• もっと見る

2026年05月17日

【おかやまSANPO 第5弾】NPO法人 そーる

\ おかやまSA“NPO” 5弾 /


本企画では、みんつく事務局長の森田ゆーたろーが、岡山県内のNPO団体の活動に実際にお邪魔し、活動内容や地域課題を深掘りして、みなさんへ発信していきます!



5回は、
倉敷市真備町を中心に、訪問看護・訪問介護に取り組まれている「NPO法人 そーる」(以下、そーる)さん!

そーるさんは、平成307月豪雨(以下、西日本豪雨)以降、地域のみなさんがゆるく集える場「エンリッチカフェ」のイベントも毎月継続して実施されるなど、地域活動にも積極的に取り組まれています。

20265月には、岡山県初のホームホスピス「こいろ」もオープン予定きらきら

5月21日(木)と23日(土)にはお披露目会も予定されています


▼「こいろ」Instagramはこちら▼

https://www.instagram.com/koiromabi/


ホームホスピスについては、ぜひこちらもご一読ください!

▼外部クラファンページ(寄付募集終了)▼



今回は、みんつくにインターンシップで来てくれていた山本さん(岡山県立大学)と、元インターンシップ生の平松さん(就実大学)と一緒に、そーるさんの事務所へお邪魔し、代表の片岡さんへインタビューをさせていただきました!


山本さんは、将来、地元での訪問看護などの事業に携わることを目指しているということで、今回は山本さんに取材と記事作成をしていただきました!



―――――



1.jpg



訪問日:2025919()
訪問者:森田(みんつく事務局長)、山本(岡山県立大学2回生)、平松(就実大学4回生)
場 所:NPO法人そーる 事務所(倉敷市真備町尾崎812-16

訪問先:NPO法人 そーる

    理事長 片岡 奈津子 さん

団体関連サイト

H P   : https://soulmabi.com/

Facebook : https://www.facebook.com/aruku.2018/

Instagram : https://www.facebook.com/soul.mabi8




―――――――――――――――――――――――――――――――

 活動概要
―――――――――――――――――――――――――――――――

20169月 法人を作って訪問看護ステーションそーる開設

20187月 西日本豪雨発災
20187月 トレーラーハウス導入物資配布
       個々の場所で地域活動を開始
20181018日 エンリッチカフェ命名
201910月 防災Bar開始

2019年〜  呉妹地区防災セミナー開始(4年連続実施)

202010月 訪問介護「みそらけあ」開始

20224月 水害の経験を書籍として出版
2022年頃  真備船穂総おどり、救護班を倉敷より受託
202591日 そーる開設10周年

2026年5月 ホームホスピス「こいろ」開所予定


IMG_5008.JPG




―――――――――――――――――――――――――――――――

 @ 取り組む地域課題(活動をはじめたきっかけ)は何ですか?
―――――――――――――――――――――――――――――――

私は元々真備で生まれ育ちました。私が訪問看護の世界に入って1年ぐらいたった時に最初は総社の地域を回っていました。自身が看護職という中で働いていて、最後は自分の地域で働きたいという思いが沸々とわいてきました。自分が生まれ育った地域を回りたいなっていう思いに駆られ、当時勤めていた場所の上司に相談してみたのですが、総社の病院から真備に行くのは距離があるから難しいと言われたり、様々な新規事業も提案してみたりしたのですが、なかなかうけいれてもらえませんでした。なら自分で事務所を開設すればいいと思いました。自分でやれば好きなようにできるし、色んな新規事業の提案もできる。だから自分で真備を回れる仕組みを作ろうと思い、この活動を始めました。




―――――――――――――――――――――――――――――――
A 活動を通して、どんな未来・社会を目指していますか?
―――――――――――――――――――――――――――――――

事務所となると、皆出たり入ったりで忙しそうだからなかなか地域の人も入りにくそうで、その敷居をどう低くさせていくのかが今1つ課題なので、新しく建設するホームホスピスは新しいコミュニティを生み出したいです。部活みたいな感覚で、庭部を結成して敷地内の庭を作成したり、食品衛生部を結成して地域のおばちゃんを中心に私たちスタッフの食べるお昼ご飯とか、入居されている方のご飯とかを地域の農家さんと連携して地産地消で作ることを目標としています。


IMG_5016トリミング.jpg

写真:そーるさんの理念(事務所の玄関に掲示されてました!)




―――――――――――――――――――――――――――――――
 B 改めて、現在の活動について教えてください!
―――――――――――――――――――――――――――――――

元々、「そーる」は訪問看護ではなく、『ホームホスピス』をするために法人を立ち上げました。

訪問看護は36524時間対応で、基本的には全てオンコール対応で1人が24時間対応の携帯を持っています。利用者さんから電話があったら即座に動いて対応するっていう業種なので、医師などと連携を取りながら、止めることなく稼働させています。
日常生活から看取りまでを行っているので、生活全般を支えているような感じです。最近この10年ぐらいで訪問看護も日の目をあたるようになり、今は1人の方に対してチームとして多くのスタッフが関わります。家族も含めて訪問看護です。本人、家族も訪問看護の対象者なので専門職や調整するケアマネージャー、相談員などの職種とチームで利用者さんとその家族を支えていくような形で行っています。
現在、100名の利用者さんを21人のスタッフと他の連携先のチームで担っています。そーるの場合は1人の利用者さんのところへ全スタッフ行けるように質を担保しながら行っています。



