三澤了基金は、2013年9月30日に急逝した前DPI日本会議議長の三澤了さんを偲び、次世代への運動の引き継ぎに心を砕いていた故人の遺志を振り返り、学び、実際に行動に取り組むことを目的として2014年9月30日に設立しました。
そして、若手障害当事者への活動資金の提供を目的とした助成事業を、同日より開始しました。
約270万円の現金資産からスタートした助成事業は、2024年8月現在、22事業・助成総額5,272,562円となり、1事業が進行中です。
審査担当者がDPI日本会議の理事を退任したことに伴い、本年7月より新規の助成申請は一時休止していましたが、基金を有効に活用できるよう、今後はDPI日本会議の一事業として位置付け、加盟団体の若手障害者のプロジェクトを中心に、助成を行うこととなりました。
8月31日をもって、任意団体として設立した三澤了基金は解散し、残余財産をDPI日本会議に譲渡します。改めて、これまでのご支援に感謝いたします。
今後も、次世代の障害者リーダーたちの活躍にご注目いただけますと幸いです。
そして、若手障害当事者のチャレンジを応援できるよう、DPI日本会議へのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
三澤了基金運営事務局
◇これまでの助成事業の詳細について、こちらから報告書をご覧いただけます(PDF)◇
2024年08月26日
2024年08月19日
【助成事業報告・No21】きらりの集い2024in仙台 実行委員会
日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
助成第21号事業のきらりの集い2024in仙台 実行委員会の事業報告書を掲載致します。
◆助成第21号◆
きらりの集い2024in仙台 実行委員会(団体・宮城県)
◆申請事業◆
きらりの集い2024in仙台
◆助成支給額◆
85,000円
※広告宣伝費に対して助成
◆事業担当者◆
川村有紀さん(代表)
◆事業の目的・概要・効果等◆
【概要】
当日はIPS(インテンショナルピアサポート/意図的なピアサポート)のワークショップを中心に、アート作品の展示や音楽、アロマサシェづくりワークショップ、ピアサポートのすごろく、ボッチャなど、気持ちの木をつくろう(今の気持ちを付箋に書き、1本の気を作る)などピアサポートを体験し合えるプログラムを多数企画した。仙台市内にとどまらず全国から多くの人が参加し、ピアサポートリレートークではひとりひとりが思い思いに自分のピアサポート体験を語っていた。音楽やアートの発表の場では、アーティストの心からの表現を一緒に楽しみながら見入り、聞き入っていた。メイン企画であった、IPSワークショップでは、アメリカからスティーブン・ポクリントン氏と東京から宮本有紀氏を招聘した。スティーブン氏らのピアサポートについての考え方の投げかけには、多くの来場者が考えさせられ、自らの経験を話したりそれを聞き合う場となった。全体として、その場にいる人が楽しみながらピアの力を体感できるイベントとなった。
プログラムの数に対し、実行委員数が少なかったことが反省点である。当日ボランティアとして学生や障害当事者、障害当事者家族等にも手伝ってもらったが人手はぎりぎりであった。また、音響・映像関係を担当できる実行委員が少なく、担当した実行委員に負荷が生じた。今後のイベント開催の際の課題としていきたい。
【効果】
当初、障害者とその周辺のかかわりのある方の来場を想定していたが、実際は世代や障害の種別、有無、国籍を超えた人たちが来場した。その理由として、会場が地下鉄の駅(仙台駅から1駅)から近い便利なところでアクセスしやすかったということ、福祉の複合的な施設で、建物がバリアフリーであることが前提であり、プラザ内の他の会議室等での催しの参加者が気軽に立ち寄ることができたことなどがあると言える。
福祉事業所が自社製品を出店し、これまで障害福祉に関心がなかった人も製品を通じて障害者とその活躍の場について知ることができた。
メイン企画であったIPSワークショップではピアサポート関係を築く上で大切なこと(お互いの世界観を知ること、双方が関係に責任を持つこと、誠実であること)を学ぶことができた。案内人のスティーブン・ポクリントン氏、宮本有紀氏の問いかけに来場者は深く考えさせられ、自らの経験と思いを言葉にしていた。会場での質疑応答ではたくさんの方が手を挙げてくださったが90分と時間が足りず、限られた人数の発言となった。もう少し、時間を多く取れたらよかったという思いもあるが、今後につながる問いかけも多かったので、今後の勉強会の場に活かしていきたいと思う。
※IPSワークショップのYouTubeアーカイブはこちら
以下の写真は、会場・ワークショップの様子です




◆事業時期・内容◆
2023年2月から月1回程度の頻度で実行委員会を開催し、IPS(意図的なピアサポート)の勉強会を行いながら、きらりの集い当日に向けて準備を行ってきた。
当日は当事者による音楽演奏やアート展示、ボッチャやすごろく等楽しんでピアサポートを体感できるイベントとなった。
イベントの模様はYouTube、Zoomを通してオンライン配信を行った。
※タイムテーブル、プログラムの詳細は、下記報告書(PDF)をご覧ください。
◆事業成果◆
・全国から多くの来場があり、プログラムや交流を通してピアサポートを体験し合うことができた。
・仙台市内の当事者の中で仲間とつながることに興味はあるが、何をしたらいいかわからないという人たちに参加の声掛けを行い、ピアサポートの楽しさや効果を実感してもらうことができた。
・会場が地下鉄沿線でアクセスがよいこと、福祉の複合施設でバリアフリーが前提であることなどから、障害の有無を問わず、参加しやすさがあった。また近隣の商店街にも広報することにより、福祉関係にこれまで関心があまりなかった市民が、気軽に立ち寄ることができ、福祉事業所の販売製品などの購入につながり、障害に対する誤解や偏見の減少、理解の促進につながった。
・アート作品や楽器演奏などを通じて、ピアサポートに関心のある人らの表現活動の場となった。
・仙台市では「ピアサポートの活用」を行政課題として取り組んでいるため、このイベントの報告することによって、行政としてピアサポートの実態をよりよく知ることとなり、今後の市の事業に大きく寄与することができる。
◆経費収支内訳◆
■収入
三澤基金助成金 85,000円
寄付金・協賛金・雑収入 324,009円
合計 409,009円
■支出:
広告宣伝費(助成対象) 183,542円
広告宣伝費(助成対象外) 37,865円
謝礼金 26,900円
会議費 8,680円
通信費 7,056円
その他経費 26,841円
合計 290,884円
◆今後に向けて◆
この集いに向けて、実行委員会のたびにIPSの勉強会を開催していたが、この集いで多くの市民がIPSを知り、関心が高まった。今後も、年4回ほどIPSを継続的に学び続けられる場を設ける。今回、案内人の一人でもあった、東京IPSの宮本有紀氏にも協力を得られるように交渉をしている。勉強会で使用するテキストの取り扱いなどについても検討していく。
大会ホームページ、facebookページは残し、今後IPS勉強会などの情報発信ツールとする。
またきらりの集いは来年度は新潟での開催となった。新潟で、次なる企画がスムーズにいくように丁寧に引き継ぎを行う。
◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
助成第21号事業のきらりの集い2024in仙台 実行委員会の事業報告書を掲載致します。
◆助成第21号◆
きらりの集い2024in仙台 実行委員会(団体・宮城県)
◆申請事業◆
きらりの集い2024in仙台
◆助成支給額◆
85,000円
※広告宣伝費に対して助成
◆事業担当者◆
川村有紀さん(代表)
◆事業の目的・概要・効果等◆
【概要】
当日はIPS(インテンショナルピアサポート/意図的なピアサポート)のワークショップを中心に、アート作品の展示や音楽、アロマサシェづくりワークショップ、ピアサポートのすごろく、ボッチャなど、気持ちの木をつくろう(今の気持ちを付箋に書き、1本の気を作る)などピアサポートを体験し合えるプログラムを多数企画した。仙台市内にとどまらず全国から多くの人が参加し、ピアサポートリレートークではひとりひとりが思い思いに自分のピアサポート体験を語っていた。音楽やアートの発表の場では、アーティストの心からの表現を一緒に楽しみながら見入り、聞き入っていた。メイン企画であった、IPSワークショップでは、アメリカからスティーブン・ポクリントン氏と東京から宮本有紀氏を招聘した。スティーブン氏らのピアサポートについての考え方の投げかけには、多くの来場者が考えさせられ、自らの経験を話したりそれを聞き合う場となった。全体として、その場にいる人が楽しみながらピアの力を体感できるイベントとなった。
