原発事故により警戒区域に指定されている楢葉町。
姉妹都市である会津美里町に建てられた
宮里応急仮設住宅や会津地方の借り上げ住宅での様子をお届けします。

※尚、平成２４年９月末日をもちまして、
会津美里町災害ボランティアセンターは閉鎖いたしました。
沢山のご支援、誠にありがとうございました。

このブログは、会津美里町災害ボランティアセンターから、
楢葉町応急仮設住宅・ブログ担当者へと引き継がれています。
引き続き、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

窓口：楢葉町会津美里出張所

TEL.0242-54-6444　FAX.0242-55-0520　

〒969-6207　大沼郡会津美里町字宮里97
※H29.3.27より宮里応急仮設住宅の南集会所へ引っ越しました。

Email:misato-n@town.naraha.lg.jp

※尚、写真の無断転載はお断りいたします

　日増しに暖かさを感じる今日このごろですが、先日、会津宮里応急仮設住宅に届けられた桜が満開となり、春爛漫です。

会津美里出張所玄関に飾らせていただき、来所された方々の心を和ませてくれています。


　

「会津美里町応急仮設住宅のみなさまへ

みなさんがいつまでもお元気でいられますよう

心からお祈りいたしております。」

　3月30日に閉所式を迎える会津美里町応急仮設住宅ですが、桜の花を愛でていると明るい気持ちになります。

　３月11日（日）午後２時４６分、会津宮里応急仮設住宅サポートセンターならはで、浄土真宗本願寺の有志でつくる「震災支援を続ける会」の方々による最後の東日本震災追悼法要が行われ、楢葉や会津美里の両町民、約５０名が参加されました。

　一昨年から今回で３回目になる「震災支援を続ける会」の皆さんによる支援、たこ焼き・焼きそばなどの無料提供があり、参加された皆さんは喜んでいました。

また、宮里応急仮設住宅自治会の主催で、会津若松市のカブスカウトなど約４０人が参加し、キャンドル点灯が行われました。

未来への希望とこれまでの感謝の気持ちを込めてキャンドル５００個を「３．１１　絆わすれない」の文字の形に並べ、全員で火をともしました。

途中から降りだした雨により、暗い中できれいに映えるキャンドルの灯を見れなかったのは残念でした。

　寒い中、美里町自然エネルギー研究会による改良型ロケットストーブ”会津あたろう”の提供もあり、暖をとりながら美里町の方々と最後の交流となりました。

東日本大震災追悼法要　

綿あめ・ポップコーン支援に大喜びの子ども達　

美味しかった”たこ焼き・焼きそば支援”　

とても暖かかった”改良型ロケットストーブ”　

キャンドル点灯、心ひとつに…

　会津美里町に避難してから７年、地元の方々に助けていただいて、これまで生活することができました。本当にお世話になり、ありがとうございました

今後も会津美里町に残る方、楢葉町へ帰る方、それぞれの場所で元気に生活していきましょう

会津美里町で築いた絆を大切にしながら・・・

　穏やかな晴れの天気となった２月10日（土）「第７回　ならは雪まつり」が会津美里町宮里仮設住宅で開催されました。

　開会式には楢葉町　松本幸英町長をはじめ、会津美里町　渡部英敏町長、会津美里町観光協会　会長　渡部茂様、赤留さくら会　会長　冨田富男様、会津若松地方広域市町村圏組合　会津美里消防署長　内山宏様、会津美里分庁舎　地域交通係　栗城　佳子様が来賓として出席されました。

開会式　自治会　渡辺　敏正会長挨拶　

楢葉町　松本　幸英町長挨拶　

会津美里町　渡部英敏町長挨拶　

　また、地元の皆さんにも大勢来ていただき、楢葉町民を含む約１5０名の方々が参加され賑わいました。

屋台で親近感　

　宮里仮設住宅自治会による甘酒やおでん、餅などの無料ふるまいが行われ、和気あいあいと交流を深めました。

大忙しの振る舞い餅　

甘酒ふるまい中　

チキンやコロッケの揚げたてアツアツ振る舞いも　

　ふるまい餅は、会津美里町の”赤留さくら会”の方々が餅つきを実演してくださり、威勢の良い掛け声と力強い杵さばきで華を添えていただきました。

赤留さくら会による餅つき実演　

会津美里消防署　内山宏署長・会津若松警察署　会津美里分庁舎　地域交通課　栗城佳子さんも餅つき

　つきたてのお餅は、”きなこ、つゆ餅、納豆、おろし”　豊富な種類のお餅で、大変美味しく好評でした。

　また、仮設内に積もった雪を集めて造ったジャンボ滑り台は、子供たちや大人にも大人気で滑り台を楽しんでいました。

楽しくて、何回も滑っていた子供たち　

「キャー」歓声をあげながら滑る大人も　

　その他、会場内には”ゆずたろう”や”あいづじげん”などの雪像が並び、雪まつりの雰囲気を演出しました。

友好「ゆずたろう」犬「あいづじげん」くん　

　