―――――――――――――――――――――――――――――――

C 今後の展望を教えてください!
―――――――――――――――――――――――――――――――

ホームホスピス完成後、新しくできる拠点を中心に、働くスタッフと地域の方に開放しようと思っています。地域に開いた場所にし、私たちはこのホームホスピスを地域の家にしたい、外から来る人、家族、私たち働く人、地域の方、皆でここを育てていきたいというおもいでこのホームホスピスの建物を建てていきたいです。






―――――――――――――――――――――――――――――――


【 編集後記 】


今回、岡山県立大学看護学科の山本が取材をさせていただきました。

看護師を目指す私にとって、今回お話していただいた内容は将来、自身が目指す目標に大きくかかわる内容であり、とても感銘を受けた部分が多くありました。
お話の中で感じたことは「地域の方々が住みやすい環境を作り、地域の方と共に真備という地域をよりよくしていく」といった強い思いです。
ホームホスピスの建設に伴い、地域の方々が訪問しやすい場所を作り、そしてホームホスピス内では地域の方に協力をして頂き、食堂の運営や庭の作成など、まさに地域完結型の看護であると感じました。
事業拡大も考えているそーるさん、私自身も将来は自身が生まれ育った地域の訪問看護に携わりたいと考えているため、ぜひ実践を積み、そーるさんの訪問看護ステーションで地域の方を支えていきたいですね!
お忙しい中、ご対応いただいた片岡さん、本当にありがとうございました。



―――――


みんつくでは今後も

寄付を原資とした助成事業をはじめ、

オンラインも含めたイベントなど様々な機会を提供していきます。

ぜひご参加ください!


みんつくHPはコチラ

http://mintuku.jp/


つなぐ、つたえる、シェアをする

2025年07月08日

【おかやまSANPO 第4弾】タマリ

今年度よりスタートしました「おかやまSA“NPO”」企画!

本企画では、みんつく事務局長の森田ゆーたろーが、岡山県内のNPO団体の活動に実際にお邪魔し、活動内容や地域課題を深掘りして、みなさんへ発信していきます!



第4回は、

和気町で、不登校等の児童を対象とした居場所づくりをはじめられた

「タマリ」さん!

タマリさんは、2023年から岡山県和気郡和気町を拠点に、地域の子どもからお年寄りまですべての年齢層の方々を対象に「探究する」ことを深める場づくりをされています。

そして今年度から、2024年度みんつく冠基金「福祉人財育成基金」の助成金も活用し、フリースクール等がない和気町で、不登校児童等を対象とした居場所づくりの事業に取り組まれています。

今回は、タマリさんが2025年5月からスタートした学び舎「ふじのUMAYA」へお邪魔し、活動の様子をインタビューさせていただきました!



―――――


1.jpg


訪問日:2025年6月19日(木)

訪問者:森田(みんつく事務局長)

場 所:ふじのUMAYA(和気郡和気町藤野1608 藤野民宿)


訪問先:タマリ 代表 中村 和馬 さん


団体関連サイト

Instagramhttps://www.instagram.com/tamari_tankyu/



―――――――――――――――――――――――――――――――

 活動概要を教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


探究的な学びやリカレント教育の重要性が高まってきていますが、
そもそも大人が(ひいては子どもも)探究し没頭できる機会がない!
そんな思いから、タマリは2023年から和気町で、
教育関係者向けの探究学習勉強会やワークショップ、交流会など、
地域や多様な人とつながりながら自己探究を深める場作りを行ってきました。


そして今回の事業では、そうした活動を通してつながった人たちも含め、
多様な地域の人たちとのつながりの中で、
子どもたち(特に不登校児童)が安心して過ごせる・成長できる環境づくりに取り組んでいます。

具体的には、
2025年5月〜、毎週木曜日に地域の学び舎「ふじのUMAYA」を開催しているほか、
今後は、子どもたちの興味関心に合わせた個別の体験プログラムの設計や、大人との交流会なども企画し、
どんどん地域の人たちにも関わってもらえる体制にしていきたいと思っています。


2.jpg




―――――――――――――――――――――――――――――――

 @ 取り組む地域課題(活動をはじめたきっかけ)は何ですか?

―――――――――――――――――――――――――――――――


私は元々、和気町の地域おこし協力隊として和気町で教育現場で活動していました。
地域おこし協力隊卒業後、私塾を運営している中で、
不登校について親御さんから相談を受けたり、
教え子が中学校進学後に不適応になっている話等を聞く機会があり、
何かできることはないかと考えるようになりました。

和気町の小中学校には40人前後の長期欠席児童・生徒がいると言われていますが、
町内にはフリースクールなどの代替教育機関が存在せず、子どもたちにとって学校以外の選択肢があまりありません。
これは、都市部と比べると対象者の人数は少なく、事業として成立しづらいことも大きな理由の一つであると思います。
行政支援の一つである適応指導教室では、地域の人材や環境を活かした体験プログラムが実施されていますが、月1回程度に留まっています。

また、地域性から、家の周りに友達がいない、学校が遠いといったケースも多く、
学校に適応できない子どもたちは、より孤立しやすい環境にあると感じます。


一方で和気町は、人口・行政規模もコンパクトで、移住者も多く、多様な人がつながりやすい環境であり、コミュニティの力や可能性がとても大きい地域であると思っています。

そんな和気町だからこそ、地域の誰かだけが背負うのではなく、
行政も含めた地域全体で子どもたちの成長を見守り、育んでいく体制・仕組みができるのではないかと思い、今回の活動をはじめることを決意しました!



―――――――――――――――――――――――――――――――

A 活動を通して、どんな未来・社会を目指していますか?