プログラムの数に対し、実行委員数が少なかったことが反省点である。当日ボランティアとして学生や障害当事者、障害当事者家族等にも手伝ってもらったが人手はぎりぎりであった。また、音響・映像関係を担当できる実行委員が少なく、担当した実行委員に負荷が生じた。今後のイベント開催の際の課題としていきたい。
【効果】
当初、障害者とその周辺のかかわりのある方の来場を想定していたが、実際は世代や障害の種別、有無、国籍を超えた人たちが来場した。その理由として、会場が地下鉄の駅(仙台駅から1駅)から近い便利なところでアクセスしやすかったということ、福祉の複合的な施設で、建物がバリアフリーであることが前提であり、プラザ内の他の会議室等での催しの参加者が気軽に立ち寄ることができたことなどがあると言える。
福祉事業所が自社製品を出店し、これまで障害福祉に関心がなかった人も製品を通じて障害者とその活躍の場について知ることができた。
メイン企画であったIPSワークショップではピアサポート関係を築く上で大切なこと(お互いの世界観を知ること、双方が関係に責任を持つこと、誠実であること)を学ぶことができた。案内人のスティーブン・ポクリントン氏、宮本有紀氏の問いかけに来場者は深く考えさせられ、自らの経験と思いを言葉にしていた。会場での質疑応答ではたくさんの方が手を挙げてくださったが90分と時間が足りず、限られた人数の発言となった。もう少し、時間を多く取れたらよかったという思いもあるが、今後につながる問いかけも多かったので、今後の勉強会の場に活かしていきたいと思う。
※IPSワークショップのYouTubeアーカイブはこちら
以下の写真は、会場・ワークショップの様子です




◆事業時期・内容◆
2023年2月から月1回程度の頻度で実行委員会を開催し、IPS(意図的なピアサポート)の勉強会を行いながら、きらりの集い当日に向けて準備を行ってきた。
当日は当事者による音楽演奏やアート展示、ボッチャやすごろく等楽しんでピアサポートを体感できるイベントとなった。
イベントの模様はYouTube、Zoomを通してオンライン配信を行った。
※タイムテーブル、プログラムの詳細は、下記報告書(PDF)をご覧ください。
◆事業成果◆
・全国から多くの来場があり、プログラムや交流を通してピアサポートを体験し合うことができた。
・仙台市内の当事者の中で仲間とつながることに興味はあるが、何をしたらいいかわからないという人たちに参加の声掛けを行い、ピアサポートの楽しさや効果を実感してもらうことができた。
・会場が地下鉄沿線でアクセスがよいこと、福祉の複合施設でバリアフリーが前提であることなどから、障害の有無を問わず、参加しやすさがあった。また近隣の商店街にも広報することにより、福祉関係にこれまで関心があまりなかった市民が、気軽に立ち寄ることができ、福祉事業所の販売製品などの購入につながり、障害に対する誤解や偏見の減少、理解の促進につながった。
・アート作品や楽器演奏などを通じて、ピアサポートに関心のある人らの表現活動の場となった。
・仙台市では「ピアサポートの活用」を行政課題として取り組んでいるため、このイベントの報告することによって、行政としてピアサポートの実態をよりよく知ることとなり、今後の市の事業に大きく寄与することができる。
◆経費収支内訳◆
■収入
三澤基金助成金 85,000円
寄付金・協賛金・雑収入 324,009円
合計 409,009円
■支出:
広告宣伝費(助成対象) 183,542円
広告宣伝費(助成対象外) 37,865円
謝礼金 26,900円
会議費 8,680円
通信費 7,056円
その他経費 26,841円
合計 290,884円
◆今後に向けて◆
この集いに向けて、実行委員会のたびにIPSの勉強会を開催していたが、この集いで多くの市民がIPSを知り、関心が高まった。今後も、年4回ほどIPSを継続的に学び続けられる場を設ける。今回、案内人の一人でもあった、東京IPSの宮本有紀氏にも協力を得られるように交渉をしている。勉強会で使用するテキストの取り扱いなどについても検討していく。
大会ホームページ、facebookページは残し、今後IPS勉強会などの情報発信ツールとする。
またきらりの集いは来年度は新潟での開催となった。新潟で、次なる企画がスムーズにいくように丁寧に引き継ぎを行う。
◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
┏────────────────────────────────────────┓
三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
┗────────────────────────────────────────┛
三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
┗────────────────────────────────────────┛
2024年07月29日
【助成事業・No.22】チームかなこ
【2024年6月7日付助成決定事業】
◇助成第22号◇
チームかなこ(団体・大阪府)
◇申請事業◇
北村佳那子ライフヒストリー
映像化&ブックレット制作「伝える」プロジェクト
◇助成決定額◇
550,000円
助成対象経費:映像化に関する費用
◇事業の目的・概要・効果等◇
北村佳那子(きたむらかなこ、35歳)は、脳障害による重度の心身障害があり、生活には全面的な介助が必要です。小学2年生から大阪市内で暮らし、地域の普通学校で育ってきました。中学卒業後は、大阪市内の公立高校へ進学。大学受験にもチャレンジしました。高校卒業後は、大学へ聴講生として通い、同年代の学生と学びあい・大いにあそび、キャンパスライフを謳歌しました。重度障害があっても、普通高校・大学へ通う風穴をあけ、地域で共に生きるパイオニア(先駆者)となっています。
現在、医療と連携しながら、グループホームで暮らしています。重度心身障害の北村佳那子さんが、医療と連携しながら、地域での暮らしを継続している例は他にはありません。2013年より親(家庭)から独立して、24時間ヘルパーの介助を受け、「佳那子さんの暮らし」を送っています。
佳那子さんの両親は、佳那子さんが子どもの頃からヘルパーの介助を受ける暮らしを日常化してこられました。そして、医師やPT、OTなど医療関係者との関わり、小学校から続く普通学校での様々な出会いの中で共に学び生きてきたこと。それら全ての経験が、今の佳那子さんの生活を作り上げています。
今回、日々の暮らしでのコミュニケーション、医療連携の様子、つながりのある暮らしを伝えるために、日常生活を撮影し、それらを3テーマで編集し映像化します。映像の上映と講演をセットで(オンライン、対面)全国各地に広めていきたいと考えています。
一昨年、「障害者権利条約」日本審査の総括所見において、「脱施設」「インクルーシブ教育」が喫緊の課題だと勧告されました。また、障害者権利条約第12条では、支援付き自己決定(意思決定支援)の大事さが述べられています。佳那子さん本人が言葉を発することは難しいですが、家族・友人・ケアする人たち・様々に関わる人たちは言葉を投げかけ、共に考え、思いを探る営みを続けています。佳那子さんの生きてきた歩み、現在の暮らしを記録し伝えていくことで、障害者権利条約の理解が促進されることが期待されます。日々の暮らしをどう紡いでいるのか、最善の利益に照らして本人とどのようにやり取りしているのか。
また、このような暮らしを想像もしない、または諦めている障害児当事者や家族、教育・福祉・医療関係者へ届け、一人でも多くの障害児当事者がこのような生活を創る一助になればと願っています。また、一般の人たちへも啓発することで、どのような障害があっても地域で育ち学ぶ権利があることを伝え、国連の提唱する「インクルーシブ教育」「インクルーシブ社会」の実現に寄与できると考えます。
映像化 約20分✕3テーマ(予定)
@ 1日の暮らし編
A 医療連携編
B 地域・人とつながる編
2013年(約10年前)に、ブックレット『つなぐ・つながる・つながっていく』を制作。ブックレットを通じて、多くの障害のある後輩・家族、支援者につながり、地域で学び育つロールモデルとして情報と勇気を届けてきました。