顔をのぞかせ、雪だるまになりきり　

今年もご来場　”ユニークひょっとこ踊り”　

カラオケ大会　歌に酔いしれる住民　

ふれあい館では”コミュニーケーションマージャン”を楽しむ姿が　

　会津美里町へ避難した翌年から始められた「ならは雪まつり」も今回で最後になります。

　浜通りでは殆ど雪のない生活で、会津の雪には驚きましたが、会津の皆さんの温かい支援を頂いて楽しい経験をさせていただき、会津が大好きになりました。

本当にお世話になりました

沢山の思い出を胸に、前進していきたいと思います。

ありがとうございました。

　冬型が強まり、1月24日はあいにくの天気で大雪となってしまった会津美里町ですが、予定されていた「会津我家笑飯めし」が、福島県栄養士会の支援により宮里仮設住宅内第二北集会所で開催されました。

　今回のメニューは「お正月料理」こづゆ等の郷土料理と餅料理で、”おもち入りこづゆ””くるみもち”をつくりました。

　大雪のため参加者が少なくなり残念でしたが、調理時間が短かったので、その分、参加者同士の会話が弾み、普段の我家笑飯めしとは違う楽しさがありました。

　乾燥ホタテを水に戻し中

　野菜切作業中

　くるみをすり鉢で擦る作業

　ホットプレートで餅焼き中

　

本当にありがとうございました。

　

　昨年の吹雪とは打って変わって、今年は好天に恵まれた1月13日。青空の下で会津美里町の奇祭「高田大俵引き」が開催されました。

　午前は、俵を積んだ約２００�sのそりを５人で引く「門前町俵引きタイムレース」が行われ、今年も楢葉町役場の若手職員が「チームならは」として出場しました。俵の重さに悪戦苦闘し疲れ切った様子でしたが、職員の法被の背中に描かれた「ゆず太郎」は笑顔で際立っていました。

　午後にはいよいよ、奇祭の目玉である「大俵引き」が始まりました。直径３ｍ、長さ５ｍ、重さ３ｔの大俵を下帯一本の青年たちが大俵をはさんで紅白に分かれ、勇壮に綱を引き合います。

　町の若手職員も毎年、大俵の引き子として参加させていただいています。今年も威勢の良い掛け声とともに、地元の皆さんと心を合わせて力いっぱい綱を引きました。

　商工関係者の紅組と農業関係者の白組の真剣勝負は、昨年に引き続き赤白引き分けとなり「豊作で商売繁盛の年」となりそうです。

俵引き、元気にスタート！

戻りは悪戦苦闘…　

苦しくても、背中のゆず太郎は笑顔　

やっと到着、フラフラ…

「ならはチーム」と応援隊一緒に記念撮影　

「高田大俵引き」開会式に楢葉町議会議長も駆けつけました。

勇壮に引き合いましたが、勝負１戦目は赤組の勝利　

気合が入った勝負２戦目は、白組勝利　

勝負３戦目は、引き分け　

勝利を喜び、仲間と万歳！　

　参加された皆さまや実行委員会の皆さま、大変お疲れさまでした

今年の「門前町タイムレース」「大俵引き」は好天の中での実施となり、参加者の皆さんが伸び伸び力を発揮できた様子、最高でした。

　慌ただしい師走となり、寒さが増してきた会津美里町ですが、久し振りに晴れて青空が広がった１２月２０日（水）宮里応急仮設住宅内第二北集会所で福島県栄養士会の支援による７回目の「会津我家笑飯めし」が開催されました。