―――――――――――――――――――――――――――――――


学校に行くことができない子どもたちも含め、すべての子どもが自分らしくいきいきと学び、安心して成長できる町にしていきたいです。

そのためにも、学校教育とは別の教育(+福祉)システムを地域にも構築し、
公的教育機関との連携も図りながら、その取り組みを持続可能な形で継続させていきたいと考えています。

地域に安心して学べる・居られる場所がずっとあることで、
学校教育に馴染めなかった子どもたちも、そこで自信を回復して再挑戦でき、もし失敗してもいつでも安心して戻ってこれる。そんな仕組みを、町の"誰か"ではなく、地域全体で構築していきたいと思っています。

また、この取り組みには地域の多様な大人たちの力も不可欠です。
多くの人をこの教育システムに巻き込んでいくことで、
子どもたちが多様な人や考えに出会えるだけでなく、
地域の人たちにとっても、自分の役割や生きがいを実感することができ、
地域全体のウィルビーイング向上にもつながっていくと信じています。



―――――――――――――――――――――――――――――――

 B 改めて、現在の活動について教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


主に下記3つの活動を実施(予定)しています。

(現在はAがメイン)


@ 興味・関心に応じた個別支援・個別体験プログラム

 児童生徒一人ひとりの興味・関心をヒアリングし、

 個別の体験プログラム(地域の多様な人材と連携)を企画・実施することで、

 不登校や引きこもり状態の児童生徒が、一歩外に出るきっかけづくりを行う。



A 居場所&学習支援

 毎週木曜日に「ふじのUMAYA」の開催。

 地域の人たちも気軽に寄れる場とし、子どもたちが安心できる場所を目指す。

 現在は、1〜2名/回の利用者がいる状況であり、

 今後、学校やSSWへも案内し、必要としているご家庭へ情報を届けていく予定。


IMG_4183(圧縮).JPGIMG_4189(圧縮).JPG
 (写真)訪問日は参加児童 発案のメニューで、
      食材の買い出し&昼食作りが行われていました!


B 多様な大人との交流&ミニ社会参画の機会作り

 地域の大人との交流や社会参画の経験を通じて、

 自己肯定感とキャリア観を育み、将来への意欲を引き出すほか、

 地域内での人間関係やコミュニティの構築につなげていく。

  (活動案)・仕事や活動見学

      ・地域や事業所での小さなお手伝い

      ・地域の多様な大人との気軽な交流会 等




―――――――――――――――――――――――――――――――

C 今後の展望を教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


まずは、学校に行きづらさを感じている子どもたちに、
団体のことや活動(ふじのUMAYA)のことを知ってもらい、
必要な人にこの活動を届けられるようにしていきたいです。

それと同時に、地域の方々もどんどん巻き込んでいきたいですね。
たとえば、ご近所のみなさんに昼食を食べに来てもらうのとかも良いかも。

学校に行きづらい子どもの「まなび」と、
町で働く大人の「しごと」が、
ゆるやかに交わる地域の学び舎であり、
誰でも気軽に安心して集える居場所でもある、
そんな場所を地域のみなさんと一緒に作っていきたいと思っています。

ふじのUMAYAチラシ(noteより).png



―――――――――――――――――――――――――――――――


【 編集後記 】


取材させていただいた日は、小学生の男の子1名(以下、A君)が参加。
この日は午前中から食材の買い出しに行き、
中村さんと藤野民宿の梅村さんと一緒に昼食作りをしていました。

ご飯を作るという体験は他の週でもよく実施されているそうで、
A君も終始楽しそうに周りとコミュニケーションをとりながら、
とても手際よく、中心となって作業を進めている姿が印象的でした。

そして、お昼ご飯もご一緒させていただきました。
エビチリ、はんぺん、サラダ、ご飯、みそ汁、寒天ゼリーと盛沢山きらきら
みんなで食べるご飯は一層美味しかったです!


この日は、中村さんと梅村さんの他にも、地域の大人の方が2名来られており、
子どもたちがそうした方々と一緒に同じ空間で過ごす中で
自然とコミュニティや安心感が生まれていく様子を、実感することができました。

また、参加している子どもたちとは「やりたいことリスト」を話しているそうで、
もうすでに週1回の活動では追いつかないほど企画やアイデアがあるというのにも
驚きました。

A君 「登山してみたい!」
大人A「○○さんが詳しいから今度連れて行ってもらおう!」

A君 「流しそうめんしたい!」
大人B「いいね〜、そういえばこの前、△△の地域でイベントやっている人いたよ!」
大人C「◇◇さん経由で連絡してみよう!」

子どもたちのやってみたい!を聞き出し、
地域の様々な人や資源がその場でつながりアイデアが広がっていく様子が
とてもワクワクして楽しかったですきらきら
参加する子どもや関わる大人が増えれば増えるほど
子どもたちにとっても地域にとっても
たくさんの可能性にあふれている活動だなと感じました。

子どもたちの学び・体験の選択肢を増やすだけでなく、
地域のコミュニティ強化やウェルビーイング向上にもつながる
タマリさんの今後の活動がますます楽しみです!




お忙しい中、取材にご対応いただいた中村さん、梅村さん、活動に来られていたみなさま、ありがとうございました。

とても美味しいお昼ご飯のおもてなしも本当にありがとうございました!


以上、「おかやまSA”NPO”」でした!次回もお楽しみに〜



―――――


みんつくでは今後も

寄付を原資とした助成事業をはじめ、

オンラインも含めたイベントなど様々な機会を提供していきます。

ぜひご参加ください!