コロナ下においても「Zoom de 交流会」(オンライン)を定期的に開催。全国の当事者・家族、支援者、研究者など全国から参加があり、交流・情報交換、ならびに後輩を育成する活動をしています。
<実施体制>
チームかなこのメンバーが、北村佳那子さんと共に実行していきます。
【協力メンバー】
加納惠子(関西大学名誉教授)、山下幸子(淑徳大学教員)、
伊藤直子(森ノ宮医療大学教員)、椎名保友(日常生活支援ネットワーク )、
真鍋俊永(関西テレビ)、山崎秀子(子ども情報研究センター)、
北村佳那子友人たち
※所属はいずれも2024年2月現在
【協力】特定非営利活動法人Q.B ヘルプセンターじゃんぷ
<実施スケジュール>
2023年3月〜:企画会議(随時開催)
2024年2月〜:日常生活の撮影
2024年5月〜:映像編集作業
2024年11月: 映像データ完成
2025年1月 :伝えるプロジェクト報告会
◇事業終了・報告提出予定◇
助成対象期間 2024年2月1日〜2025年1月31日
報告書提出予定日:2025年2月28日
◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
◇助成第22号◇
チームかなこ(団体・大阪府)
◇申請事業◇
北村佳那子ライフヒストリー
映像化&ブックレット制作「伝える」プロジェクト
◇助成決定額◇
550,000円
助成対象経費:映像化に関する費用
◇事業の目的・概要・効果等◇
北村佳那子(きたむらかなこ、35歳)は、脳障害による重度の心身障害があり、生活には全面的な介助が必要です。小学2年生から大阪市内で暮らし、地域の普通学校で育ってきました。中学卒業後は、大阪市内の公立高校へ進学。大学受験にもチャレンジしました。高校卒業後は、大学へ聴講生として通い、同年代の学生と学びあい・大いにあそび、キャンパスライフを謳歌しました。重度障害があっても、普通高校・大学へ通う風穴をあけ、地域で共に生きるパイオニア(先駆者)となっています。
現在、医療と連携しながら、グループホームで暮らしています。重度心身障害の北村佳那子さんが、医療と連携しながら、地域での暮らしを継続している例は他にはありません。2013年より親(家庭)から独立して、24時間ヘルパーの介助を受け、「佳那子さんの暮らし」を送っています。
佳那子さんの両親は、佳那子さんが子どもの頃からヘルパーの介助を受ける暮らしを日常化してこられました。そして、医師やPT、OTなど医療関係者との関わり、小学校から続く普通学校での様々な出会いの中で共に学び生きてきたこと。それら全ての経験が、今の佳那子さんの生活を作り上げています。
今回、日々の暮らしでのコミュニケーション、医療連携の様子、つながりのある暮らしを伝えるために、日常生活を撮影し、それらを3テーマで編集し映像化します。映像の上映と講演をセットで(オンライン、対面)全国各地に広めていきたいと考えています。
一昨年、「障害者権利条約」日本審査の総括所見において、「脱施設」「インクルーシブ教育」が喫緊の課題だと勧告されました。また、障害者権利条約第12条では、支援付き自己決定(意思決定支援)の大事さが述べられています。佳那子さん本人が言葉を発することは難しいですが、家族・友人・ケアする人たち・様々に関わる人たちは言葉を投げかけ、共に考え、思いを探る営みを続けています。佳那子さんの生きてきた歩み、現在の暮らしを記録し伝えていくことで、障害者権利条約の理解が促進されることが期待されます。日々の暮らしをどう紡いでいるのか、最善の利益に照らして本人とどのようにやり取りしているのか。
また、このような暮らしを想像もしない、または諦めている障害児当事者や家族、教育・福祉・医療関係者へ届け、一人でも多くの障害児当事者がこのような生活を創る一助になればと願っています。また、一般の人たちへも啓発することで、どのような障害があっても地域で育ち学ぶ権利があることを伝え、国連の提唱する「インクルーシブ教育」「インクルーシブ社会」の実現に寄与できると考えます。
映像化 約20分✕3テーマ(予定)
@ 1日の暮らし編
A 医療連携編
B 地域・人とつながる編
2013年(約10年前)に、ブックレット『つなぐ・つながる・つながっていく』を制作。ブックレットを通じて、多くの障害のある後輩・家族、支援者につながり、地域で学び育つロールモデルとして情報と勇気を届けてきました。
コロナ下においても「Zoom de 交流会」(オンライン)を定期的に開催。全国の当事者・家族、支援者、研究者など全国から参加があり、交流・情報交換、ならびに後輩を育成する活動をしています。
<実施体制>
チームかなこのメンバーが、北村佳那子さんと共に実行していきます。
【協力メンバー】
加納惠子(関西大学名誉教授)、山下幸子(淑徳大学教員)、
伊藤直子(森ノ宮医療大学教員)、椎名保友(日常生活支援ネットワーク )、
真鍋俊永(関西テレビ)、山崎秀子(子ども情報研究センター)、
北村佳那子友人たち
※所属はいずれも2024年2月現在
【協力】特定非営利活動法人Q.B ヘルプセンターじゃんぷ
<実施スケジュール>
2023年3月〜:企画会議(随時開催)
2024年2月〜:日常生活の撮影
2024年5月〜:映像編集作業
2024年11月: 映像データ完成
2025年1月 :伝えるプロジェクト報告会
◇事業終了・報告提出予定◇
助成対象期間 2024年2月1日〜2025年1月31日
報告書提出予定日:2025年2月28日
◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
┏────────────────────────────────────────┓
三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
┗────────────────────────────────────────┛
三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
┗────────────────────────────────────────┛
2024年06月03日
新規助成事業の募集を一時停止します
運営体制の変更により、2024年6月3日より、新規の助成事業の募集を一時停止します。
再開の際には、またお知らせします。
申請を検討されていた方には大変申し訳ありません。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
三澤了基金運営事務局
再開の際には、またお知らせします。
申請を検討されていた方には大変申し訳ありません。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
三澤了基金運営事務局
2024年05月06日
【助成事業報告・No20】特定非営利活動法人障害者自立生活センター・スクラム
日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
助成第20号事業の特定非営利活動法人障害者自立生活センター・スクラムの事業報告書を掲載致します。
◆助成第20号◆
特定非営利活動法人障害者自立生活センター・スクラム(団体・大阪府)
◆申請事業◆
次世代のための障害者ピア・カウンセリング集中講座
◆助成支給額◆
228,400円
◆事業担当者◆
川添克己さん(事務職員)
◆事業の目的・概要・効果等◆
次世代を担う若手障害当事者を対象に、自分自身の障害や課題に気づき、当事者活動の中で対等にエンパワメントしあう重要性を、ピアカウンセリング講座を通して気づいてもらうことが大きな目標でした。また、障害者運動を考える時間も作りながら当事者が自立をする意義、社会に与える影響なども参加者全員で考えることも目的としていました。
リーダーのひとりとして全国自立生活センター協議会副代表の井谷重人さんをお呼びしました。ピアカウンセリングに関して熟練の知識・技術をおもちの講師をお呼びしたことで講座が円滑に進み、様々な障害種別の参加者の交流も活発に行えました。
事前に予定していた内容を講座時間の都合で割愛した場面や、予期せぬハプニングにより講座を中断してしまう場面もありました。そんななかでも、各講師のリーダーシップのもと参加者の協力もあり臨機応変に対応しつつ、無事に講座の全カリキュラムを達成できました。ピアカウンセリングの根幹である「対等にエンパワメントしあう」ことを実践の中で伝え、感じてもらうことができました。

※写真:右に講師の井谷重人さん(CIL星空・愛媛県)
◆事業時期・内容◆
2023年3月18、19、21日 10時から16時30分
