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2022年02月14日

【助成事業報告・No16】NPO法人沖縄県自立生活センター・イルカ&仲村伊織

日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
助成第16号事業のNPO法人沖縄県自立生活センター・イルカ&仲村伊織さんの事業報告書を掲載致します。

◆助成第16号◆
NPO法人沖縄県自立生活センター・イルカ&仲村伊織(団体・沖縄県)


◆申請事業◆
おっきいがっこう(高校)にいくためのシンポジウム

◆助成支給額◆
200,000円

◆事業担当者◆
代表 長位鈴子さん


◆事業の目的・概要・効果等◆
<目的>
ぼくはおっきいがっこう(高校)にいきたい。テスト(入試)うけたらいけるときいたからテストを2回受けた。でも障害があるから、テストでいい点がとれないから、コミュニケーション能力がないからいけないっていわれる。どうして。どうしたらぼくが高校に行けるか、みんなで考えてもらうため、みんなで話し合いたい

<概要>
@ 「おっきいがっこう(高校)いく」子どもの声を社会へ〜学びと育ちを考える学習会 ちゃんぷる〜キョウ育(一般市民向け)
A 「おっきいがっこう(高校)いく」障害者権利条約に則ったインクルーシブなきょう育セミナー(行政、議員、教育関係者向け)
B モーショングラフィック「インクルーシブきょう育って何?」の作成


◆事業時期・内容◆
@7月27日(土)13時〜16時 県内ケースを多くの人と共有し、だれ一人取り残さない、一人一人が主体となっておいしい「ちゃんぷるーきょういく」を目指すための市民が参加する学習会
※学習会報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)
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参加者の皆さんの思いでサクラサク

A8月9日(金)13時〜16時50分 障害者権利条約の理念と体系、先進地の実践を知り、沖縄の子ども支援ときょう育施策、特に後期中等教育についてよりよい施策を考えるセミナー
※各資料は、以下からご覧いただけます。
○学習会報告書こちら(PDF)
○セミナー講演録 こちら(PDF)
○配布資料(大阪府立西成高校での取り組み)こちら(PDF)
Bインクルーシブ教育について多くの人に分かりやすく伝えるモーショングラフィックを作る
こちら(Youtube)
mo-syon.PNG
モーショングラフィックの一場面

※その他関連活動
2019年12月23日、沖縄県教育長に対し、県内の障害当事者団体6団体連名により、「重度知的障害者の県立高校受け入れ拒否に関する抗議」文章を提出。
こちら(PDF)
○2019年12月24日琉球新報記事
こちら(JPEG)
○2019年12月24日沖縄タイムス記事
こちら(JPEG)


◆事業成果◆
@これまで別で考えられてきた子ども支援と教育についてつなげることができた。一般の参加者も含めて書いてくれた「桜咲く思い」にあらわされるように、多くの人が共に学び、共に生きることをどうしたらいいかを考え、共有することができた。
A後援を主要な機関や団体からいただくことができ、つながりを作ることができた。現在進行形の重度知的障害者の後期中等教育保障という問題の解決の道筋を示すことができた。
B県内専門学校の協力を得て、学生たちにインクルーシブ教育について知ってもらいながら制作を進めた。12月14日の当団体20周年記念パーティーや12月22日の学園祭でも紹介することができ、今後この問題を多くの人に知ってもらうためのツールのひとつができた。

◆経費収支内訳◆
■収入:三澤基金助成金 200,000円
    沖縄県補助金  199,817円
    自己資金     12,763円
合計:412,580円

■支出:
講師謝金・旅費    154,000円
グラフィック制作謝金 15,000円
広告費     19,659円
情報保障費      193,398円
印刷通信費      18,824円
その他経費      11,699円
合計:412,580円   


◆今後に向けて◆
モーショングラフィックは4部構成の第3部であるので、これから残りの3部をつくれる
ような体制を作りたい。
沖縄における後期中等教育保障を獲得できるように今後も県教育委員会をはじめとして関
係機関に働きかけを続けていく。


◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇



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三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
┗────────────────────────────────────────┛


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