みんつくHPはコチラ

http://mintuku.jp/


つなぐ、つたえる、シェアをする



2025年06月11日

【おかやまSANPO 第3弾】川辺復興プロジェクト あるく

今年度よりスタートしました「おかやまSA“NPO”」企画!

本企画では、みんつく事務局長の森田ゆーたろーが、岡山県内のNPO団体の活動に実際にお邪魔し、活動内容や地域課題を深掘りして、みなさんへ発信していきます!



第3回は、

倉敷市真備町川辺地区で地域の復興・防災活動に取り組まれている

「川辺復興プロジェクト あるく」さん!

川辺復興プロジェクト あるく(以下、あるく)さんは、平成30年7月豪雨(以下、西日本豪雨)を機に、その地で実際に被災した有志の方々で立ち上げられた団体です。

倉敷市川辺地区での復興・防災活動の他、全国各地へ、西日本豪雨の経験を伝える取り組みをされています。


現在、クラウドファンディングも実施中!よかったらぜひご一読ください!

▼外部クラファンページ▼(2025年7月13日(日)まで寄付募集中!)

https://camp-fire.jp/projects/844106

(※みんつく割り勘事業ではありません)



今回は、みんつくの赤木 代表理事と一緒に、あるくさんの事務所へお邪魔し、代表の槙原さんへインタビューをさせていただきました!


―――――


1.jpg


訪問日:2025年6月5日(木)

訪問者:赤木(みんつく代表理事)、森田(みんつく事務局長)

場 所:あるく 事務所(倉敷市真備町川辺123-1 メルベーユ103号室)


訪問先:川辺復興プロジェクト あるく

    代表 槙原 聡美 さん


団体関連サイト

H Phttps://aruku2018.org/
Facebookhttps://www.facebook.com/aruku.2018/
Instagramhttps://www.instagram.com/aruku.2018/


―――――――――――――――――――――――――――――――

 活動概要を教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


西日本豪雨の発災から約3ヵ月後の2018年10月に、真備町川辺地区の被災者有志で立ち上げた団体です。
現在は川辺地区在住の23名のメンバーで、"できる人ができるときにできることを”役割分担しながら活動を続けています。

設立から7年近くが経過し、地域の状況や復興のフェーズもどんどん変化していますが、

設立当時から、

・川辺地区の住民が「戻ってきてよかった」と思える町・地域づくり

・今後起こり得る災害に備えて、災害に強い町・地域づくり=「逃げ遅れゼロの川辺地区」

を目指して活動を続けています。

もう二度と、災害で命を失う人や怖い思いをする人を出したくないんです。



2.jpg




―――――――――――――――――――――――――――――――

 @ 取り組む地域課題(活動をはじめたきっかけ)は何ですか?

―――――――――――――――――――――――――――――――


団体設立のきっかけは平成30年7月に発生した西日本豪雨でした。
川辺地区は末政川の決壊により、地区約1,700世帯ほぼ全ての家屋が全半壊となりました。
また、真備町内の災害死者数51名(関連死を除く)のうち6名が川辺地区住民でした。

当時は、地域住民のみんなが被災し、バラバラに生活をしていたので、地域住民がつながりを感じ、生きがいを見つけながら明日を生きる楽しみをもてるようにと、川辺地区の被災者の有志で団体を設立しました。

当初は、川辺小学校を拠点に炊き出しの調整や支援物資の受け入れ・提供、サロン活動など、様々な支援団体やボランティアの力を借りながら、被災者支援に取り組んでいました。



発災からもうすぐ7年。

災害後4年たった頃には、約9割の住民が川辺地区に戻ってきて生活を再スタートしています。その後も、新しく住み始めた住民も増え、いまでは被災前よりも多い世帯が川辺地区で暮らしています。(災害から5年後に被災前と同じ世帯数になり、6年後にはさらに100世帯増えています。)


一見、「復興」しているようにも見えるかと思いますが、地域の方々の中にはいまでも
・雨の音を聞く度に当時のことがフラッシュバックして不安に感じられる方
・当時のことを誰にも話せず、心に抱えたままの方
・当時のことを忘れたくても忘れられない方
もたくさんおられ、地域のみなさんの心の復興はまだまだであると感じています。

また、川辺に新しく住み始めた方々の中には、あの災害を経験していない方もおられます。
そうした方々にも、いかに自分事として地域や防災に関心を持ってもらうかも今後の課題であると感じています。

さらに地域の外へ目を向けると、西日本豪雨のことは年々風化してきています。
全国各地で次々と災害が発生している現在、私たちがこの経験を全国各地、そして次の世代へ伝えていく・残していくことも、私たちの責任であると思っています。



―――――――――――――――――――――――――――――――

A 活動を通して、どんな未来・社会を目指していますか?