3月18日(1日目):ピアカンの概要。ピアカンのルールや目的、目標の説明
3月19日(2日目):ピアカンの実践。実際にピアカンを体験しながら、その効果や手法を感じる
3月21日(3日目):ピアカンの発展。障害者の自立生活のなかでピアカンをどのように利用するか、具体的に考える
講座終了後、10日以内に感想文の提出を依頼、事業成果を測るものとしました。
◆事業成果◆
昨年度はオンライン形式で研修を開催しましたが、画面上でのやり取りだけではなく対面でサポートし合う体験は、当事者のエンパワメントには欠かせないものだと改めて感じました。地域的な広がりという観点はオンラインの長所ですが、対面形式の講座であった今回も大阪だけでなく広島や和歌山から参加者が合計8名集まりました。ピアカウンセリング講座の醍醐味である、さまざまな地域の当事者の繋がりを構築することも、対面講座であるからこそ、強く感じられるものとなりました。同時に、今回の参加者は多種多様な障害のある当事者が集まったので、各障害についての合理的配慮についても考えるきっかけとなり、相互理解がより深まる形となりました。
さらに今回は昨年度のオンライン研修のステップアップ講座としての位置づけもありましたが、参加者のうち6名が昨年度には参加していなかった人だったので、改めてピアカウンセリングや障害者運動について伝えることができました。
参加者からは「自分が気付いていない気持ちにも気付かさせてもらいました」「自分の過去や感情とたくさん向き合うことができた」「障害って悪いことだけじゃなく、良いこともあるんだと、気づくことができました」などの意見があり、ピアカンを通してエンパワメントを実感してもらうことができました。さらに「自立したい気持ちになった」「もっと自分の意見を言えるようになりたい」など、自立生活運動に興味を持った参加者の声も聞かれ、大変有意義な講座を実施できました。また「ピアカウンセリング講座を開催してみたい」という意見もあり、今後の事業発展・拡大につながることも期待できるものとなりました。

※講座前のアイスブレーキングの様子
◆経費収支内訳◆
■収入
三澤基金助成金 228,400円
参加費 30,000円
■支出:
講師謝礼金 90.000円※
講師宿泊費 98.400円※
講師交通費 40,000円※
テキスト代 6,400円
チラシ代 2,160円
会場費 65,160円(難波市民学習センター 第二研修室 第二会議室)
※助成対象経費(助成差額・手話通訳費分79,600円は返金)
◆今後に向けて◆
最近、障害者ピアカウンセリング講座を開催する団体が減少しています。障害者の自立が叫ばれる中で、ピアカウンセリングは必要不可欠であると当法人は考えております。講座数が減少している理由のひとつには、障害者リーダーの不足が挙げられます。障害者の高齢化に伴う世代交代が喫緊の課題として大きいのではないでしょうか。
当法人では、昨年度のオンライン研修、今回の対面ピアカウンセリング講座の実績から更にステップアップした取り組みを予定しております。ピアカウンセラーのリーダー育成研修や、ピアカウンセリング長期講座の開催を含めて色々なアプローチで障害者の自立支援と権利擁護を進めていく所存です。
◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
助成第20号事業の特定非営利活動法人障害者自立生活センター・スクラムの事業報告書を掲載致します。
◆助成第20号◆
特定非営利活動法人障害者自立生活センター・スクラム(団体・大阪府)
◆申請事業◆
次世代のための障害者ピア・カウンセリング集中講座
◆助成支給額◆
228,400円
◆事業担当者◆
川添克己さん(事務職員)
◆事業の目的・概要・効果等◆
次世代を担う若手障害当事者を対象に、自分自身の障害や課題に気づき、当事者活動の中で対等にエンパワメントしあう重要性を、ピアカウンセリング講座を通して気づいてもらうことが大きな目標でした。また、障害者運動を考える時間も作りながら当事者が自立をする意義、社会に与える影響なども参加者全員で考えることも目的としていました。
リーダーのひとりとして全国自立生活センター協議会副代表の井谷重人さんをお呼びしました。ピアカウンセリングに関して熟練の知識・技術をおもちの講師をお呼びしたことで講座が円滑に進み、様々な障害種別の参加者の交流も活発に行えました。
事前に予定していた内容を講座時間の都合で割愛した場面や、予期せぬハプニングにより講座を中断してしまう場面もありました。そんななかでも、各講師のリーダーシップのもと参加者の協力もあり臨機応変に対応しつつ、無事に講座の全カリキュラムを達成できました。ピアカウンセリングの根幹である「対等にエンパワメントしあう」ことを実践の中で伝え、感じてもらうことができました。

※写真:右に講師の井谷重人さん(CIL星空・愛媛県)
◆事業時期・内容◆
2023年3月18、19、21日 10時から16時30分
3月18日(1日目):ピアカンの概要。ピアカンのルールや目的、目標の説明
3月19日(2日目):ピアカンの実践。実際にピアカンを体験しながら、その効果や手法を感じる
3月21日(3日目):ピアカンの発展。障害者の自立生活のなかでピアカンをどのように利用するか、具体的に考える
講座終了後、10日以内に感想文の提出を依頼、事業成果を測るものとしました。
◆事業成果◆
昨年度はオンライン形式で研修を開催しましたが、画面上でのやり取りだけではなく対面でサポートし合う体験は、当事者のエンパワメントには欠かせないものだと改めて感じました。地域的な広がりという観点はオンラインの長所ですが、対面形式の講座であった今回も大阪だけでなく広島や和歌山から参加者が合計8名集まりました。ピアカウンセリング講座の醍醐味である、さまざまな地域の当事者の繋がりを構築することも、対面講座であるからこそ、強く感じられるものとなりました。同時に、今回の参加者は多種多様な障害のある当事者が集まったので、各障害についての合理的配慮についても考えるきっかけとなり、相互理解がより深まる形となりました。
さらに今回は昨年度のオンライン研修のステップアップ講座としての位置づけもありましたが、参加者のうち6名が昨年度には参加していなかった人だったので、改めてピアカウンセリングや障害者運動について伝えることができました。
参加者からは「自分が気付いていない気持ちにも気付かさせてもらいました」「自分の過去や感情とたくさん向き合うことができた」「障害って悪いことだけじゃなく、良いこともあるんだと、気づくことができました」などの意見があり、ピアカンを通してエンパワメントを実感してもらうことができました。さらに「自立したい気持ちになった」「もっと自分の意見を言えるようになりたい」など、自立生活運動に興味を持った参加者の声も聞かれ、大変有意義な講座を実施できました。また「ピアカウンセリング講座を開催してみたい」という意見もあり、今後の事業発展・拡大につながることも期待できるものとなりました。

※講座前のアイスブレーキングの様子
◆経費収支内訳◆
■収入
三澤基金助成金 228,400円
参加費 30,000円
■支出:
講師謝礼金 90.000円※
講師宿泊費 98.400円※
講師交通費 40,000円※
テキスト代 6,400円
チラシ代 2,160円
会場費 65,160円(難波市民学習センター 第二研修室 第二会議室)
※助成対象経費(助成差額・手話通訳費分79,600円は返金)
◆今後に向けて◆
最近、障害者ピアカウンセリング講座を開催する団体が減少しています。障害者の自立が叫ばれる中で、ピアカウンセリングは必要不可欠であると当法人は考えております。講座数が減少している理由のひとつには、障害者リーダーの不足が挙げられます。障害者の高齢化に伴う世代交代が喫緊の課題として大きいのではないでしょうか。
当法人では、昨年度のオンライン研修、今回の対面ピアカウンセリング講座の実績から更にステップアップした取り組みを予定しております。ピアカウンセラーのリーダー育成研修や、ピアカウンセリング長期講座の開催を含めて色々なアプローチで障害者の自立支援と権利擁護を進めていく所存です。
◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
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三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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2024年02月12日