今回のメニューは、”ちらし寿司、なめこの味噌汁、クリスマスケーキ、御漬物” 急きょ、”クレープ”や”とりのきじ焼き”もあって豪華に。

クリスマスが近いこともあり、みんなで”クリスマスケーキ”も作って雰囲気が醸し出されました。

一生懸命作業する男性陣　　

熱が入るクリスマスケーキ作り　

ケーキに飾られた沢山のフルーツに笑顔　

ケーキのデコレーション完成　

鶏のきじ焼き中　

協力してちらし作り　

残った材料で、楽しくクレープ作り　

配膳完了　

鶏のきじ焼きの盛り付けも豪華に　

彩りきれいなちらし寿司と具沢山なおみそ汁　

　恒例、長老の音頭で「いただきます」

皆で食べる昼食、食が進みます　

切り分けると、崩れてしまったケーキ…残念　

　２０１７年最後の「会津我家笑飯めし」でしたが、今年1年間、福島県栄養士会のご支援を賜り、皆さんでワイワイお話しながら楽しく調理し、美味しい昼ご飯を頂くことが出来ました

ありがとうございました

　12月に入り寒さが厳しくなってきましたが、宮里応急仮設住宅内ふれあい館にイルミネーションが点灯されました。

「ＬＡＳＴ　ＹＥＡＲ」の文字も入り、宮里応急仮設住宅で最後のイルミネーションとあって感慨深い思いで見つめる住民の姿が見られます。


　被災後、宮里応急仮設住宅に入居した翌年、支援によりふれあい館が建立され、その冬から毎年飾られてきたイルミネーション。

会津の寒く厳しい冬を生活していく仮設住民にとって、イルミネーションはどれほど癒され、心を和ませられたことでしょう。

会津の宮里応急仮設住宅で過ごされた皆さんは徐々に退去され、最大で約500人いた楢葉町民も今では約10分の１になりました。

楢葉町へ帰還された方、避難先や他の地で再建した方等、様々ですが、この会津で、会津美里町の方々に支えられ、沢山の温かい支援や励ましを頂いて生活し、いろいろな楽しい思い出が沢山出来ました

次第にイルミネーションも、宮里応急仮設住宅自治会長によるオリジナルの飾りつけでバリエーションも多彩になってきました。

今年最後のイルミネーションはいかがでしょう？

人数が少なくなり、寂しくなった宮里応急仮設住宅内ですが、あと少し、頑張って冬を越していく楢葉町民を温かく見守っているイルミネーションです。

　会津磐梯山は雪で真っ白になり、日に日に寒さが増している会津美里町です。１１月２６日（日）「オリンピックデー・フェスタin会津美里」が開催され、オリンピアン（オリンピック選手）６名が被災者元気アップに、雨が降り出して足元の悪い中、宮里応急仮設住宅を訪問されました。

　夕方5時から６時までの1時間、宮里応急仮設住宅内サポートセンターで、日頃、仮設内ふれあい館で仮設住民の皆さんが取り組んでいる”カラオケ体操”や”クロリティー”などをオリンピアンの方々と一緒に行い、ふれあい交流しました。

オリンピアン、自己紹介　

楢葉町被災状況に真剣に聞き入るオリンピアンの皆さん　

”カラオケ体操”で準備運動　

次はクロリティー、”ならはチーム”対”オリンピアンチーム”対決

　
　
　

　子供から高齢者まで楽しめる健康スポーツ。クロリティーは、アメリカの馬蹄を投げて競う「ホースシュー」と日本の「輪投げ」をミックスして作られた「スポーツ輪投げ競技」で、一定の距離からピンを打った盤に輪を投げて、その得点を競う競技。

　リングが目標棒に入らなくてもリングの一部が得点版内にあれば得点となり、次のプレイヤーの機転で、すでに投げられた味方のリングを有利にしたり、相手のリングを不利にしたりできるのが面白いところ。

代表者による先行決めじゃんけん　

陸上競技、高瀬　慧選手、輪投げ挑戦に笑顔　

新体操　田中　琴乃選手の華麗な輪投げフォーム　

トライアスロン　上田　藍選手は、両手投げで挑戦　

ならはチームの輪投げに声援を送るオリンピアンチーム　

レスリング　湯元　健一選手のテンポの速い輪投げ　

サッカー　海堀　あゆみ選手　ラストプレイヤー

大変意気込んで投げられ、力強い輪投げを　

オリンピアンの皆さまより、サインのプレゼント贈呈　

オリンピアンの皆さんと一緒に記念撮影　

楢葉町民、遠藤さんよりオリンピアンの方々へ

”手作り布わらじ”贈呈