―――――――――――――――――――――――――――――――


設立当初から、地域住民のみなさんが「戻ってきてよかった」と思える真備町、川辺地区にしたいという思いは変わりません。

そのためにも、まずはみんなが安心して暮らせる地域であることが大切であると思っています。

日頃から地域の人と人とがつながり、より近い関係性ができていることで、
災害などの非常時に、「助け合いたい」と思える人、顔が浮かぶ人がたくさんいるような地域にしていきたいです。
そのことが、団体の合言葉でもある「逃げ遅れゼロの川辺地区」につながると信じています。



―――――――――――――――――――――――――――――――

 B 改めて、現在の活動について教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


主に下記3つの柱でそれぞれ活動しています。


〇 住民のふれあいやつながり、生きがいづくり

(活動例)

 ◆ 継続的なサロン活動

 小物づくりの会(月2回)、リラックスヨガの会(週1回)など、

 メンバーの強みを生かしたサロン活動を継続的に開催。

 月7〜10回程度の開催で、延べ1300名以上の方にご参加いただいています。


 ◆ あるく通信発行(毎月)



〇 安心なまちづくり(地域防災)

(活動例)

 ◆ 黄色いタスキ大作戦

 西日本豪雨の際、家にいるのか分からなかった、夜で声がかけづらかった

 などの意見が多くあったことを受け、非常時に安全な行動をとり、無事であることを周りに知らせるための「黄色いタスキ」を作成し、川辺地区全世帯に配布しました。

 毎年1回、「黄色いタスキ大作戦」と称し、地区内全員で黄色いタスキを結ぶ安否確認訓練を開催しています。今年で5回目の開催でしたが、参加率は川辺地区まちづくり推進協議会へ加入している町内で約80%、地区全体でも60%を超える方々が参加してくれています。


 ◆ 地区防災計画の策定・配布

 地域内の有志で「川辺ぼうさいチーム」を立ち上げ、地区防災計画を作成・配布しました。地域の方々に読んでもらうため、読みやすさも重視し、レイアウトや情報にもこだわりました。



〇 西日本豪雨の風化防止

(活動例)

 ◆ 防災おやこ手帳 作成・配布

 被災を経験した真備町内のパパ・ママの声をもとに、親子向けの防災手帳を作成し、全国各地へ配布しています。 

 「第1弾 逃げて守る」 「第2弾 備えて守る」


 ◆ 絵本作成 作成・配布

 災害が起きたときにどんなことが起こるのか、どんな準備や対応が必要なのか、

 みなさんに自分事として考えてもらうために絵本を作成しました。

 構成や内容は地域の方々で考え、絵は地域の小学生(作成当時)が担当してくれました。


 ◆くらしきジュニア防災リーダー養成講座
 倉敷市内の小学5年生を対象に、3日間の防災プログラムを実施しています。
 講座では、災害を生き抜く力や知恵を養うため、楽しく学びながら自分事として考えられるプログラムとなるよう工夫しています。
 今年で4回目の開催となりますが、昨年は受付開始日に定員の2倍以上の申込がありました。(今年分も応募締切済)

 ◆ 講演活動、取材対応

 発災からしばらくの間は、遠くにいる川辺の方々にも情報を届けるため、
 メディアからの取材依頼は全て引き受けるようにしていました。
 また、いまでも全国各地から講演等の依頼をいただいています。
 もう2度と水害で命を失ったり、怖い思いをしたりする人がいないよう、これからも私たちの経験や学びを伝えていきたいと思います。

IMG_4060.JPG


―――――――――――――――――――――――――――――――

C 今後の展望を教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


災害から7年。今もなお、団体名に「復興」という文字が入っている意味を考えさせられます。

いつまでこの活動を続けるのか、この活動を必要としている人はいるのだろうか、私たちの役割はなんだろうか・・・などなど。


でも、ここ最近、7年経ったからこそ、見えてくるものや語れることがあるということにも気づきました。


そのきっかけの出来事として、

先日、サロン活動6年目にして初めて、参加者の方が発災当時のことをお話ししてくれたのです。その方はこれまでもずっとお付き合いのあった方でした。


特に災害発生当初の話題は、日頃地域の方同士で話す機会はほとんどなく、多くの被災者の心の中にはモヤモヤしたものがずっと残っています。

それを表出することができたのは、7年という時間だけでなく、その期間に積み重ねてきたつながりや信頼関係による、安心安全な場があったからこそだと思います。


人に伝えられることで、癒されたり、自分の経験を客観視できたりもします。

みなさんの心の復興や地域に住む安心感は、人と人との密な関係性の上にしか成り立たないと改めて実感した出来事でした。


これからも あるく が、

真備町の人たちやイベントに来られる人たちにとって、安心して自分の思いをぽろっとお話しできる、そんな場所・空間でいられるよう、活動を続けていきたいと思っています。




―――――――――――――――――――――――――――――――


【 編集後記 】


 あるく のみなさん自身も被災を経験し、大変な状況の中で、
発災からわずか3か月後に団体を立ち上げ、今日まで、常に地域のことを考え活動を継続されていることの凄みを感じっぱなしの時間でした。

これまで実施されてきたたくさんの企画のお話しを聞かせていただく中で、
全てに共通して感じたのは「地域に住むみなさん(自分たち含む)のため」という強くあたたかい想いでした。

冊子1つ作るのにも、地域の方に手に取ってもらいやすいように、情報が理解しやすいように、と毎週会議を重ね、細部までこだわりを持って作成されています。
黄色いタスキも、誰でも結びやすいように、水害時でも流されにくいように、と様々な素材やアイテムを取り寄せて、試行を重ねたそうです。
事務所の維持は費用もかかって大変だけど、困った時に寄れる"場所"がある、そこに電気がついている、ことが地域の方の安心感につながっているというお話もとても印象的でした。


地域の方々の防災意識やつながりづくりへの寄与ももちろんですが、

何より、 あるく さんのように、地域のことをずっと強く思い、活動を続けてくださる方々の存在が、そこで暮らすみなさんの安心感にもつながっているのだろうなと思いました。


「復興」とは何か、なにがどうなれば「復興」なのか、
という問いの難しさも痛感した取材でしたが、
 あるく さんの取り組みの1つ1つが川辺地域の「復興」につながっていることは間違いありません!きらきら



お忙しい中、お仕事終わりの時間にご対応いただいた槙原さん、本当にありがとうございました。



最後に、冒頭でもお伝えしましたが、現在 あるく さんはクラウドファンディングで絶賛寄付募集中です!