【助成事業報告・No19】ILサポート merry merry
日頃より、三澤基金の運営へのご協力ありがとうございます。
助成第19号事業のILサポート merry merryの事業報告書を掲載致します。
◆助成第19号◆
ILサポート merry merry(団体・山口県)
◆申請事業◆
映画「インディペンデントリビング」上映会&トークイベント
◆助成支給額◆
200,000円
◆事業担当者◆
松井恵子さん(代表)
◆事業の目的・概要・効果等◆
【目的】
地域で障害者が自分らしく生活できるように当事者団体を発足させるにあたり、映画「インディペンデントリビング」の上映会を開催し、「自立とは何か?」「地域で生きる大切さ」について考え、知ってもらうきっかけを作る。
山口県宇部市では地域で自立生活する障害者が少なく、アクセス面はもちろん、自らの力を発揮しにくい街であるため、障害があることでの「生きづらさ」や実際に不便を感じている私たち自身の声を届けていく大切さ、運動を地域の方々に伝え、一緒に社会を変えていく仲間を増やしていくことにも繋げていく。
【概要】
今夏、私は障害者の自立生活と社会参加を目的としたピアサポート団体を立ち上げた。
一人ひとりがエンパワメントできる地域社会を実現するため、この映画の上映を多くの障害当事者、家族、支援者などに呼びかけ見てもらうことで、自立とは何か?地域で生きることはどういうことか?など一人でも多くの人が「自分らしさ」について考え、知ってもらうために開催した。
上映後は「自分らしさを見つけるストーリー」と題して、映画出演者の内村恵美さん、山梨県清里町でバリアフリーペンションを経営する盛上真美さんを招き、私松井恵子をファシリテーターとし、当事者、支援者の立場から"自分らしさ"についてトークセッションを実施した。
また、どんな参加者も来れるように、託児室を開設したり、会場後方に横になって休める場所などを作り、様々な方に楽しんでもらえる工夫をした。
【効果・反省点】
会場50名、オンライン上映50名設定としてハイブリッド形式で開催したが、会場には50名をはるかに越える90名の参加者が来場した。地域への地道な周知活動、また映画の関心度も高かったのではないかと思う。
上映後のトークイベントでは、オンライン参加予定だったゲストお二人ともILサポートmerry merry初めてのイベントということで現地へ来てくださり、「生」のリアルなお話をしていただいた。最後の質問コーナーでは、たくさんの質疑や感想をいただき、直接対話形式で答えることができた。
反省点としては、ILサポート merry merry として初めてのイベントだった為、人手不足、予算不足でかなりの出費となってしまった。特に、会場費(リハーサルや託児室の設置など)やゲスト宿泊費、チラシ代など計上していなかった品目や思いがけない出費もあり、予算がオーバーしてしまった。
また、会場では当事者の参加が少なかった。特に車椅子ユーザーの方が少なく、アクセス面で移動がしにくさや自立について意識が低い地域なのだと痛感させられ、今後の課題となった。
◆事業時期・内容◆
【日時】12月4日(日) 13:30?16:30
【場所】ときわ湖水ホール
【タイムスケジュール】
13:00開場・受付
13:30-15:15映画「インディペンデントリビング」上映
15:15-15:30 休憩
15:30-16:30 トークセッション「自分らしさを見つけるストーリー」
*オンライン上映会
【視聴期間】12月3日(土)15:30?12月4日(日)15:30まで
トークセッションの模様は、後日字幕がつけて、オンライン視聴者へ期間限定で配信した。
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受付の様子
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トークセッション
左から松井さん、内村さん、盛上さん

会場の様子
◆事業成果◆
映画は会場にて50名設定だったが、会場には予想を遥かに超えた90名の参加者が集まり、大盛況となった。
会場へ来れない方、またより多くの人に観てもらうためオンラインでの上映も50名想定で実施したが、こちらは33名の参加となった。
周知活動については、IT社会でSNS等での周知にとどまらず、地道に宇部市内外、山口県内外の行政機関、公共施設、学校や障害福祉施設、また地域のお店などに足を運び、周知した成果だと思う。
上映後のトークセッションでは、現地にて3人で登壇できたこともあり、参加者からの質問も多くあり、「自立生活」や「自分らしさ」についてこの地域でも関心が高く、繋がり交流を持ちたいという傾向が見えて、これからの活動や繋がりの輪を広げていけるビジョンができた。
◆経費収支内訳◆
■収入
三澤基金助成金 200,000円
上映会参加費 71,400円
寄付 10,000円
合計 281,400円
■支出:
会場費 79,296円
ゲスト謝礼金 20,000円
ゲスト交通費・宿泊代 61,140円
情報保障費 33,000円
印刷費 51,028円
その他助成対象外経費 152,119円
合計:396,583円
◆今後に向けて◆
ILサポート merry merryとして初めての取り組みとなり、イベントに向けてメンバーや協力者も増えたことはとても嬉しかった。またイベントや周知活動を通して繋がりを持つことができた様々な団体や施設、地域の方々と共に、障害種別を越えたIL運動や自立生活の実現に向けての取り組みを実施していきたい。

2022/12/10朝日新聞 松井さんインタビュー記事
◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
助成第19号事業のILサポート merry merryの事業報告書を掲載致します。
◆助成第19号◆
ILサポート merry merry(団体・山口県)
◆申請事業◆
映画「インディペンデントリビング」上映会&トークイベント
◆助成支給額◆
200,000円
◆事業担当者◆
松井恵子さん(代表)
◆事業の目的・概要・効果等◆
【目的】
地域で障害者が自分らしく生活できるように当事者団体を発足させるにあたり、映画「インディペンデントリビング」の上映会を開催し、「自立とは何か?」「地域で生きる大切さ」について考え、知ってもらうきっかけを作る。
山口県宇部市では地域で自立生活する障害者が少なく、アクセス面はもちろん、自らの力を発揮しにくい街であるため、障害があることでの「生きづらさ」や実際に不便を感じている私たち自身の声を届けていく大切さ、運動を地域の方々に伝え、一緒に社会を変えていく仲間を増やしていくことにも繋げていく。
【概要】
今夏、私は障害者の自立生活と社会参加を目的としたピアサポート団体を立ち上げた。
一人ひとりがエンパワメントできる地域社会を実現するため、この映画の上映を多くの障害当事者、家族、支援者などに呼びかけ見てもらうことで、自立とは何か?地域で生きることはどういうことか?など一人でも多くの人が「自分らしさ」について考え、知ってもらうために開催した。
上映後は「自分らしさを見つけるストーリー」と題して、映画出演者の内村恵美さん、山梨県清里町でバリアフリーペンションを経営する盛上真美さんを招き、私松井恵子をファシリテーターとし、当事者、支援者の立場から"自分らしさ"についてトークセッションを実施した。
また、どんな参加者も来れるように、託児室を開設したり、会場後方に横になって休める場所などを作り、様々な方に楽しんでもらえる工夫をした。
【効果・反省点】
会場50名、オンライン上映50名設定としてハイブリッド形式で開催したが、会場には50名をはるかに越える90名の参加者が来場した。地域への地道な周知活動、また映画の関心度も高かったのではないかと思う。
上映後のトークイベントでは、オンライン参加予定だったゲストお二人ともILサポートmerry merry初めてのイベントということで現地へ来てくださり、「生」のリアルなお話をしていただいた。最後の質問コーナーでは、たくさんの質疑や感想をいただき、直接対話形式で答えることができた。
反省点としては、ILサポート merry merry として初めてのイベントだった為、人手不足、予算不足でかなりの出費となってしまった。特に、会場費(リハーサルや託児室の設置など)やゲスト宿泊費、チラシ代など計上していなかった品目や思いがけない出費もあり、予算がオーバーしてしまった。
また、会場では当事者の参加が少なかった。特に車椅子ユーザーの方が少なく、アクセス面で移動がしにくさや自立について意識が低い地域なのだと痛感させられ、今後の課題となった。
