誰もが安心して食べられるお米を―北村広紀さん [2017年11月24日(Fri)]
広い佐賀平野の直中で―― ――北は背振山地、南は有明海に接する佐賀平野。 「九州屈指の穀倉地帯」と評される理由が一目でわかる広大な熟田。 その佐賀平野の直中、佐賀市川副町で、「誰もが安心して食べられるお米」を北村広紀さんは作っています。 無肥料・無農薬――自然農法のコシヒカリ 「誰もが安心して食べられるお米」――北村さんが手がけるのは、そこに自然なかたちである「土」や「水」で米をはぐくむという自然農法です。 30年間、無肥料・無農薬。そうして代を重ねたコシヒカリ。 そう、自然のなかに米が育つだけの十分なエネルギーがあるのです。 北村さんの安心・安全なお米を始めとした農作物を求める人々、自然農法を理想として学ぶ人々が北村さんのもとに集います。 幸せ拾いという名のボランティア活動 また、お米をはぐくむ「土」や「水」をきれいにしようと、北村さんは2010年からゴミ拾いのボランティアを行っています。 北村さんがたった一人で始めたゴミ拾い。 気楽に、気楽に、でも、豊かな自然のために、ていねいにゴミを拾う。 そんな北村さんの姿に心動かされた人々が少しずつ少しずつ増え、「日本ボランティアクラブむつごろう」が結成されました。 今では地元はもとより、県外からも参加者が訪れます。 ポイ捨てされたゴミのなかにあるのは、未来の幸せ――北村さんはそのボランティア活動に「幸せ拾い」という名前をつけました。 未来の幸せのためにみんなで拾う。まさに幸せ拾いです。 そして、未来の幸せのために―― 今秋のある日、さがつくに北村さんから一本の電話がありました。 「困っている人に、うちのお米を提供したい」 驚いたスタッフに北村さんは言いました。 「手塩にかけた昨年の自然米が倉庫に500kgあります。 新米ではないですが、困っている人たちがいれば、きっとお役に立てるはずです。 なので、無償で提供します」 それは私たちがあたためていた計画「さが・こども未来応援プロジェクト」への天恵と言っても過言ではない申し出でした。 上記プロジェクトで、佐賀県内各地の『子どもの居場所』へ、北村さんのお米を届けていきます。 (ふるさと納税2万円ごとにお米を1kgずつ分配提供し、お預かりしている500kgを各地に繋げます) 安全・安心なお米を作る北村さんのあたたかな想いを、子どもたちの未来の幸せにつなげたい――さがつくは北村さんと「子どもの居場所づくり」を応援します。 |