みなさんぜひ、下記サイトもご一読いただき、ご賛同される方はご参画いかがでしょうか!?

▼外部クラファンページ▼2025年7月13日(日)まで寄付募集中!)

https://camp-fire.jp/projects/844106

(※みんつく割り勘事業ではありません)



以上、「おかやまSA”NPO”」でした!次回もお楽しみに〜



―――――


みんつくでは今後も

寄付を原資とした助成事業をはじめ、

オンラインも含めたイベントなど様々な機会を提供していきます。

ぜひご参加ください!


みんつくHPはコチラ

http://mintuku.jp/


つなぐ、つたえる、シェアをする

2025年05月30日

【おかやまSANPO 第2弾】NPO法人 みんなの集落研究所

今年度よりスタートしました「おかやまSA“NPO”」企画!

本企画では、みんつく事務局長の森田ゆーたろーが、岡山県内のNPO団体の活動に実際にお邪魔し、活動内容や地域課題を深掘りして、みなさんへ発信していきます!



第2回は、

「NPO法人 みんなの集落研究所」さん!


主に中山間地域をはじめとした、人口減少や少子高齢化等に起因する課題をもつ岡山県内の地域・集落に対して活動をされています。

通称「みんけん」!

「みんつく」とよく間違われることもありますが、これを機にぜひそれぞれお知りおきください。笑



今回は、「みんけん」さんの事務所移転に伴う「新事務所お披露目会」にお邪魔してきました!



―――――


1.jpg


訪問日:2025年5月28日(水)

訪問者:森田(みんつく事務局長)

場 所:みんなの集落研究所 新事務所

    (岡山市北区建部町福渡947)


訪問先:NPO法人 みんなの集落研究所

団体関連サイト

 H P  :http://npominken.jp/




―――――――――――――――――――――――――――――――

 活動概要について

―――――――――――――――――――――――――――――――


集落(の当事者)による集落のためのシンクタンク


「集落に近い立場で調査研究を行う組織として今とこれからに求められる調査を行い、その結果をもってマッチングやコンサルティング、政策提言を行うとともに、その取り組みを通じてネットワークの構築や人材育成を図ることで、中山間地域及び同様の課題を抱える地域の課題解決に寄与することを目指し、」(HPより引用)

活動をしているNPO法人(2013年4月設立)です。


中山間地域をはじめとした岡山県内の地域・集落の維持と発展を目指し、

主には下記のようなテーマ・事業の調査、政策・計画設計、プロジェクトマネジメント、ファシリテートなどに取り組まれています。


〇地域で暮らす方の生活支援体制づくりの支援

  ・移動や買い物困難者の状況調査や対策

  ・地域包括ケア体制構築のための調査や事業計画支援

  ・子育て教育環境検討

  ・地域支え合いサポーターなどの人材育   など


〇地域の集落機能の維持・発展のための支援

  ・集落機能の見直しのための調査

  ・行事仕訳

  ・取り組み開発のファシリテートなどの個別支援

  ・地域運営組織や小規模多機能自治の制度設計

  ・庁内調整支援   など


〇地域を支える人の育成や支援

  ・地域リーダー育成

  ・相談対応

  ・コンサルティング

  ・集落支援員など地域に係る人材の育成・研修

  ・公民館などの地域拠点人材の研修

  ・継業や移動販売の研究   など



(参考)活動の詳細は下記記念誌にも記載されています!

 みんなの集落研究所 設立10周年記念誌




―――――――――――――――――――――――――――――――

 新事務所について

―――――――――――――――――――――――――――――――


これまで県南(岡山市北区表町)と県北(津山市)にあった事務所が、

それぞれの中間に位置する新拠点(岡山市北区建部町福渡947)に統合されました。


県内各地で、現地に出向いての活動も多いみんけんさんにとっては、

今回、事務所を県内中心部へ移転することによって移動や業務の効率化も図れるとのことでした。


また、代表理事だった石原さんが会長に、県南事務所の所長だった小野さんが専務理事に就任するなど、体制も更新されています。




―――


今回はそんな「みんけん」さんの新事務所お披露目会にお邪魔してきました!


新事務所は国道53号線沿いにあります。

もともと高瀬舟の停留所だった古民家を、今年の4月からみなさんで土間の板張りや補修など手を加えながら準備をされてきたそうです。


IMG_3763.JPG


上写真の入口を入るとすぐ、

みなさんで土間に板張りをされた打合せスペースがあります。

棚にはたくさんの関連資料も並べられており、

あたたかみのある落ち着く空間が出迎えてくれます。


和室や事務所スペースを抜けると、中庭へ。


IMG_3764.JPG


中庭では、高瀬舟のモニュメントや看板がひときわ存在感を発揮しています!