◆事業時期・内容◆
【日時】12月4日(日) 13:30?16:30
【場所】ときわ湖水ホール
【タイムスケジュール】
13:00開場・受付
13:30-15:15映画「インディペンデントリビング」上映
15:15-15:30 休憩
15:30-16:30 トークセッション「自分らしさを見つけるストーリー」
*オンライン上映会
【視聴期間】12月3日(土)15:30?12月4日(日)15:30まで
トークセッションの模様は、後日字幕がつけて、オンライン視聴者へ期間限定で配信した。
受付の様子
トークセッション
左から松井さん、内村さん、盛上さん
会場の様子
◆事業成果◆
映画は会場にて50名設定だったが、会場には予想を遥かに超えた90名の参加者が集まり、大盛況となった。
会場へ来れない方、またより多くの人に観てもらうためオンラインでの上映も50名想定で実施したが、こちらは33名の参加となった。
周知活動については、IT社会でSNS等での周知にとどまらず、地道に宇部市内外、山口県内外の行政機関、公共施設、学校や障害福祉施設、また地域のお店などに足を運び、周知した成果だと思う。
上映後のトークセッションでは、現地にて3人で登壇できたこともあり、参加者からの質問も多くあり、「自立生活」や「自分らしさ」についてこの地域でも関心が高く、繋がり交流を持ちたいという傾向が見えて、これからの活動や繋がりの輪を広げていけるビジョンができた。
◆経費収支内訳◆
■収入
三澤基金助成金 200,000円
上映会参加費 71,400円
寄付 10,000円
合計 281,400円
■支出:
会場費 79,296円
ゲスト謝礼金 20,000円
ゲスト交通費・宿泊代 61,140円
情報保障費 33,000円
印刷費 51,028円
その他助成対象外経費 152,119円
合計:396,583円
◆今後に向けて◆
ILサポート merry merryとして初めての取り組みとなり、イベントに向けてメンバーや協力者も増えたことはとても嬉しかった。またイベントや周知活動を通して繋がりを持つことができた様々な団体や施設、地域の方々と共に、障害種別を越えたIL運動や自立生活の実現に向けての取り組みを実施していきたい。

2022/12/10朝日新聞 松井さんインタビュー記事
◇助成報告書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
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三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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2024年01月08日
【助成事業関連イベント】1/27@宮城・仙台 きらりの集い2024in仙台〜あなたもわたしも大切な人〜
きらりの集い2024in仙台実行委員会によるイベントが開催されます。
こちらは、助成事業第21号として助成したものです。
多くの方のご参加をお待ちしております!
(下記、詳細)
---------------------------------------
きらりの集い2024in仙台〜あなたもわたしも大切な人〜
日時:1月27日(土)10:30〜16:00
場所:仙台市福祉プラザ
(〒980-0022 仙台市青葉区五橋2丁目12番2号)
参加費無料・申し込み不要
きらりの集いは「ピアサポート」と「リカバリー」をテーマにした全国規模のイベントです。
全国の障がいを持っている当事者が中心となって、様々な人が交流を深め、互いの経験から楽
しく学び合うイベントを仙台で開催します。障害がある人も無い人も一緒に楽しみましょう!
●お問い合わせ
きらりの集い2024in仙台実行委員会
E-mail:kirarinotudoi.sendai@gmail.com
TEL:022-797-3672(アート・インクルージョン内)
ホームページ https://kirari-sendai.weebly.com/
Facebookページはこちら

画像:イベントチラシ(表)

画像:イベントチラシ(裏)
◇イベントチラシはこちらからご覧いただけます(PDF)◇
こちらは、助成事業第21号として助成したものです。
多くの方のご参加をお待ちしております!
(下記、詳細)
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きらりの集い2024in仙台〜あなたもわたしも大切な人〜
日時:1月27日(土)10:30〜16:00
場所:仙台市福祉プラザ
(〒980-0022 仙台市青葉区五橋2丁目12番2号)
参加費無料・申し込み不要
きらりの集いは「ピアサポート」と「リカバリー」をテーマにした全国規模のイベントです。
全国の障がいを持っている当事者が中心となって、様々な人が交流を深め、互いの経験から楽
しく学び合うイベントを仙台で開催します。障害がある人も無い人も一緒に楽しみましょう!
●お問い合わせ
きらりの集い2024in仙台実行委員会
E-mail:kirarinotudoi.sendai@gmail.com
TEL:022-797-3672(アート・インクルージョン内)
ホームページ https://kirari-sendai.weebly.com/
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画像:イベントチラシ(表)

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三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
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三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
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2023年10月23日
【助成事業・No.21】きらりの集い2024in仙台実行委員会
【2023年8月3日付助成決定事業】
◇助成第21号◇
きらりの集い2024in仙台実行委員会(団体・宮城県)
◇申請事業◇
きらりの集い2024in仙台
◇助成決定額◇
85,000円
助成対象経費:宣伝広告費
◇事業の目的・概要・効果等◇
【目的】
@ピアサポートイベント「きらりの集い」の仙台開催を通じて、この地域に住む障害当事者・支援職・家族・地域住民が参加でき、立場を超えた意見交換ができる安心・安全な場づくりを行う。
Aピアサポートへの理解と関心を深めることで、地域の障害当事者の中から主体的に当事者活動に携わる人を一人でも多く輩出する。
Bきらりの集いは例年全国からも参加者が集まる。そのため、アフターコロナの中でも安心して参加できるような衛生対策を行う。また、体調等の事情で仙台に来ることができない人のために、オンラインとのハイブリッド開催を実現し、より多くの人に学びと楽しみの場を共有してもらう。
【概要】
きらりの集いは、毎年全国を巡回して開催される精神障害ピアサポートに関するイベントである。毎年、開催地の障害当事者を中心に実行委員会を組織し、その地域ならではの企画を立案し開催、次年度の開催地に引き継がれるのが特徴である。
宮城県仙台市は政令指定都市ということもあり、精神障害者向けの社会資源(医療機関や障害福祉サービス事業所等)はある程度の数が保たれている。一方で当事者活動やピアサポートについての認知度は高いとは言い難く、市内の当事者団体の中には参加者不足・参加者の高齢化に直面しているところもみられる。現在仙台市内では年1回の「ピアサポーター養成研修」と、その卒業生を中心とした月1回の「ピアサポーターの集い」という場が開催されており、ピアサポートに関心を持つ障害当事者が日頃の悩みや仕事のこと、ピアサポーターの仕事に関する情報共有を行っている。今回の集いの実行委員については「ピアサポーターの集い」からも何名かの障害当事者・支援職が参加している。
今回、前年度の岩手大会から引き継ぐ形で、きらりの集いを仙台で開催することになった。毎回の実行委員会の中で、ピアサポートの手法のひとつであるIPS(意図的なピアサポート)について学ぶ時間を設け、全員が安心して話せる場づくりをしながら、企画のアイデア出しを行っている。実行委員の中からは、音楽・絵・映画等の芸術の発表の場、ストレス対策のワークショップといったアイデアが既に出されており、柔軟な発想を出し合い、実現に向けて進み始めている。
