆今後に向けて◆
ADA制定の歴史には、黒人解放運動・女性運動などのバックボーンがある。日本にも障害者運動の系譜が確かに存在する。アメリカへ行ってみて、改めて日本の歴史を学びなおす必要性を痛感した。必要な本や資料をどんどん読み、運動の先達に会い、学びを深めたい。また、女性リーダーの活躍の輝かしさを目の当たりにし、非常な刺激を受けた。障害者として、女性として、一人の人間として自分の人生を自分で切り拓くという決意のもと、今までのやや受動的だった姿勢を見直し、失敗を恐れずに様々な物事にチャレンジしていきたい。今後は交渉や運動の場にもっと積極的に関与し、自分なりの課題を解決し、立ち向かう姿勢(LEAD ON!)を忘れずに活動していきたい。


◆助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◆


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2018年10月22日

【助成事業・No4】加倉朋和



2015年10月に助成が決定した事業も、高校生の企画でした。

◇助成第4号◇
加倉 朋和(個人・岩手県)

◇申請事業◇
大阪施設見学とポジティブ交流祭参加

◇助成決定額◇
100,000円
※ただし交通費のみの助成(報告時に実費精算)


◇目的◇
今支援学校高1ですが、将来介護福祉の仕事をやってみたいと思っています。そのための勉強をしに行きたいと思います。
いろいろな施設の人や職員さんと交流をしたいです。
ポジティブ生活文化交流祭に行ってみたいです。

◇事業終了・報告提出予定
2015年12月10日

助成に際し、加倉さんが利用している『NPO法人結人(センターうぇる花夢)』さんにご協力をいただきました。


◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇

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2018年10月08日

【助成事業・No3】黒崎 辰宣

2015年7月に助成が決定した事業は、高校生の企画でした。

◇助成第3号◇
黒崎 辰宣(個人・宮城県)

◇申請事業◇
講演会「友達の作り方」

◇助成決定額◇
25,000円

◇目的◇
(申請者は西多賀支援学校高等部2年に在籍する黒崎辰宜さんですが、申請に際し、担任教諭の渡部敬さんが記載されました)
黒崎は筋ジストロフィー患者であり、障害の程度はステージ8(座位保持不能。多くは寝たままで体動不能。)であります。
本人は、ステージ8という最も重い状況にありながら、何らかの社会貢献を行いたいと考え、現在、いじめ等が社会問題になっていることを鑑み、心理学者による「友達の作り方」という講演会を企画しました。
対象は、仙台市の高校生、中学生、小学生、父兄、教育関係者等とする予定です。
この企画により、参加者には友達作りについて何らかのきっかけを与えることかでき、また、筋ジストロフィー患者である黒崎本人が、このような企画を立てたことを示すことにより、障害を持っていても、社会参加をしていることを示すことができます。
一般には、障害者は障害者を対象とした企画を考えますが、本企画は、そのような制限はありません。ノーマライゼーション、インクルーシブの視点からも大きな価値があると思います。

◇事業終了・報告提出予定
2015年12月21日

助成に際し、同じ仙台市太白区に事務所のある『CILたすけっと』さんにご協力をいただくことになりました。
助成金の授与、そして申請者である黒崎さんから直接お話しを聞いていただき、この企画の成功を応援してもらいたいとお願いしたところ、ご快諾いただけました。

◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇

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新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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2018年09月30日

三澤了基金は4周年を迎えました

2014年9月30日に立ち上げた三澤了基金は、本日4周年を迎えました。

同日より募集を開始した助成事業は、2018年9月現在、
13事業・助成総額3,064,090円となり、3事業が進行中です。

三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。


◇これまでの助成支援実績(2014年10月〜2018年9月)◇

助成件数 13事業
応募件数 55事業(助成採択率23.6%)
助成総額 3,064,090円(平均助成額235,699円)


◇助成事業一覧◇

1.関東聴覚障害学生サポートセンター
  (東京都・2015年7月〜2016年3月) 
  当事者の主体性形成に関する研修事業 / 聴覚障害
  助成額 400,000円

2.竹澤由佳 
  (東京都・2015年7月〜9月)
  『TOMODACHI ADA25 LEAD ON! TOUR』への参加 / 精神障害 
  助成額 250,000円

3.黒崎辰宜
   (宮城県・2015年7月〜12月)
  講演会「友達の作り方」の開催 / 難病・筋ジストロフィー
  助成額 25,000円

4.加倉朋和
  (岩手県・2015年10月〜12月)
  大阪施設見学とポジティブ交流祭参加 / 知的障害
  助成額 100,000円

5.TCI-ASIA(2015)を報告する有志の会
  (東京都・2015年12月〜2016年8月)
  TCI-Asia 2015報告事業 / 精神障害
  助成額 300,000円

6.特定非営利活動法人リカバリーサポートセンターACTIPS
  (千葉県・2016年8月〜2017年5月)
  当事者研究会in市川 / 精神障害
  助成額 390,000円

7.特定非営利活動法人すくらむハート
  (愛媛県・2016年8月〜2017年3月)
  すまいるカレッジの開催 / 身体障害
  助成額 195,000円

8.特定非営利活動法人自立生活支援センターフリーダム21
  (奈良県・2016年10月〜2017年4月)
  奈良ユニバーサル観光マップ事業 / 身体障害
  助成額 460,000円

9.全国障害学生支援センター
  (神奈川県・2017年3月〜6月)
  インクルーシブ教育運動を担う若手障害者リーダーの育成プログラム   
  助成額 224,090円

10.全日本ろう学生懇談会
  (大阪府・2017年7月〜実施中)
  海外研修プロジェクト / 聴覚障害
  助成額 330,000円

11.六モクテキノカイ
  (愛知県・2018年2月〜5月)
  このmeを守る!その1〜ホーム転落ゼロへのシンポジウムと疑似ホーム体験 / 視覚障害
  助成額 50,000円

12.NPO法人自立生活センターSTEPえどがわ
  (東京都・2018年5月〜実施中)
  若手障害者のファンドレイジング体得プロジェクト
  助成額 270,000円

13. 車いす登山&アクティビティプロジェクト実行委員会
  (大分県・2018年8月〜実施中)
  車いす登山&アクティビティプロジェクト / 身体障害
  助成額 70,000円


これまでの助成事業内容および報告については、順次掲載してまいります。
posted by ayano sato at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