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プレッシャーがかかると勝負から降りてしまう[2008年06月23日(Mon)]
Q:プレッシャーがかかると勝負から降りてしまう
A:リラクゼーションの基本を体得すれば、いつでもどこでも大丈夫


 いつもはできるのにプレッシャーがかかるとうまくできない。
 だからプレッシャーのかかる勝負はしない。

 これは、よくありがちな「成長停止の悪循環」です。この悪循環が恐ろしいのは、正しいやり方で反復練習すれば鍛えられる「本来の潜在能力」を埋もれさせてしまうことです。腹筋などの筋力トレーニングよりは複雑なのは、「ある心の状態」に保つメンタルトレーニングとセットで鍛える必要があることですが、それとて「慣れ」以外の何者でもありません。

 実は、私も最初から果敢に挑戦するタイプではありませんでした。飛び込みセールスに始まり、いきなりセミナー講師や企業経営者という「極限のプレッシャー下」に放り込まれて大いに戸惑った苦い思い出があります。

 今でこそ、先輩経営者が数百人も集まる前で講演をしようと動じなくなりましたが、最初は、たった一人のお客様の前でも緊張したものです。

 なぜ、私が変わることができたのか。

 それこそ、基本を守りながら「見る前に跳ぶ」ことを繰り返しているうちに、体が反応するようになったとしか思えません。

 中小企業の経営者は、たとえ分不相応な勝負であっても、降りられないことばかりです。会社をやめるわけにも、他の人に代わってもらうわけにもいきません。

 たとえ最初は負け試合になろうと、得失点差を減らそうともがくしかないのです。嫌々でも試合を繰り返すうちに、少しずつ実戦的な対応力がついて「たまたま勝てた」から「時々勝てる」ように進化しました。勝率が高まってくると、勝負が面白くなってきます。

 すると、いつしか「勝負から降りる」「勝負をしない」という「逃げの発想」自体が無くなってくるから不思議です。

 ただし、プレッシャーにさらされながら、嫌な失敗体験ばかりを繰り返すと逆効果になってしまうこともあります。

 そこで、まずは、一番リラックスした状態で一人コツコツと練習します。この一番良い状態を自分の体に覚えこませていくのです。あとは、実際の勝負でも「そのリラックスした最良の状態」になれるトレーニング=リラクゼーションの方法を探して反復すれば良いのです。

 人類がプレッシャーやストレスに悩まされてきた歴史は長いので、先人の英知に学ぶべきことがたくさんあります。

 日本古来の禅、武道、茶道、華道をはじめ、ヨガなど海外の方法や、自律訓練法など新しい方法も、書店やネットで簡単に見つけられるでしょう。カルチャースクールやコミュニティスクールなどで、気軽に安価に試してみることもできます。

■3つの基本1:調身

 私も色々なリラクゼーションを試みましたが、どれも基本は相通じるところがあります。
 まずは調身が大切です。肩に力が入っていたり、背筋が曲がっていては、本来の力を発揮できません。背伸びをしてから、すっと脱力。全身に力を入れてから、すっと脱力。
 こうした「すぐ自然体になる」トレーニングは、慣れれば決して難しくありません。

■3つの基本2:調息

 続いて調息が重要です。緊張している状態は、呼吸が浅くなっている状態だからです。
 多くのリラクゼーション法は、深く息を吐き出して、ゆっくり呼吸を繰り返すことを勧めています。
 呼吸がゆったりとしてくれば、自然体となった体も、さらにリラックスして、胸のドキドキも収まるでしょう。

■3つの基本3:調心

 最後に調心ができれば、準備は万端です。身体と呼吸が整ったら、半ば、心も落ち着いてきているでしょう。
 調心の方法は、リラクゼーションの流儀によって様々です。呼吸を数える、絵や点を見つめる。音に耳を傾ける。声を出す。何かの動作に集中する。
 人それぞれ好みがありますので、自由に選んでいただければ良いのですが、いつでもどこでもできる方法がお薦めです。

 自分なりの「調身×調息×調心=リラクゼーション法」の基本が体得できたら、これをいつでどこでもできるように磨いて、さらに応用できるようにします。


■応用1:一番プレッシャーがかかった状態をリセットする練習

 続いて、究極のプレッシャーがかかった状態のイメージで、「リラックスできるスイッチ」が入るような条件反射を作ります。
 「おおきく振りかぶって」という野球アニメで、究極のプレッシャー環境=3塁にランナーがいる状態を見てから、「調身×調息×調心=リラクゼーション法」のトレーニングをするようにコーチが指導していました。このチームのピッチャーは3塁に逆転のランナーがいても目が合うと心が落ち着き、バッターは3塁ランナーを見れば力まず本来のバッティングができるようになったのです。
 例えば、これを講演やプレゼンテーションに応用するならば、舞台の袖で聴衆がこちらを注視している様子を目に焼き付けたり、その写真を注視してから、いつものリラクゼーション法を行うということでしょう。そうすれば、聴衆を目にすると逆にリラックスできるスイッチが入るのです。
 
■応用2:本来の性格とは別の人格を演じる
 俳優や芸人には、実はシャイな人が多いと聞きます。舞台に上がる前に、本番用の堂々とした自分=別の人格になりきるスイッチを入れることで、リラックスできるのです。
 人前に出るのが苦手だったり、自分の意見を主張するのが苦手な人は、俳優や芸人に習って、自分と正反対の人格を作って演じてみるのも良いでしょう。自分が考えている自分と、正反対の人格を強調することを勧めて、ベストセラー作家を輩出している出版社のあるそうです。
 自分を決めつけずにあえて別人格で勝負するのも、リラクゼーションの一種ですから、それが向いている人は試してみると良いでしょう。

■応用3:ベストの状態をイメージするトレーニング
 自分の能力を最大限に発揮して勝利する。それを事前に脳裏に焼き付けるイメージトレーニングは、一流のスポーツ選手なら既に当たり前のように実践しています。
 しかし、ベストの状態がイメージできない、体感できないうちは、なかなかうまくできないものです。イメージがうまくできない=身心共に練習不足=では失敗する可能性が高いので「イメージトレーニングは効かない」と早とちりしてしまうかもしれません。
 ですから、これは3つの基本をしっかり体得して、小さな成功体験を積み重ねてから行うと良いでしょう。
 

 いずれにせよ、プレッシャーのかかる状況こそ、自分を最大限に伸ばすチャンスであることは間違いありません。それを避けて降りてしまうことは、人生を棒に振ることにも近い行為であり、もったいないことです。

 もっと言うならば「もう一人の本当の自分に申し訳ないこと」でしょう。もう一人の自分は、毎日基本トレーニングを重ねて欲しいと願っているのです。本来の力を発揮したくて、うずうずしているかもしれないのです。

Posted by 久米 信行 at 22:06 | 第三章キャリア編 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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