【効果】
障害当事者と(周辺)関係者が同じ場を共にすることには、次のような効果があると考えている。
@立場を超えた人とのつながりを感じる機会となる。異なる世界観に触れつつ、お互いに肯定し合い、支え合える場を体験することで、精神障害者に対する根強い偏見や差別を是正するヒントを得ることができる。
A障害当事者の内なる偏見を打破するきっかけづくりになる。特に精神障害・発達障害の当事者はそれまでのつらい経験から自信を失っていたり、人間関係を築くことが困難になっていたりする人も多い。安心安全な場で自らの潜在的な能力を発見・発揮する機会を得ることは、社会の中で生きる自分をイメージし、就労やその他活動の動機づけになる。
B2024年1月の集いの後にも集い参加者が集まれる場を継続する。集いの参加者に「ピアサポーターの集い」への参加を促す。IPS等ピアサポートに関する知識や技術を学べる場をつくる。また年1回程度のピアサポートに関する普及啓発イベントの開催も考えている。集いの場を継続することで、すでに生まれた学びとつながりをさらに深めることができる。また障害の有無にかかわらず新たにピアサポートに関心を持った人が気軽にアクセスできて、その人たちを巻き込み共に活動していくことができる。ひとりひとりが精神保健福祉分野におけるピアサポートの重要性を地域に発信する役割を担うことで、主体的にピアサポート活動を立ち上げることができるような力をつけていく。これにより仙台地域のピアサポート、当事者活動をさらに活性化することができる。
Cまだピアサポートについて知らない障害当事者・支援職・家族等に情報提供する。
仙台市はピアサポートに関する認知度が低いため、できるだけ幅広い参加者を募る必要がある。当事者のデザイン・キャッチコピーによるチラシやポスターを作成し、仙台市内の関係機関(医療・行政・福祉サービス等)に手渡しや郵送で配布する。これにより一人でも多くの人がピアサポートについて知るきっかけを得ることができる。
また、集い開催後、実行委員を中心に報告集を作成し、仙台市内の関係機関に配布する。報告集を読むことで、集いの場に参加できなかった人も、ピアサポートとはどういうものか、どんな効果があるかを知ることができ、その中からBの継続したピアサポートの場への新たな参加者が生まれることが期待される。またFacebook等のインターネットでの情報発信も継続して行っていく。

参考資料:キャッチコピー募集チラシ
<実施体制>
・日程 2024年1月27日(土)
・会場 仙台市福祉プラザ *会場とオンラインのハイブリッド開催を予定
プラザホール(大会場)で全体会、その他分科会を開催予定(分科会用の部屋抽選に応募中。部屋が決まり次第、企画決定と部屋割りを行う)
・実行委員会 仙台市内を中心としたピアサポートに関心のある障害当事者、支援職で構成される。現在の実行委員は9名。
◇事業終了・報告提出予定◇
助成対象期間 2023年7月8日〜2024年1月27日
報告書提出予定日:2024年3月31日
◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
◇助成第21号◇
きらりの集い2024in仙台実行委員会(団体・宮城県)
◇申請事業◇
きらりの集い2024in仙台
◇助成決定額◇
85,000円
助成対象経費:宣伝広告費
◇事業の目的・概要・効果等◇
【目的】
@ピアサポートイベント「きらりの集い」の仙台開催を通じて、この地域に住む障害当事者・支援職・家族・地域住民が参加でき、立場を超えた意見交換ができる安心・安全な場づくりを行う。
Aピアサポートへの理解と関心を深めることで、地域の障害当事者の中から主体的に当事者活動に携わる人を一人でも多く輩出する。
Bきらりの集いは例年全国からも参加者が集まる。そのため、アフターコロナの中でも安心して参加できるような衛生対策を行う。また、体調等の事情で仙台に来ることができない人のために、オンラインとのハイブリッド開催を実現し、より多くの人に学びと楽しみの場を共有してもらう。
【概要】
きらりの集いは、毎年全国を巡回して開催される精神障害ピアサポートに関するイベントである。毎年、開催地の障害当事者を中心に実行委員会を組織し、その地域ならではの企画を立案し開催、次年度の開催地に引き継がれるのが特徴である。
宮城県仙台市は政令指定都市ということもあり、精神障害者向けの社会資源(医療機関や障害福祉サービス事業所等)はある程度の数が保たれている。一方で当事者活動やピアサポートについての認知度は高いとは言い難く、市内の当事者団体の中には参加者不足・参加者の高齢化に直面しているところもみられる。現在仙台市内では年1回の「ピアサポーター養成研修」と、その卒業生を中心とした月1回の「ピアサポーターの集い」という場が開催されており、ピアサポートに関心を持つ障害当事者が日頃の悩みや仕事のこと、ピアサポーターの仕事に関する情報共有を行っている。今回の集いの実行委員については「ピアサポーターの集い」からも何名かの障害当事者・支援職が参加している。
今回、前年度の岩手大会から引き継ぐ形で、きらりの集いを仙台で開催することになった。毎回の実行委員会の中で、ピアサポートの手法のひとつであるIPS(意図的なピアサポート)について学ぶ時間を設け、全員が安心して話せる場づくりをしながら、企画のアイデア出しを行っている。実行委員の中からは、音楽・絵・映画等の芸術の発表の場、ストレス対策のワークショップといったアイデアが既に出されており、柔軟な発想を出し合い、実現に向けて進み始めている。
【効果】
障害当事者と(周辺)関係者が同じ場を共にすることには、次のような効果があると考えている。
@立場を超えた人とのつながりを感じる機会となる。異なる世界観に触れつつ、お互いに肯定し合い、支え合える場を体験することで、精神障害者に対する根強い偏見や差別を是正するヒントを得ることができる。
A障害当事者の内なる偏見を打破するきっかけづくりになる。特に精神障害・発達障害の当事者はそれまでのつらい経験から自信を失っていたり、人間関係を築くことが困難になっていたりする人も多い。安心安全な場で自らの潜在的な能力を発見・発揮する機会を得ることは、社会の中で生きる自分をイメージし、就労やその他活動の動機づけになる。
B2024年1月の集いの後にも集い参加者が集まれる場を継続する。集いの参加者に「ピアサポーターの集い」への参加を促す。IPS等ピアサポートに関する知識や技術を学べる場をつくる。また年1回程度のピアサポートに関する普及啓発イベントの開催も考えている。集いの場を継続することで、すでに生まれた学びとつながりをさらに深めることができる。また障害の有無にかかわらず新たにピアサポートに関心を持った人が気軽にアクセスできて、その人たちを巻き込み共に活動していくことができる。ひとりひとりが精神保健福祉分野におけるピアサポートの重要性を地域に発信する役割を担うことで、主体的にピアサポート活動を立ち上げることができるような力をつけていく。これにより仙台地域のピアサポート、当事者活動をさらに活性化することができる。
Cまだピアサポートについて知らない障害当事者・支援職・家族等に情報提供する。
仙台市はピアサポートに関する認知度が低いため、できるだけ幅広い参加者を募る必要がある。当事者のデザイン・キャッチコピーによるチラシやポスターを作成し、仙台市内の関係機関(医療・行政・福祉サービス等)に手渡しや郵送で配布する。これにより一人でも多くの人がピアサポートについて知るきっかけを得ることができる。
また、集い開催後、実行委員を中心に報告集を作成し、仙台市内の関係機関に配布する。報告集を読むことで、集いの場に参加できなかった人も、ピアサポートとはどういうものか、どんな効果があるかを知ることができ、その中からBの継続したピアサポートの場への新たな参加者が生まれることが期待される。またFacebook等のインターネットでの情報発信も継続して行っていく。

参考資料:キャッチコピー募集チラシ
<実施体制>
・日程 2024年1月27日(土)
・会場 仙台市福祉プラザ *会場とオンラインのハイブリッド開催を予定
プラザホール(大会場)で全体会、その他分科会を開催予定(分科会用の部屋抽選に応募中。部屋が決まり次第、企画決定と部屋割りを行う)
・実行委員会 仙台市内を中心としたピアサポートに関心のある障害当事者、支援職で構成される。現在の実行委員は9名。
◇事業終了・報告提出予定◇
助成対象期間 2023年7月8日〜2024年1月27日
