みんつくでは、奨学金を必要な人が、簡単に情報にリーチでき、
制度を活用しやすい仕組みづくりとして、
奨学金制度をもつ自治体や団体の制度一覧を整理し、
相談機能を高めるためのネットワーク構築事業に取り組んでいます
(対象は、岡山県内の学生が受給出来得る奨学金を基本とする)。
その一環として、下記のとおり
『奨学金ネットワーク シンポジウム』を開催しました。
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【概要】
『 奨学金ネットワーク シンポジウム』
日 時:2024年2月27日(火)
13:00〜15:00
場 所:岡山県立大学 + オンライン
内 容:・奨学金一覧表のご紹介
・奨学金ネットワーク概要説明
・奨学金制度の現状と今後について
☆本事業は「真如苑 社会貢献活動助成」事業として取り組んでいます。
(イベントチラシ)
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当日は、オンライン参加も含め、28名の方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
会場には、本事業へ助成をいただいている「真如苑」さんからも
ご参加をいただいており、
代表して原島様よりご挨拶をいただきました。
シンポジウムでは、まずはじめに
みんつくの団体紹介と、奨学金に関する基礎情報をご紹介させていただきました。
奨学金の基礎情報については、
1月に実施した勉強会(→詳細はコチラ)の内容も踏まえ、
・大学進学や学生生活で必要な費用 =奨学金の必要性の共有
・奨学金以外にも、授業料免除等の枠組みもある
・奨学金には、給付型と貸与型の2種類がある
・奨学金の貸与利率はここ数年で上昇傾向
・令和6年度から、国としても制度改正(対象拡大等)予定
※詳細はコチラ
等について、ご紹介しました。
その後、今回の奨学金ネットワーク構築に関する事業紹介を行いました。
「金銭面が理由で“学び”をあきらめる子ども・若者がいない社会の実現」
を目指して、
必要としている方へ情報の接点を増やすとともに、
支援者や制度実施者の相談機能を高めていき、
制度のハザマを埋めていけるような取り組みにもつなげていきたいと考えています。
ぜひ、みなさまの参画、情報交換、意見交換をお願いします!
また、ハザマを埋める制度の事例紹介として、
民間財団による給付型奨学金制度をご紹介しました。
・みんつく
「福祉人財育成奨学金」
「にこにこえがお奨学金」
・橋本財団
通信制高校進学のための奨学金「ユースサポート」(詳細はコチラ)
橋本財団 常務理事 橋本夕紀子さんよりご紹介いただきました。
会の後半は、
参加者お一人ずつから自己紹介として
普段の奨学金との関わりや、困りごとなどを共有いただき、
それぞれ情報交換、意見交換を行いました。
「制度はあるが、なかなか情報が届け切れていないと感じる」
「若者の相談を受けることがあっても、自分自身が制度を理解できていない」
「1つ1つ情報を探しに行くが、大変で見つけるのも難しい」
「一般の方が、1つ1つ奨学金の募集要項を読んで、自身に該当するかどうかを判断するのは難しい」
「採択の可否がわかるのが入学後のため、見通しが立てれない」
「中間層の所得世帯であっても、学費の工面が困難な家庭も多くある。
中間層へのサポートももっと充実してくれば・・・」
など、様々な立場の方からご意見や情報をいただきました。
今後は、本ネットワークを通して、
一覧表の整理・更新を進めるとともに、
勉強会や情報交換会等の開催を行うなど、
情報やノウハウを共有していく取り組みが必要であるという認識を共有することができました。
これからも引き続き、本ネットワークを通して、
皆様と一緒に奨学金について考え、共有し、つながれる場にできたらと考えておりますので、
皆さまぜひ、ご参加・ご活用ください。
情報提供やご意見等ございましたら、
いつでもみんつく事務局まで、ご連絡お待ちしております。