そして、その左側に見える石畳の通路(こちらもみなさんで敷設)を抜けると、

旭川の河川敷へとつながっています。


図1.png


私が到着したときにはすでにたくさんの方で賑わっていました。

目の前が旭川で、自然に囲まれたとても穏やかで美しく、落ち着く空間でしたきらきら

時折、地域の方がお散歩で通られたり、津山線の電車が通ったりするのもまたよきでした。



また、当日は、上山棚田米や岡山の各地の食材を使った食事、飲み物の提供まで。

どれも本当に美味しかったです。


IMG_3768.JPG



―――――――――――――――――――――――――――――――


【 編集後記 】


石畳や床木などの補修もすべて自前でされたとのことで、

地域の空き家の利活用等にも取り組む「みんけん」さんらしさとみなさんの思いが詰まった、あたたかい素敵な事務所でした。

また、もともと高瀬舟の停留所だった建物とのことで、地域のハブ機能を担う「みんけん」さんにピッタリきらきら

お披露目会当日も県内各地からたくさんの方々が集まっていて、地域の美味しいものを食べながら終始盛り上がっていました。


個人的には、専務理事になられた小野さんとは同い年ということもあり、私もますます頑張らねばと、刺激をいただいた1日にもなりました。



みなさまもぜひ、お近くに行く便がありましたらみんけんさんの事務所へ訪ねてみてください!

(今後も事務所をフィールドに改修ワークショップ等もするかも!?とのことでした!)


最後になりましたが、みんけんのみなさま、事務所移転本当におめでとうございました!



以上、「おかやまSA”NPO”」でした!次回もお楽しみに〜


IMG_3766(ブログ用).JPG



―――――


みんつくでは今後も、寄付を原資とした助成事業をはじめ、

オンラインも含めたイベントなど様々な機会を提供していきます。

ぜひご参加ください!


みんつくHPはコチラ

http://mintuku.jp/


つなぐ、つたえる、シェアをする


2025年04月25日

【おかやまSANPO 第1弾】NPO法人 こうのさと

今年度よりスタートしました「おかやまSA“NPO”」企画!

本企画では、みんつく事務局長の森田ゆーたろーが、岡山県内のNPO団体の活動に実際にお邪魔し、活動内容や地域課題を深掘りして、みなさんへ発信していきます!



記念すべき第1回は、

倉敷市玉島でフリースクールの運営や、妊婦さんへの野菜配布等の活動をされている

「NPO法人 こうのさと」さん!

NPO法人 こうのさとさんは現在、2024年度みんつく冠基金「福祉人財育成基金」の助成金も活用し、フリースクール「竹林のスコレー」の中学部設立に向けて取り組まれています。


現在、クラウドファンディングも実施中!よかったらぜひご一読ください!

▼外部クラファンページ▼(2025430日まで寄付募集中!)

https://readyfor.jp/projects/scole-jr

(※みんつく割り勘事業ではありません)



今回は、みんつくの赤木 代表理事と一緒に、フリースクール「竹林のスコレー」の見学と代表理事の片岡さんへインタビューをさせていただきました!


―――――


1.png


訪問日:2025411()

訪問者:赤木(みんつく代表理事)、森田(みんつく事務局長)

場 所:竹林のスコレー(倉敷市玉島陶2970


訪問先:NPO法人 こうのさと 代表理事 片岡 徹也 さん

団体関連サイト

H P    https://konosato.org/

Instagram  https://www.instagram.com/npo.konosato




―――――――――――――――――――――――――――――――

 活動概要を教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


岡山県倉敷市で活動するNPO法人です。

農薬化学肥料不使用で野菜を栽培し、地域の妊婦さんにプレゼントする活動をしています。

また、その活動を通して、平日昼間にお子さんがいるご家庭があることに気づき、不登校児の課題を知ったのがきっかけで、20234月に小中学生を対象としたオルタナティブスクール(フリースクール「竹林のスコレー」)を開校しました。

妊婦さんにお野菜を毎週プレゼントすることで、妊娠期間中の孤立を防ぎ、お母さんを通じてお腹の中の赤ちゃんと関係を結び、生まれる瞬間を関わるみんなでお祝いする、祝福されるまちづくりを目指しています。


2.png




―――――――――――――――――――――――――――――――

 @ 取り組む地域課題(活動をはじめたきっかけ)は何ですか?

―――――――――――――――――――――――――――――――


青年海外協力隊で小児科医としてグアテマラの保健所で活動をしていた際、病気で苦しんでいる人よりも、国際援助で潤沢な資金提供がなされるワクチン接種が優先される現状を目の当たりにした経験から、人の健康や生命よりも経済合理性が重視される社会への違和感を強く持つようになりました。

本来の「大事なものを大事にする」という原点を思い出し、子どもたちの「よりよく生きる」環境を作っていきたいと思っています。そのためにも、特に下記について課題意識を持っています。


○日々の食事や自然体験から培う自然体力(体温や免疫力など)の弱体化

→ 教育や医療も大切だが、その前提として、健康な体を育むことが何よりも大切である。本来は、自然(土や植物、動物など)に触れたり、食べたりすることを通して体力が培われていくものであるが、近年は開発も進み、その機会が大幅に減少している。


○子育てに孤立や不安を感じる親の増加

→ 核家族化や少子化が進み、子育ての悩みで近くに相談できる人や場所が減少している。


○子どもたちの多様な学び場や自己表現の場の不足

→ 現在、小中高生の自殺者数と不登校児童数が過去最多を更新している。

学校、学童、習い事など、子どもたちは常に大人に管理されている環境にあり、安全だが、すべてにルールがあり、同調性や画一的な評価基準による競争などが求められる傾向にある。多様な学び場や自己表現の場が不足していることが、自己肯定感の低下や社会的孤立につながっていると考える。




―――――――――――――――――――――――――――――――

A 活動を通して、どんな未来・社会を目指していますか?