報告書提出予定日:2024年3月31日
◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
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三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
┗────────────────────────────────────────┛
三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
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2023年08月21日
【助成事業・No.20】NPO法人障害者自立生活センター・スクラム
【2023年3月2日付助成決定事業】
◇助成第20号◇
NPO法人障害者自立生活センター・スクラム(団体・大阪府)
◇申請事業◇
〜次世代のためのピアカン集中講座〜(仮)
◇助成決定額◇
308,000円
助成対象経費:講師謝金、講師交通費・宿泊費、手話通訳費
◇事業の目的・概要・効果等◇
地域で生きる若い障害者(ひとり暮らし、実家、施設入所などの住んでいる場所は問わない)を対象に、自立や障害者運動に興味を持って、自分らしさを取り戻し、エンパワメントしあう関係を構築できるようなピアカン集中講座を開講します。
当法人では前年度にも貴団体の助成を受け、若手当事者に向けたオンライン研修を開催し、全国各地から参加者が集まりました。障害当事者同士のつながりや連携を一層強められました。しかし、オンライン形式での開催は全国から参加者を募ることができる半面、参加者に本来の意味でのピアサポートの重要性や効果を十分に感じてもらう点では課題が残ったと考えています。やはり、画面上だけではなく実際に対面でサポートしあうという体験が、当事者育成では必要不可欠なものであると実感しました。
今回は対面形式でのピアカウンセリング集中講座を通じて、オンライン形式の研修では伝えきれなかった当事者同士でのエンパワメントを参加者にリアルに感じてもらうことが大きな目的のひとつです。また、前回のオンライン研修のステップアップとしても活用できるように、講座のカリキュラムにも工夫を重ねて実施いたします。
参加者の障害状況に応じて、合理的配慮の十分な提供を予定しております。手話通訳や資料の点訳などの準備資金の充実、当事者講師の宿泊にかかる配慮、費用負担や円滑な講座の開催のため、助成を申請いたします。
企画書および公募チラシこちらからご覧いただけます(PDF)◇
<実施体制>
リーダー:井谷重人さん(CIL星空、全国自立生活センター協議会副代表)
サブリーダー:酒井建志(障害者自立生活センター・スクラム当事者スタッフ)
その他、運営事務スタッフ数名
<実施スケジュール>
講座開催:2023年3月18日、19日、21日
1月より毎週1度の準備会議を開催、2月より講師への具体的な内容調整の会議を開催予定です。
◇事業終了・報告提出予定◇
助成対象期間 2023年3月18日〜2023年3月21日
報告書提出予定日:2023年4月21日
◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
◇助成第20号◇
NPO法人障害者自立生活センター・スクラム(団体・大阪府)
◇申請事業◇
〜次世代のためのピアカン集中講座〜(仮)
◇助成決定額◇
308,000円
助成対象経費:講師謝金、講師交通費・宿泊費、手話通訳費
◇事業の目的・概要・効果等◇
地域で生きる若い障害者(ひとり暮らし、実家、施設入所などの住んでいる場所は問わない)を対象に、自立や障害者運動に興味を持って、自分らしさを取り戻し、エンパワメントしあう関係を構築できるようなピアカン集中講座を開講します。
当法人では前年度にも貴団体の助成を受け、若手当事者に向けたオンライン研修を開催し、全国各地から参加者が集まりました。障害当事者同士のつながりや連携を一層強められました。しかし、オンライン形式での開催は全国から参加者を募ることができる半面、参加者に本来の意味でのピアサポートの重要性や効果を十分に感じてもらう点では課題が残ったと考えています。やはり、画面上だけではなく実際に対面でサポートしあうという体験が、当事者育成では必要不可欠なものであると実感しました。
今回は対面形式でのピアカウンセリング集中講座を通じて、オンライン形式の研修では伝えきれなかった当事者同士でのエンパワメントを参加者にリアルに感じてもらうことが大きな目的のひとつです。また、前回のオンライン研修のステップアップとしても活用できるように、講座のカリキュラムにも工夫を重ねて実施いたします。
参加者の障害状況に応じて、合理的配慮の十分な提供を予定しております。手話通訳や資料の点訳などの準備資金の充実、当事者講師の宿泊にかかる配慮、費用負担や円滑な講座の開催のため、助成を申請いたします。
企画書および公募チラシこちらからご覧いただけます(PDF)◇
<実施体制>
リーダー:井谷重人さん(CIL星空、全国自立生活センター協議会副代表)
サブリーダー:酒井建志(障害者自立生活センター・スクラム当事者スタッフ)
その他、運営事務スタッフ数名
<実施スケジュール>
講座開催:2023年3月18日、19日、21日
1月より毎週1度の準備会議を開催、2月より講師への具体的な内容調整の会議を開催予定です。
◇事業終了・報告提出予定◇
助成対象期間 2023年3月18日〜2023年3月21日
報告書提出予定日:2023年4月21日
◇助成申請書はこちらからご覧いただけます(PDF)◇
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三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
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三澤了基金は、活動に賛同いただきました皆さまからの寄付金で
助成および運営しております。
助成事業を申請いただいた際には、ひとつひとつ、
基金設立の主旨に立ち返り、審査をしています。
この基金からの助成は、多くの方々からのご支援をお預かりした”資金”であり、
今後の活動や将来へのステップとなるよう
大きな期待を寄せているということを常に意識して、運営して参ります。
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2022年11月07日
助成事業の開始から9年目となりました
2014年9月30日に立ち上げた三澤了基金は、
同日より募集を開始した助成事業は、9年目となりました。
2022年10月現在、19事業・助成総額4,420,032円となり、1事業が進行中です。
三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
◇これまでの助成支援実績(2014年10月〜2022年10月)◇
助成件数 19事業
応募件数 128事業(助成採択率14.8%)
助成総額 4,420,032円円(平均助成額232,633円)
*2021年度(2021年10月1日〜2022年9月30日)
応募件数 11事業
助成件数 1事業
*2020年度(2020年10月1日〜2021年9月30日)
応募件数 14事業
助成件数 1事業
*2019年度(2019年10月1日〜2020年9月30日)
応募件数 14事業
助成件数 2事業
同日より募集を開始した助成事業は、9年目となりました。
2022年10月現在、19事業・助成総額4,420,032円となり、1事業が進行中です。
三澤了基金では、多くの方々の賛同と支援をいただきながら、
新しい時代を担う次世代の障害者リーダーを育てるための事業を募集しております。
今後とも皆様のご支援、そして積極的なご参加をどうぞよろしくお願い申し上げます。
◇これまでの助成支援実績(2014年10月〜2022年10月)◇
助成件数 19事業
応募件数 128事業(助成採択率14.8%)
助成総額 4,420,032円円(平均助成額232,633円)
*2021年度(2021年10月1日〜2022年9月30日)
応募件数 11事業
助成件数 1事業
*2020年度(2020年10月1日〜2021年9月30日)
応募件数 14事業
助成件数 1事業
*2019年度(2019年10月1日〜2020年9月30日)
応募件数 14事業
助成件数 2事業