みなさまこんにちは。
摂食障害のひとが、自分の力を感じ、
より自由に生き方を選んでいくための支えあいをしていく
NPO法人あかりプロジェクトのいづ、こと村田いづ実です。
「『いるるん』を探せ!〜手がかりは120のカード〜」が
おとつい土曜日、無事に終了しました☆
「摂食障害」にかかわりがある方、ない方も一緒に、
オブザーバーやファシリテーター2名を含めて総勢12名での集まり。
進行はWendo-Japan代表であかりプロジェクト顧問でもある福多 唯さんで、
わたしはお世話係としてグループワークのファシリテーターを務めました。
まずは唯さんから簡単なレクチャー。

『いるるん』とは、
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自分が本当に欲しているもの
いる!(必要!)と感じているもの
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のこと。
カード120枚分の『いるるん』の中から
今の自分にぴったりとくるものを
他の人たちの助けを借りながら探していきます。
最初にわたしの事例を題材にしてデモワークののち、
2つのグループに分かれて『いるるん』を探しました!

カードに書かれているいるるんたちは、
裏返せば、どれもこれも「欲していい」
もっと言えば「欲する権利がある」ものばかり。
「休息」「貢献」「承認」「愛情」など、わかりやすいものもあれば、
「嘆き」とか「弔い」とか
これも『いるるん』なのね!と思うカードも。
いるるんを見つけることは、
自分はこんなものを欲していたんだ!
欲していいんだ!と
自分を愛おしむことにもつながっているように感じます。
だからなのか、他の参加者さんが『いるるん』を見つけたときや、
見つけようとするプロセスの表情や声、しぐさにも、
「ああ、生きるってうつくしいなあ」
「人って力強いなあ」
といった感動をいただくことが多いなあと感じています。

実はこのワークショップ、
「あかりトーク」や「未来蝶マイページ」のような活動を、
地域で仕事としておこなうモデルづくりのために、
一般の方々から収益を確保する模索の一環です。
このような当事者活動は、どうしても、
プライベートや仕事などから比べると優先順位が低くなることが多く、
取り組みたくてもできない方が多いことから、
仕事として成り立つ活動になれば、
きっと加速的にいろんな地域にこのような活動が根付くことになる、
と仮説を立てて取り組んでいます。
参加者の方からは
「収益が摂食障害当事者活動のどんなふう役に立つのか
もっと見えやすくしたら、より多くの人がご参加なさるのでは?」
という貴重なご意見もいただきました。
ワークショップの内容はもちろんですが、
発信の仕方もさらに磨いて
またみなさまに開催のご連絡ができればと思っています。
そのときにはぜひ、
一緒に『いるるん』を見つける感動を味わうことができれば幸いです。
では、お力添えくださったみなさま、
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!