―――――――――――――――――――――――――――――――


「その土地に暮らす人々が 安心安全な食を通じて 新しい命の誕生を祝福し、つながりや連帯を実感できるまちづくり」

を目指しています。具体的には、下記のような地域社会の実現を目指します。


・子どもたちをはじめ、地域のすべての人が自然の中で生きる力を育み、自然に触れたり、色々なものを食べる機会を通して、心身共に健康である状態。


・地域コミュニティを構築することで、誰もが孤立や不安を抱えることなく、子どもを育てる社会基盤の強化。


・多様な価値観を受け入れるコミュニティ形成と、そのコミュニティを通して、公教育だけでない、多様な学びの選択肢が存在する状態


・誰もが、人間の原点である「大事なものを大事に」できる社会。

 子どもたちの「よりよく生きる」を、大人が学び、次世代へつなげていく。


IMG_2999(圧縮).jpgIMG_2990(圧縮).jpg
(写真:スコレーの教室の一部)(写真:畑での活動の様子)



―――――――――――――――――――――――――――――――

 B 改めて、現在の活動について教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


主に下記2事業+1企画を実施しています。


@妊婦さんへ自然栽培の野菜配布

目 的:その土地に産まれる命をその土地に暮らす皆で祝福する文化の醸成。お母さんとのゆるやかな関係性構築による孤立防止、子育て支援。

対象者:倉敷市と近隣の妊婦さん

内 容:農薬化学肥料不使用のお野菜を、登録から産後4回まで継続してお届け。


A竹林のスコレー

目 的:「子どもたち一人ひとりが自分の人生を自分でデザインし、自然の中で培った生きる力を発揮して、仲間と共に新たな未来を切り拓いていく社会」の実現。

対象者:小・中学生

内 容:子どもたちの主体性を重視した、学び場(自然体験や食事、学習、遊びなど)の提供(平日915時開校)。


B倉敷穂井田 竹灯籠まつり

目 的:竹林整備と地域おこし

対象者:地域内外の方どなたでも

内 容:放置竹林の竹を間伐し、竹灯籠にしてお祭りを開催。マルシェやステージ企画も。

(使用後の竹灯籠は燃やして竹炭にし、田畑の土を肥やすため再利用)


IMG_2989(圧縮).jpgIMG_2998(圧縮).jpg
((写真:スコレーで飼育されている鶏))(写真:竹にデザインされたスコレーロゴ)



―――――――――――――――――――――――――――――――

C 今後の展望を教えてください!

―――――――――――――――――――――――――――――――


まずは、利用者や継続的な支援者、仲間を増やして、収入面でも自走できる体制をつくっていきたいです。

その上で、耕作放棄地の新規開拓等もしながら、スコレーでの給食食材の時給などを拡充していくことで、妊婦さんへの安定した野菜配布や子どもたちの学びの充実にもつなげていきたいと考えています。

また、こうした取り組みや考えをもっと世の中に広げていくために、認定NPO法人の取得や地域通貨の導入、山村留学、海外向けのエデュケーショナルツーリズムなんかもやってみたいですね。


IMG_3011(圧縮).jpgIMG_3004(圧縮).jpg
(写真:敷地内にあるスコレーパーク)(写真:教室内の掲示物)




―――――――――――――――――――――――――――――――


【 編集後記 】


竹林のスコレーでは、子どもたちの活き活きとした表情がとても印象的でした。

外作業の時間になると、子どもたちは一斉に外へ駆け出し、誰から指示されるでもなく、それぞれが鶏舎や畑の方へ行き、餌の準備や、小屋の掃除、種まきなどを始めます。周りの大人にたくさん質問もして頼りながら、自分たちで考え、主体的に動いている様子をみて、早速「竹林のスコレー」の本質に触れることができた気がしました。

また、田んぼや畑、鶏、ピアノ、竹灯籠、スコレー修繕などなど、それぞれの活動には地域の方々が技術や知恵を教えに来てくれているそうです。子どもたちにとって多様な大人と関わる機会になることはもちろん、地域の方にとっても、子どもたちに自分の経験を伝えられる、嬉しく貴重な場になっていることも分かりました。(取材の日も、スコレーのスタッフの方々とは別で、地域の方が畑で小道具の準備や子どもたちへのアドバイス等をされていました。)

昔の日本ではこうして、日々の生活の中で自然と地域のつながりができていたんだろうなぁと、納得の瞬間でした。


片岡さんをはじめとするたくさんの方々の熱い思いのもと、学校に行くことが全てではない、子どもたちの新しい選択肢として、そして子どもや若い世代を育てる地域の基盤作りとして、魅力と可能性が詰まった空間で、ワクワクしっぱなしの時間でしたきらきら

こうのさとさんのこれからますますの発展と、子どもたちの成長が楽しみです!


あたたかく迎えていただいた、片岡さん、こうのさとのみなさん、ありがとうございました。



最後に繰り返しになりますが、現在こうのさとさんはクラウドファンディングで絶賛寄付募集中です!

みなさんぜひ、下記サイトもご一読いただき、ご賛同される方はご参画いかがでしょうか!?

▼外部クラファンページ▼(2025430日まで寄付募集中!)

https://readyfor.jp/projects/scole-jr

(※みんつく割り勘事業ではありません)




以上、「おかやまSA”NPO”」でした!次回もお楽しみに〜





―――――


みんつくでは今後も

寄付を原資とした助成事業をはじめ、

オンラインも含めたイベントなど様々な機会を提供していきます。

ぜひご参加ください!


みんつくHPはコチラ

http://mintuku.jp/


つなぐ、つたえる、シェアをする