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2019年11月25日

【助成事業報告・No8】特定非営利活動法人自立生活支援センターフリーダム21

日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
助成第8号事業の特定非営利活動法人自立生活支援センターフリーダム21の事業報告書を掲載致します。


◆助成第8号◆
特定非営利活動法人自立生活支援センターフリーダム21(団体・奈良県)

◆申請事業◆
奈良ユニバーサル観光マップ事業
s-unimapHyoshi.jpg
完成したマップ表紙

◆助成決定額◆
460,000円

◆事業担当者◆
田中雅人さん(情報提供部部長)

※目的・概要・効果等、事業時期・内容については、報告書(全文)および助成決定記事をご覧ください。

◆事業成果◆
・調査で奈良公園エリア、高畑エリア、ならまちエリア、西ノ京エリア、きたまちエリア、明日香エリアの計6カ所の36施設、道路状況、多目的トイレ等の詳細な情報を得ることができた。
・調査に行くことでその施設のバリアフリーに対する意識を高めることができた、改善するところや調査結果を求められた施設もあった。また、掲載施設に観光マップを通してどこが行きづらくて不便なところなのか知ってもらうことができた。
・観光地のバリアフリーに対する知識や意識が感じられる施設もあったが、まだまだ知識や意識が低いということが分かった。
例@ 多目的トイレはあるが狭い、手すりが動かせない、一般トイレ内に多目的トイレがあるなど。
例A バリアフリールートがあるが、そのルートの説明や表示が分かりづらい。
例B 介助者がいる前提でバリアフリールートが作られている。受付に階段がある、柵の開閉など。
例C スロープが作られているが急で使いづらい。また、滑り止めがかえってガタつき危険。
・寺院などの施設に調査、観光マップ掲載の依頼をする場合にどのような手順で行うか、また許可を求めるのに必要な期間など、観光マップを作成するためのノウハウを得ることができた。
・観光マップを通して施設や外出する機会が少ない障害者や高齢者などに観光の魅力を知ってもらい、実際に外出する機会を設けることができた。
・調査データから実際に観光マップに入れる情報について、見やすさと情報量のバランスを何度も試行錯誤を繰り返し、検討を行った結果、必要な情報を入れつつ見やすい観光マップを作成することができた。また、観光マップの必須項目である、多目的トイレについてアイコンを使うことで、できるだけ多くの箇所のトイレの詳細な情報を載せることができた。車いす転回可能(広さの目安)のアイコンは奈良ユニバーサル観光マップのオリジナルである。
・電動車いす、簡易電動車いす、手動車いすの視点で調査を行い、情報を載せることによって、他にはない車いすに必要な情報が記載されたオリジナルな観光マップにすることができた。
・観光協会、掲載した施設、ボランティア、デザイナーなど今後の活動に必要な様々な人との接手を持つことができた。
フリーダム21_報告添付資料3.jpg
マップ制作途中@

フリーダム21_報告添付資料4.jpg
マップ制作途中A

〔若手障害者リーダーの育成〕
・調査を行う上で、ボランティアに車いすそれぞれの特性やどんなことが移動に不便を感じるか理解してもらった上で調査することの大切さを知ることができた。また、ボランティアを積極的に続けてもらうためにはボランティアとの関係性がすごく大切だということが分かった。
・実際に調査をして、調査をするのにどのような視点で調査をして、観光をする上でどのような情報が必要であるか学ぶことができた。また、観光地のバリアフリーに対する知識や意識が低く、障害当事者が自ら観光地へ出向き、実際にどのようなことが不便なのか、現状の改善点を伝えていく必要性を感じることができた。
・調査やデザインをしていく上で観光協会、掲載した施設、ボランティア、デザイナーなど今後の活動に必要な様々な人との接手を持つことができ、また、事業を進めるのに様々な人との接手を持たないと事業は成功しないことを学んだ。
・奈良ユニバーサル観光マップ事業を終えて、観光マップは期間内に完成することができたが、見通しが甘く、計画通りに事業を進めることができず、事業を成功させるためにはいかにして細かな部分まで詰めて、余裕をもった計画を立てないといけないのか学ぶことができた。
・何も観光マップを作成する知識がない状態で事業を始めて、反省点は多々あったものの事業を終えて、思っていた以上の観光マップを作成することができ、様々な知識を身につけることができ、自信になった。

※制作された観光マップは、ダウンロードが可能です。
なお第2段も新たに発行されていますので、ぜひご覧ください。
奈良ユニバーサル観光マップ 

◆経費収支内訳◆
収入:
三澤了基金  460,000円
その他助成金 240,000円(奈良県中央善意銀行)
自己資金   116,870円
合計 816,870円

支出:
調査活動費:390,173円
(調査交通費、食費、駐車場代、ボランティア保険、調査活動を補佐する人の雇用手当)
デザイン活動費:5,184円
(デザイン検討会 ボランティア食事代)
デザイン料:313,468円
(表紙、マップデザイン、ページデザイン、版下)
印刷製本費:105,380円
(冊子6000部、色校正)
通信運搬費:390,173円
(書類郵送代)
合計 816,870円

◆今後に向けて◆
奈良ユニバーサル観光マップは作成も大事だが、配布して使ってもらうことも必要であり、責任を持って、JIL加盟団体、福祉施設・団体をはじめ医療関係、特別支援学校、観光協会等の観光関係、ホテル、フリーダム関係者などに配布をして、世間に奈良ユニバーサル観光マップを知ってもらえるように広報活動を行います。また、調査で得た情報を生かすために、奈良ユニバーサル観光マップのインターネット版の作成などIT技術を駆使した、バリアフリーの観光情報の発信や観光地のバリアの改善を交渉していきたいと考えています。
最後に奈良ユニバーサル観光マップ事業を通して得た、数々の経験やノウハウを生かして、新たにフリーダム21新規事業や奈良の観光バリアフリーに関する事業を展開して、新たにフリーダム21に入社した次世代の障害者リーダーを担う、障害当事者に経験や知識を伝えていきます。


◇助成報告書は下記よりダウンロードできます◇
報告書(PDF)
添付資料(PDF)

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三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
┗────────────────────────────────────────┛


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