真の食育は生産者を知ってもらうこと―ヨコオタカトさん [2017年12月05日(Tue)]
子どもの居場所に必要なもの 「子どもの居場所」――どんな境遇の子どもでも受け入れる、やさしい場所。 そんな居場所づくりに必要なものは何でしょう? 子どもを見守る「ヒト」 子どもが遊び、学べる「空間」 そこにもう一つ―― 遊びたい、勉強したい、でも、おなかぺこぺこでは始まりませんよね。 ――「食べる」 やさしい居場所で、あったかい人々に囲まれて、たのしく食事ができたなら。 今回のさがつくブログでは 子どもの居場所づくりを食の面から、生産者の立場で支援する 「SAGA食べる通信」編集長で NPO法人Succa Senca 代表理事のヨコオ タカトさんをご紹介します。 ![]() ヨコオタカトさん SAGA食べる通信 ヨコオさんが編集長を務める「SAGA食べる通信」は 佐賀県内の農家さんと読者を、情報・知識と「食べ物」でつなげる情報誌です。 え? 食べ物!? そうです、食べ物付き情報誌なのです。 ![]() SAGA食べる通信 農家さんのエピソードやストーリーがたっぷり詰まった紙面に 農家さんが心を込めて作った食べ物。 「作る人」と「食べる人」を直接つなげる仕掛けもあります。 ![]() 「作る人」「食べる人」みんなで「いただきます」 食べ物をいただき、感謝を伝える。 生産者と消費者、いえ、人と人との間にあるべきつながりをつくる それが「SAGA食べる通信」です。 真の食育は生産者を知ってもらうこと 生産者と消費者の間にある隔たりは、 流通がシステマチックに構築された結果です。 単に腹を満たすだけならばそれでいい――本当に? 食べることの大切さ、 食が生きる上で重要だということは、 何気なく食べ物を手に取って、ただ食べるというだけでは培われません。 生産者を知ること。 知識は心を満たし、大きく成長させます。 やさしい居場所で、あったかい人々に囲まれて取る、たのしい食事。 そこにさらに、どこで誰が作ってくれたものでできた食べ物なのか、 そんな知識が加わったら、それはきっとこのうえない「食育」となるでしょう。 ![]() 県内の「子どもの居場所」に地域の農産物を直接届けたい ヨコオさんが代表を務めるSucca Sencaは 「SAGA食べる通信」を通じて、 県内の農家さんとのつながりを作ってきました。 そして、今、そのつながりを生かして、 県内の「子どもの居場所」に地域の農産物を直接届けるため、 「さが・こども未来応援プロジェクト」をさがつくとともに推し進めています。 このプロジェクトにより「子どもの居場所」へ直接農産物を届けることで、互いに応援し合える地域の人々を増やし、持続可能な「居場所」を創る―― 未来を担う子どもたちのために。 それがヨコオさんの願いです。 ![]() |